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『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984)

『レイダース/失われた≪聖櫃≫』の続編――ではなく、『レイダース』の一年前、1935年を舞台にしたインディアナ・ジョーンズ教授の大冒険第2弾。
余談だが、「インディ・ジョーンズ」という日本語表記が使われるようになったのはこの作品から。
「インディ」は愛称で、「インディアナ・ジョーンズ」がフル・ネームという強い拘りがあるので、未だにこれには馴染めなかったりする。

いきなりオープニングで「エニシング・ゴーズ」が流れた時は映画を間違えたかとビックリしたが、ジェームズ・ボンドばりに白のタキシードに身を包んだインディが現れるとたちまちアクション映画へ。
「007」映画の監督をやりたかったスティーブン・スピルバーグに、もっと良いアイディアがあるぜ、と「インディ」の企画を持ちかけたジョージ・ルーカスだったが、結局は二人とも「007」をやりたかったのだろう

『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984)_e0033570_18203738.jpgこのオープニングからして前作とは雰囲気が随分違うが、本編も前作同様のものを期待すると裏切られる。
とにかく暗いのだ。
ルーカス&スピルバーグとは思えない残酷描写もあって、本国ではレイティングが問題になってしまったくらいである。
トラブルに巻き込まれた形のインディは終始受け身であり、サラーもブロディもマリオンも、前作と共通するキャラクターは一切登場せず、大学で教えるシーンもないために、せっかくの二面性(大学教授にして冒険家)も活かされないまま精彩を欠き、新ヒロインのウィリーもただうるさいだけの足手まとい(兼お笑い要員)。
インディの相棒ショーティも一見目立っているようで実は物語上役立っていないし、対する悪役が邪教集団というのも前作に比べるとスケール不足。
この手の作品をよく<ジェット・コースター・ムービー>などと称し、実際にこの映画にはジェット・コースター(もどきのトロッコ)に乗るシーンもあるのだが、そのスピード感も同時期にスピルバーグの弟子筋のロバート・ゼメキスが監督した『ロマンシング・ストーン/秘宝の谷』に軍配が挙がってしまう有様。
なんとなく無理矢理作りましたという感じがしてしまうのだが…。

今回はやっと買ったまんまだったDVD版を観たけれど、目立った手直しはナシ。
しかし吹替版は微妙。
以前にビデオで出ていたものと同じでインディの村井国夫は文句なしだが、ウィリーの吉田理保子とショート・ラウンドの野沢雅子は浮きすぎである。
いや、二人ともベテランなので上手いのだが、それ故にキャラクターにというか、元の役者に合ってないのだ。

Commented by soratuki at 2006-11-27 21:02
おじゃまします(^-^)/ この度はTRBありがとうございました♪
インディーシリーズ、個人的には好きなシリーズです。
今では、クリアでもっと規模のデカいセットとか撮影技術を
見る事が出来ますが、この作品公開の時
広告を見て(トロッコとか神殿とかの場面だったと思います)
スケールの大きさに驚いたのを憶えています。
今では、もっとすごいシーンが当たり前の様にみれるんですよねぇ~
時代ってながれてるんだなぁ~と思いました。^^;
こちらからもTRBさせていただきます♪
Commented by odin2099 at 2006-11-27 23:12
有難うございました。
この2作目、凄く期待していたんですが、自分の好みとは大違いだったのでガッカリしてしまいました。
この頃は『トワイライトゾーン』とか『グレムリン』とか『グーニーズ』とか、スピルバーグ印がいずれも期待はずれだったので余計・・・。
その反動からか、3作目は大好きなんですが(苦笑)。
Commented by chibisaru at 2007-07-16 14:25
とっても情けないレビューにコメントよせてくださってありがとうございます(^o^;
なんだかねぇ・・・出てきた中国人の男の子は覚えていたのにあとは、すっかり記憶から抜け落ちちゃってたという情けなさで・・・
こちらのレビューを拝見して、あ、そういえばトロッコに乗ってるシーンあったあった!と思い出すくらい(苦笑
白いタキシード着て、シャンハイかどっかのダンスを見せる飲み屋のようなところに出没するんでしたっけ?徐々に記憶が蘇ってきたかも・・・・(笑)
敵のアジトで別々の部屋に入れられて、あなたが来るんでしょお前が来るんだろとかやってたのは、この話?だとしたら、007を髣髴とさせるのもよくわかるような気が・・・すみません、やっぱりウロ覚えです(苦笑
Commented by odin2099 at 2007-07-16 23:00
あの少年、キー・ホイ・クァンはスピルバーグ製作の『グーニーズ』にも出てましたけれど、その後ジョナサン・キーと名を変え、更に現在ではジョナサン・キー・クァンとして主に製作スタッフとして活躍してるらしいですね。

しかしこの作品、あんまり印象に残らないのも仕方ないんじゃないかと思います(苦笑)。
誉めてる人も少なくないんですけれど、その人たちの気が知れない(爆)。

インディとヒロインのウィリーが、お互いに自分の部屋に来るだろうと意地を張り合うシーンがあるのはこの作品です。
あれはちょっとした見せ場かも。
Commented by ゆかりん at 2008-06-12 12:51
このシリーズを初めて観たのがコチラだったんですが、今観ると007っぽい感じがチラホラ出てましたね~
今回おさらいのために日本語吹き替えで見直したのですが、吉田理保子さんと野沢雅子さんはうまいのですが違和感がありました。な~んか浮いてましたよね。かえってベテラン過ぎたのが良くなかったのか・・・どうなんでしょー。
Commented by odin2099 at 2008-06-12 21:30
>ゆかりんさん

やっぱりこの吹替キャスト、ちょっと微妙ですよね。
TV放映版では藤田淑子&田中真弓、あるいは小宮和枝&矢島晶子という組み合わせがあるんですが、そちらの方が良かったような・・・?
Commented by ゆかりん at 2008-06-13 12:42
藤田淑子さんと田中真弓さんがいいなぁ~。いろんなバージョンでも観てみたくなりました。ビデオテープ・・・捨てちゃったんですよねぇ。
Commented by odin2099 at 2008-06-14 01:17
理保子さんも野沢さんも、別のキャラクターのイメージが強くて・・・(苦笑)。
昨日の「金曜ロードショー」は藤田さんと田中さんのヴァージョンでしたね。
チラホラ観ていただけですが、こちらの方がすんなりと観て(聴いて)いられました。
by odin2099 | 2006-11-23 18:20 |  映画感想<ア行> | Trackback(12) | Comments(8)

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