『ニューアドベンチャー スーパーマン』(1993)
2007年 01月 06日
その後、BS放送や地上波でもオンエアーされるようになると、このビデオもすっかり見かけなくなってしまいましたね。最近ではTVシリーズがDVD-BOXでリリースされ始め、単独でレンタルも始まりました。
別タイトルは『新スーパーマン/ロイスとクラーク』。
この第1話は各キャラクターの紹介編で、故郷を離れメトロポリスへ出てきたクラーク・ケントが、デイリー・プラネット社で働くことになってロイス・レーンと出会い、そしてスーパーマンとして初めての活躍を通じて宿敵レックス・ルーサーと相見えるという内容を、1時間半かけて描いています。通常の放送枠は1時間のはずなので、正味2話分ということになるでしょう。
この展開は多少なりとも「スーパーマン」の知識を持っている方ならお馴染みのものでしょうし、クリストファー・リーブ主演の劇場版第一作も概ね同じ流れではありましたが、劇場版とはかなり差別化を図っていますので、ただの焼き直しにはなっていません。
まずロイスとクラークの関係ですが、ロイスも弱みを見せていますし、クラークも自己主張をきちんとするという具合にかなり対等に近いものになっています。演じているディーン・ケインも、スーパーマンでいる時よりむしろクラークの方がハンサムに見えるというのは珍しいのではないでしょうか。
レックス・ルーサーも、ジーン・ハックマンが演じた劇場版とは違いハンサムな億万長者、独身貴族といった按配で、全体としてラブコメのような雰囲気が感じられるのが、このTV版の独自色かも知れません。
TV版ということもあってか特撮シーンと呼べるようなものは殆どありませんし、スーパーマンの活躍シーンも多くはありません。クリストファー・リーブや、最近ではブランドン・ラウスの演じている劇場版シリーズに比べればちゃちな印象は否めませんが、全く同じことを同じ土俵で勝負しても始まりませんから、若干の変化球になるのは致し方ないでしょう。ジェイ・グラスカの手掛けたテーマ曲も悪くないですし、この1話を見る限りでは期待出来そうなのですがどうでしょう。
もっとも何せまだこの1話しか見ていませんので、それ以降どんな展開になっていったのかはわかりませんが。
この「新スーパーマン」、確かかなり以前にWOWOWで放送していた時観ていた記憶があります。
クラーク役のディーンさんはアジア系の家系だったような。黒髪と黒い目が印象的で素敵でした。
確かに、映画版とは全く違うテイストの、彼の人間性を重視した作り方に好感を持っていました。
私も最終回まで観ていません。どんな結末になったんでしょうか・・・
WOWOWで放送していた時は、チェックし損ねていたんですよね。
もっとも全話は放送しなかったみたいですし、その後地上波でやった際は短縮版だったとかいう話を聞きました。
結局はCS放送に入らないと、全部は見られなかったということみたいです。
途中でロイスとクラークは結婚して、スーパーマン2世まで誕生したみたいですね。
機会があれば、ちゃんと見ておきたいなと思っております。
主演のディーン・ケインはクオーターの日系3世だったと記憶してます。
最初にスチール写真見たときは「スーパーマンのイメージじゃないな」と思いましたが、
クラーク・ケントとしては悪くなさそうです。