『奥村愛 ヴァイオリン名作コレクション2006~冬』
2006年 11月 19日

昨日のプログラムは1部がマスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲」に始まり、ラフマニノフの「ヴォカリーズ」、モンティ「チャールダーシュ」、クライスラーから「レスタティーボとスケルツォカプリス」、「愛の悲しみ」、「ロンドンデリーの歌」の3曲、そしてヴィエニアフスキの「モスクワの思い出」。
2部はロッシーニ作曲/シュルツ編曲の「ウィリアム・テル」で幕を開け、以後ジョン・ウィリアムスの「シンドラーのリスト」、黒人霊歌の「アメイジング・グレイス」、ジョプリン/パールマン編で「エリート・シンコペーション」と「ラグタイム・ダンス」、最後はワックスマンの「カルメン幻想曲」。
なお、アンコールにはエルガーの「愛の挨拶」を演奏してくれた。
知らない曲は殆どなく、そして大好きな曲が一杯という構成だったので大満足だったが、特に印象に残ったのは「ウィリアム・テル」序曲。あの有名な曲を、珍しやヴァイオリンとピアノだけで演奏するのである。なんでも昨年秋にオランダへ旅行した際に、市場で売られていた古い楽譜の中から見つけたものだそうだが、もしかすると本邦初演だったりして? これは是非にも次回作のアルバムに収録して欲しいものだ。
ただ、残念だったのは客席がガラガラだったこと。
といっても400人以上は入っていたのだと思うが、サンアゼリアの大ホールは1階だけで800席以上あるので、2階席含めてしまうと大半が空席という状態。小ホールなら300席くらいなので満員札止めになるのだが、う~ん、難しいところだ。この会場でのコンサートは3回目か4回目くらいのはずなので、地元の人への知名度が低いとも思えないのだけれども。
既に来年3月に再度こちらでのコンサートが決まっているのだけれども、大丈夫かなぁ。残念ながら平日開催なので行かれそうもないのだが・・・。