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『奥村愛 ヴァイオリン名作コレクション2006~冬』

昨日は和光市民文化センター(サンアゼリア)へ。今月は毎週コンサートへ足を運んでいるが、こういうのもタイミングというかめぐり合わせである。どんなに近場でお目当ての人のコンサートが開かれようと、現状だと平日は無理。上手い具合に土日や祝祭日に当たってくれないと涙を呑むことになるのだけれども、今月は幸運に恵まれている。

『奥村愛 ヴァイオリン名作コレクション2006~冬』_e0033570_7103337.jpgさて、彼女のコンサートへ行くのはこれが2回目だが、いつもながら思うのは、この人って写真写りが悪いなあということ。苦手なんだろうか。実物の方が遥かに美人である。ま、演奏には直接関係ないので置いておくが。

昨日のプログラムは1部がマスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲」に始まり、ラフマニノフの「ヴォカリーズ」、モンティ「チャールダーシュ」、クライスラーから「レスタティーボとスケルツォカプリス」、「愛の悲しみ」、「ロンドンデリーの歌」の3曲、そしてヴィエニアフスキの「モスクワの思い出」。
2部はロッシーニ作曲/シュルツ編曲の「ウィリアム・テル」で幕を開け、以後ジョン・ウィリアムスの「シンドラーのリスト」、黒人霊歌の「アメイジング・グレイス」、ジョプリン/パールマン編で「エリート・シンコペーション」と「ラグタイム・ダンス」、最後はワックスマンの「カルメン幻想曲」。
なお、アンコールにはエルガーの「愛の挨拶」を演奏してくれた。

知らない曲は殆どなく、そして大好きな曲が一杯という構成だったので大満足だったが、特に印象に残ったのは「ウィリアム・テル」序曲。あの有名な曲を、珍しやヴァイオリンとピアノだけで演奏するのである。なんでも昨年秋にオランダへ旅行した際に、市場で売られていた古い楽譜の中から見つけたものだそうだが、もしかすると本邦初演だったりして? これは是非にも次回作のアルバムに収録して欲しいものだ。

ただ、残念だったのは客席がガラガラだったこと。
といっても400人以上は入っていたのだと思うが、サンアゼリアの大ホールは1階だけで800席以上あるので、2階席含めてしまうと大半が空席という状態。小ホールなら300席くらいなので満員札止めになるのだが、う~ん、難しいところだ。この会場でのコンサートは3回目か4回目くらいのはずなので、地元の人への知名度が低いとも思えないのだけれども。
既に来年3月に再度こちらでのコンサートが決まっているのだけれども、大丈夫かなぁ。残念ながら平日開催なので行かれそうもないのだが・・・。
by odin2099 | 2006-11-19 07:11 | 音楽 | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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