『スター・ウォーズ／師弟のきずな』＜ジェダイ・クエスト＞２ ジュード・ワトソン

オビ＝ワン・ケノービとアナキン・スカイウォーカーは、訓練のために惑星ラグーンへと向かった。これは師弟が組んでもう一人のジェダイを追跡するというもので、訓練を通じて師弟の絆を強めるという目的で行われるのだが、オビ＝ワンとは既に強い絆で結ばれていると思っていたアナキンには、何故今になってオビ＝ワンがこの訓練を行おうと考えたのか理解出来ずにいた。そしてまた、早く重要な任務に就きたいと思うアナキンにとって、訓練は退屈なものでしかない。ところが訓練中、二人は次々と危難に見舞われる。そして、二人を狙う賞金稼ぎが姿を現したのだった・・・！

ジュニア・ノベル＜ジェダイ・クエスト＞シリーズの２巻目。前作『冒険のはじまり』とは直接繋がっていないが、アナキンは同じ１４歳ということで時間経過はそれほどないと思われる。
オビ＝ワンは、自分が亡き師クワイ＝ガン・ジンのようにアナキンを教えているのかに悩み、アナキンはオビ＝ワンが自分を信頼してくれないことに悩む。お互いを思いながらも、心のすれ違いを繰り返すオビ＝ワンとアナキンが哀しい。後の悲劇を知るだけに、だが。