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『007/ゴールデンアイ』(1995)

『007/ゴールデンアイ』(1995)_e0033570_6261360.jpg007と006はソビエト軍施設に潜入するが任務は失敗、006は敵の凶弾に倒れた。
そして9年後、ロシアの宇宙兵器管理施設が国際的犯罪組織<ヤヌス>に襲撃され、極秘兵器”ゴールデンアイ”のコントロールキーが奪われるという事件が起こり、ボンドは<ヤヌス>に接触するべく行動を開始する。しかしその<ヤヌス>のボスは、意外な人物だった・・・。

訴訟問題に巻き込まれ、6年もの間製作を中断せざるを得なかった「007」シリーズ。その間には『リーサル・ウェポン』シリーズや『ダイ・ハード』シリーズなどのライバル作品がヒットし、既に「007」は過去のものと看做されがちだったが、見事にシリーズは復活を遂げた。
中断期間にシリーズ降板を表明したティモシー・ダルトンに代って5代目ボンドを襲名したのはピアース・ブロスナン。メル・ギブソンやエディ・マーフィー、シャロン・ストーン(!)らの名前が取り沙汰されたこともあったが、結果的に収まるべきところへ収まったという感じである。

『007/ゴールデンアイ』(1995)_e0033570_6263491.jpgルックス的にはロジャー・ムーアに近い甘さを持っているが、俊敏な、プロフェッショナルらしい身のこなしはジョージ・レイゼンビーやティモシー・ダルトンを凌ぎ、時にはショーン・コネリーやダルトン並みのハードな側面を見せる、という具合に、ブロスナンは歴代4人の長所を併せ持ったかのような存在。そのバランスにおいて、ブロスナンこそ最高のボンド役者だと言っても良いかもしれない。
ただ唯一の欠点は声。コネリーもムーアもダルトンも、張りがある美声の持ち主だったが、ブロスナンの声は彼らに比べるとか細くて締りがない。「マイ・ネーム・イズ・ボンド、ジェームズ・ボンド」のお決まりの名乗りも今ひとつ決まらない。

今回のボンド・ガールは二人。ボンドに協力するロシアのコンピューター・プログラマーがイザベラ・スコルプコ、そして<ヤヌス>の殺し屋がファムケ・ヤンセン。最初に観たときはイザベラ・スコルプコの美しさに惹かれたものだが、何度か観直しているとファムケ・ヤンセンの方が魅力的。その後の活躍も大違いだ。
そして今回のキーとなるキャラクターが006ことアレックス・トレヴェルヤン。演じているのは『パトリオット・ゲーム』で注目されたショーン・ビーンで、『ロード・オブ・ザ・リング』以降はすっかり大物スターの風格を漂わせる彼だが、この頃はまだ若さというか軽さが残り、貫禄に欠ける面があるのは否めない。その反面、冒頭やクライマックスのアクション・シーンでの説得力は抜群で、ボンドと同等か或いはそれ以上の実力の持ち主であることが充分描かれている。
Commented by xiumei at 2006-12-14 23:00
TBありがとうございました。こんな時期に、こんな時期はずれの007の記事をUPするとは、お互い物好きというものでしょうか(笑)
Commented by odin2099 at 2006-12-14 23:15
コメント、有難うございます!
シリーズ最新作が公開されているのですから、旬なのです♪
・・・と思うことにしましょう(苦笑)。
Commented by jh7hhn at 2006-12-15 10:54
私も先日見ましたよ~ん。
Commented by odin2099 at 2006-12-16 09:53
この作品での、ブロスナンのきびきびした動きは良かったです。
Commented by crann at 2006-12-22 11:27
ショーン・ビーンファンとしては、見ておかなくちゃいけないでしょうね(笑)
風邪から復活しつつありますが、映画はまだ無理そうです。おうちDVD
で盛り上げます(笑)
Commented by odin2099 at 2006-12-23 16:19
crannさん、いらっしゃいませ。
体調は如何ですか?
・・・と尋ねている当人も、あんまり元気とは言えない状態ではありますが(苦笑)。

それはさておき、作品の出来不出来、好き嫌いは別にしても、これはメジャー大作ですから、ファンであれば一度は目を通しておいても損はないかと思います。
冒頭の二人のコンビネーション・アクションは斬新で、こういうバディ・ムービー風の「007」もありかなぁと思わせてくれました。
まぁCIAのフェリックス・ライター等の協力者はいますし、女性スパイと共闘するというシチュエーションも結構ありますけれど、00メンバー同士が協力するというシチュエーションは、ありそうでないんですよね。任務を引き継いで、ということはありますが。
もっともそうなると、ボンドの印象が薄くなっちゃうかなぁ・・・。
Commented by ター坊 at 2006-12-28 17:42
コメントありがとうございま~す♪
本当だったらピアーズは「リビングデイライツ」からボンドだったんですけどねぇ~まあ結果的に「リビング~」はダルトン・ボンドで正解だと思いますが…。
個人的にはブロスナン・ボンドが一番好きですが、本作はちょっと迫力なくレミントン・スティールみたいであまり好きではないですが「トゥモロー~」から太った?せいか貫禄が出て良いボンドになりましたね♪
Commented by odin2099 at 2006-12-28 22:11
いらっしゃいませ。
仰るとおり、ブロスナンは2作目3作目の方が素晴らしいですね。
4作目はちょっと・・・でしたが。
『リビング・デイライツ』の頃では、まだ若すぎたと思います。

それにしてもエリック・セラの締りのない音楽は、本当に残念でした。
やっぱり、もっと押し出しの強い作曲家じゃないと様にならないような・・・。
Commented by ゆかりん at 2007-05-14 13:00
こんにちは☆
ジェームズ・ボンドの声はやはり大切ですね。
どうもこのシリーズは吹き替えで観たくなるんですが、
神谷さんの声がイマイチ合わなかったような気がします。
Commented by odin2099 at 2007-05-14 22:29
日本初お目見え(?)の『探偵レミントン・スティール』での吹替えが神谷さんだったから、神谷さんを支持するファンは多いんですよね。
僕自身は神谷明ファンであり、ブロスナンのファンでもあるんですが、どちらかというと違和感の方が強いですねぇ。
『レミントン・スティール』、観てなかったからかな(苦笑)。
じゃあ誰が適役かと言われると、なかなか思いつかない・・・。
最近のTV放映版だと田中秀幸さんの起用が多いみたいだけど、それもどうだろう?
他にも江原さんとか芳忠さんとか山ちゃんとか色んなヴァージョンありますが、どれもこれも微妙。
ただ少なくても「007」公式版(?)の横島亘氏でないことは間違いない(爆)。

ちなみに『ダンテズ・ピーク』のビデオ&DVD版では、神谷ブロスナンに対するリンダ・ハミルトンの声が吉田理保子!
これはロボットアニメ全盛期に育った者としては、何とも言えない組み合わせでした。
by odin2099 | 2006-12-14 06:27 |  映画感想<タ行> | Trackback(8) | Comments(10)

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by Excalibur(エクスカリバー)
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