『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐』(1983)
2006年 11月 21日

「エピソード4」では反乱軍が帝国に一矢を報い、「エピソード5」では一転して帝国軍が反撃に徹して反乱軍は追いつめられ、そしてこの「エピソード6」では題名から察するに、再興されたジェダイ騎士団が立ち上がり、遂に帝国にとどめを刺す――そういうお話だと思っていたものだ、製作が発表された時には。
ところが出来上がった作品は、壮大な作品世界を完結させるにしては些か風変わりなものになっていた。風変わりという表現では足りないかもしれない。なんせそこに描かれていたのは、なんと熊ちゃんが銀河を救うというお話だったのだから。
この熊ちゃん、もといイウォーク族は、惑星エンドアの衛星に住む原始的な生物。紆余曲折あって知り合ったレイア姫を手助けして帝国軍と戦うのだが、このハイテクとは無縁の森の住人の強いこと強いこと! もし彼らがいなかったら、反乱軍は殲滅させられていたこと間違いなし、というとんでもない存在なのだ。当初からルーカスには、原始的な存在が帝国を打倒するという構想があったようだが(その名残がチューバッカである)、そのあまりの大活躍の前にはその他の出来事が全て翳んでしまった。

後の<特別篇>やDVD化の際の再改訂版では、首都惑星コルサントなど銀河を挙げてのお祭りムードへとスケールアップさせたものの、既に小説やコミック版ではルークたちの冒険はまだまだ続いている。それを考えるとまだまだ。出来得れば「エピソード7」以降(という形でなくても良いが)の映像化を、何とか実現させて欲しいと切に願う。

スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還 yahoo 、まだ「復讐」になっているわね。 とうとう、最後になってしまいました。 3と対応している点は、、またアナキンがやられます。それから、チューイが、ターザンやっていますた! これは、びっくり!忘れていたのか....... more

1983年:アメリカ 監督:リチャード・マーカンド 出演:マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー、デビッド・プラウズ、ピーター・メヒュー、アレック・ギネス、アンソニー・ダニエルズ、ビリー・ディー・ウィリアムズ 、フランク・オズ ジャバ・...... more

ちなみにフィナーレも特別編ではなくて、オリジナルの方の音楽のが好きです(細かい・・・)
私もこれ以降の続きが見たいです!!
というファンの解釈もあるんですけど、さて?
<特別篇>で差し替えられた終曲は、随分大人しいメロディなんですよね。
オリジナル版の方がお囃子みたいで、お祭りムードが味わえるのはこっちかなぁ。
でももうちょっと格調高く(?)終ってほしかったとも思いますが(苦笑)。
小説版では『バクラの休戦』が、ほぼこのラスト・シーン直後から始まります。
映画の余韻を楽しみたい人には向きませんが、その後の彼らが気になる、という人ならば一読の価値はあるかと思いますね。
ただ、やっぱり映像で観たいですね、映画じゃなくても良いから。
かつてのオビ=ワンくらいの年齢になったルークが、若きジェダイを導くのが「エピソード7」以降だと言われていた時期もありましたし、実際ルーカスはマーク・ハミルに話を持ちかけたこともあったそうで。
『ジェダイ~』の頃は32歳くらいだと思いますので、まぁ年齢相応なのかなとも思いますけれど、劇中での時間経過が描かれていないだけにちょっと不自然な感じもあります。
それに事故で顔面に大怪我を負って整形手術をした関係で、2作目以降は顔つきが変わっちゃったせいもあるのかも知れませんが。