『ロード・オブ・ザ・リング』(2001)
2006年 12月 12日
最近の作品であるし、3時間近い超大作なのだが、気が付くとかなりのハイペースで繰り返し観ているお気に入りの作品だ。
熱心な原作ファンからは、ストーリーの改変に対して不満の声も寄せられたが、文庫本にして4冊もの分量を大胆に刈り込んではいるものの、単なるダイジェストにしてはいない構成の手腕は評価して良いだろう。むしろ親切に伏線を張るなど、原作以上に判りやすくなっていると言っても良いかも知れない。
もっとも、人気キャラクターの出番が丸ごと割愛されたり、逆に原作では殆ど活躍の場が与えられていないキャラクターに重要な役割が与えられたり、今後の展開への布石となる部分がバッサリ抜け落ちていたりと不満がないわけではなく、初心者には付いて行き易い反面、中上級者には物足りないというか、不安を覚えさせる部分もなきにしもあらず。
ただそれもこれも、これだけの規模で、これだけの説得力を持って、この「映像不可能と言われた」ファンタジー作品をスクリーン上に描き出したという事実の前には、多少は目をつぶっても良いと思わせるだけのものはある。
あからさまに「続く」という形で終る作劇は、単独の映画作品としては評価の対象外と言わざるを得ないのだが、三部作が無事に完結した今では、見事に導入部としての役目を果たしていたことは評価して良いだろう。
なお、後に削除されたシーンを追加し、或いは差し替えた長尺版である<スペシャル・エクステンデッド・エディション>もリリースされているが、単純に両方を比較すれば<SEE>を観た後では劇場公開版は物足りなく感じられる。どちらかをと問われれば(特に初見の方には)<SEE>を奨めるが、ではこの劇場公開版が著しく完成度が劣るのかというとそうではない。
より深く作品世界を味わうには<SEE>だが、一本の映画として凝縮されているのが劇場公開版と言うことになるだろうか。結局のところ優劣を競う問題ではなく、どちらを選ぶかは各人の好みの問題ということになるだろう。
おおはまり、妄想爆発。 ロードショーは2回見に行って、DVDはコレクターズとエクステンディッドの両方買ってオーディオコメンタリーも全部見て…。 原作の存在はむか~しから知っていたが読まないまま放置。映画も、新聞広告の写真がイケてなかったので見る気なかったのだが、友達に誘われて…はまった! ちなみに、一緒に見に行った♀6人はアラゴルン派とレゴラス派に分かれた。こっそりガンダルフ派というのもいたりしたが…。 世界にはまりたい人にお勧め。 アラゴルンがヴィゴでよかった。(アラゴルンじゃないときのヴィゴは...... more
製作:ピーター・ジャクソン 、バリー・M・オズボーン 、フラン・ウォルシュ 監督:ピーター・ジャクソン 脚本:ピーター・ジャクソン 、フラン・ウォルシュ 、フィリッパ・ボーエンズ 出演者:イライジャ・ウッド 、ヴィゴ・モーテンセン 、リブ・タイラー 、イアン・マッケラン 、ケイト・ブランシェット 、クリストファー・リー 、イアン・ホルム 、ショーン・アスティン 、オーランド・ブルーム 2001年 アメリカ やっと見ました。笑 レンタルは借りられっぱなしで、機会がなかったんですも...... more
ボロミアはなぜ死ななくてはならなかったのか。ゴンドールの首都ミナス・ティリスの部隊ホワイト・タワー指揮官、ボロミア。しかし彼は、そのタフな外見とは反対に繊細で、良くも悪くも「誰より人間らしい」男でした。その屈託のない笑顔と、勇敢さの裏の「人間としての弱さ」。強ければ強いほど、明るければ明るいほど、その「弱さ」が引き立つ、そのために彼は物語上重要な「人間の弱さ」を象徴するものとして、死ななくてはならなかったのではないでしょうか。... more
劇場へ観に行きましたが、やっぱもう一度観たいでしょ。 ってことで借りましたが、やっぱり最高。 私はこの続きを全く知らないので、次作がホント楽しみ。・・・ガンダルフが生きているとか何とか。 ... more
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2001年:アメリカ 原作:J.R.R.トールキン 監督:ピーター・ジャクソン 出演:イライジャ・ウッド、ヴィゴ・モーテンセン、リブ・タイラー、イアン・マッケラン、ケイト・ブランシェット、クリストファー・リー、イアン・ホルム、ショーン・アスティン、オーランド・ブ....... more
ついに見ました【ロード・オブ・ザ・リング】 あれほどの話題作なのに今まで毛嫌いしていました。 その理由・・・まず上映時間が長い。 以前の私は映画は2時間以上でもう見る気がしなかった。 登場人物が多そう。 外人は顔の区別がよくつかない上に名前が覚えにくい`..... more
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ロード・オブ・ザ・リング ~The Lord of the Rings:The Fellowship of the Ring~ 監督: ピーター・ジャクソン 出演: イライジャ・ウッド、ヴィゴ・モーテンセン、オーランド・ブルーム 公開: 2002...... more
3時間を越す大作は観るのにも気合が入ります。(笑)
原作は文庫本を全巻読みましたが、主役は・・・と感じました。
一度3作品を一挙にまとめて観たことがあるんですけれど、流石に疲れました。
でもあんまり間隔を空けるのもどうかと思いますので、3連休か何かの時に一日一本ずつ見るか、さもなければせめて3週連続で週末に見るか、そんな感じが良いんじゃないかと思います。
是非、残りの2本もご覧下さい。
あと、今回見直したのは<コレクターズ・エディション(CE)>ですけれど、本来は<SEE>が望ましいですねぇ。
結局、またTB制限入れてしまってすみません。右手が腱鞘炎になりかけてやむなく入れてます。症状が和らいだらまたはずそうと思っているんですけど、毎日使ってるからなかなか治りません。
さて、この作品ですが、キャラクターが魅力的に描かれていて、続きはどうなるんだろうとワクワクした余韻が残って良かったと思います。
機会があったら<SEE>を見てみたいです。
自称指輪オタクの私としましては、「待ってましたぜExcaliburさまっ」といったところ(笑)。SEE版3部作コレクターズボックスを何回見たか(涙)。よっぽどひまなのかしら私。
おっしゃるように、長い原作をまとめるにはいろいろと削らねばいけません。が、あの規模であれなら許せる、と言わせる圧倒的ボリュームと、VFX、俳優陣ですね。最初見たときは、ホビットが本当に小さく見えるのが不思議で不思議で・・・(笑)。
RTBさせていただきます。2作目3作目のレビューもお待ち申し上げております!!
TBありがとうございました。
うう、すみません。
私は、こういう作品はやっぱダメダメで、30分が限界でした。
ということなので、こちらからのTBは控えさせていただきますね。
<CE>でのイッキミはやったことがあったので、今年は<SEE>でのイッキミを実現したかったのですが、どうも無理そうです。来年はやってみたいですね~。
最初<SEE>を観たときは、<CE>は不完全版なのか?!と思ったものですが、何度か見比べてみると、それぞれが別物としての良さがあるんだなあと思えるようになりました。
でも、どちらかと言われれば、やっぱり<SEE>になってしまいますね。
そちらのようにアクセス数の多いサイトですと、迷惑TB&コメの数も半端じゃないでしょうね。
本当に困ったものです。
<SEE>は是非ともご覧下さい。
キャラクターの幅が、より広がってきますので。
ホビットが小さく見えるのは合成なのかと思っていたら、そうではないみたいですね。
遠近法を使ったり、後姿や遠景では体の大きい人や、逆に子供を使ったりして工夫しているのだそうで。
2作目、3作目及び<SEE>の三部作に関しても、既にメインサイトの方では感想をupしているのですが、また近いうちに見直して、こちらにも再度コメント入れたいな、と思っております。
原作も勿論読みましたが、どちらかというと原作よりも映画版の方が好きかも(苦笑)。
みんながみんな同じ意見じゃつまらないと思います。
だからこそ、そちらにもお邪魔させて頂きましたので、その点はお気になさらないで下さい(笑)。
誰にでも苦手なジャンルはありますし、この長さがダメだという人もいますからね~。
反対に、もっと長くても良い!という人もいるわけですが(苦笑)。
でもこの作品は耐えられました。
それだけ自分好みの作品だったということなのでしょう。
オペラ、今年こそは、と思っていたのに・・・。
来年こそチャレンジしたいな♪
・・・といっても先ずはDVDで(苦笑)。
その甲斐あって、個人的にはこの一作目がお気に入りですね。ストーリー展開といい、テンポといい、映画としての完成度はかなり高いような気がします。
壮大さにかけては、続編二作には敵わないでしょうけど。っていうか、個人的にはあとの二作は壮大になりすぎちゃってどうも、、、。巷では「王の帰還」が一番評価が高いみたいですけどねw
自分も三部作の中では、この「旅の仲間」が一番好きですね。
色々な面でバランスがよく取れていると思いますし。
「二つの塔」も「王の帰還」も暗くて重たいし・・・。
でも、あくまで3本まとめて一つの作品、そう思います。
今度は是非<SEE>で3本観てください。
そういえば今度BSで、「王の帰還<SEE>」放送しますね~。
この!マークの多さから感激をお察しください!
待ってました、エクスカリバーさんの指輪up。嬉しいです。
原作ファンとして、この映画が続々と公開されたあの数年間は「悲しみも喜びも幾歳月」のような日々でした(笑)
確かに問題も多く「あんぎゃー」と叫ぶこともありましたが、やっぱり映像化してくれたPJたちに感謝しています。
第1部=Fotr は、SEEがいいですね。カットされた部分はあったほうがいい部分でした。
しかし第2部=TTT、第3部=Rotkになると、SEEはあればわかるけれどなくても大丈夫な部分が多かったです。もちろん、ストーリーの流れとして、ですが。
原作ファンとしてはあの場面を見たい♪という思いでSEEを見るわけですが(笑)
ちなみに、私は公開版、SEEの日本版全部とイタリア語版の第2部、第3部SEE、フランス語版の公開版全部をもっています・・・
これに関しては、立派にオタクです♪あはは・・・
原作は映画公開前に駆け足で読んだのですが、そのせいか映画版の方がすんなりとお話に入っていけました。
トム・ボンバディルの割愛は残念でしたけれど、一本の映画としてまとめるには致し方ないと納得しました。
それでもガラドリエルからの贈り物がカットされちゃったりするのを見ると、第二部以降は大丈夫かなぁ、なんて心配してしまいましたが(<SEE>では無事に復活)。
第二部と第三部は、確かに劇場公開版の方がまとまりは良いように思えます。
ただどちらも<SEE>ではファラミアが復権しているんですよね。
公開版だとファラミアが割を食っちゃってる感があるので、やっぱり<SEE>の方が良いなぁ。
『ホビットの冒険』映画化も難航しているようですが、是非PJの監督で見たいですね。
>原作同様に「旅の仲間」の副題を持つが、どういう訳か邦題からは削られてしまい、これではあたかも全篇を映像化したかのようで
本当ですよね。原題にはちゃんと副題が付いているのに…。
でも、きっと公開時は、3部作だと発表されていたんですよね?
私は、全くのノーチェックだったので、すっごくいいところで
プツリと終わってしまってビックリした覚えがあります(^_^;)
だから尚更きちんと「1作目」と謳って欲しかったんですがねぇ。
ヒットしたら続編作る、というスタンスとは違うんだから。
反対に『ナルニア国物語』はちょっとドキドキしました(苦笑)。
あちらは逆に原作にはない「第1章」という文句を入れてしまったんですが、その時点でシリーズ化は最終決定してなかったからで、結局はめでたく「第2章」も製作中となりましたが、はたして今度は「最終章(=第7章)」まで完走出来るかしらん?
あんまり憶えてないあたしにとっては丁度いい感じの映画でした。
でも、初級者から上級者まで楽しめるってのは難しいですよね。
まぁそこを目指せたらいいんでしょうけどね。
勿論細かいキャラクターの設定だとか、そういう部分は原作読んでないとわからないことも多いですが。
でも両方を比較すると、映画の方が楽しめたかも知れません。
罰当たりですか?(苦笑)