『仮面ライダークウガ/特別篇』(2001)
2007年 01月 25日
といっても、よほど熱心に観ていたファンでなければその違いはわからないでしょうし、何故1~2話だけ<特別篇>を作ったのか、その理由もよくわかりません。ディティール・アップをさせたいのならば全話(は無理でも要所要所のエピソード)に手を加えて欲しいですし、物語の導入部、序章として再構成するのであれば、レギュラー・キャラクターが揃い始める5~6話くらいまで盛り込んで欲しいところなんですがね。この作品だけを観ても、何が何だかわからないと思います。

「仮面ライダー」を名乗りながらも、従来の作品群との接点はなし。単なる子ども向けの荒唐無稽なフィクションではなく、地に足の着いたというか、もしかすると現実にあるんじゃないかと思わせるぐらいリアルな物語展開、そして登場人物たちの身近な日常生活の点描などなど、”大人向け”という言葉では片付けられないくらい深みのあるドラマが繰り広げられています。
しかもそれが、仮面ライダーである主人公のドラマと乖離しているわけではなく、有機的に結びついているのは稀有なことです。
これはオダギリジョー、葛山信吾、村田和美ら出演者らの演技に負うところ大だとも思います。
今となっては個性的な俳優と認識されているオダギリジョーですが、この当時は相棒の葛山信吾に押され気味でした。DVDの特典映像には、この作品の発売記念イベントの様子も収められていますが、他のキャストへの声援の多さにガックリ項垂れるオダギリジョーの姿も捉えられています。
またこの頃は、『クウガ』の映画化企画というのも持ち上がっていて、ファンサイトでも署名運動が盛ん。そしてオダギリジョーを始めとするキャストたちも映画版に対する意気込みを熱く語っていたりもしたのですが、結局は映画化企画は頓挫し、今では公式プロフィールからも『クウガ』への出演歴が抹消されていたりするのは、当時夢中になっていたファンからするとかなり寂しいことではあります・・・。

オダギリジョー若いですね~ 要潤っていつ出てましたっけ?

http://www.dongyu.co.jp/profile/joe_odagiri/actor_temp.html
『クウガ』でオダギリジョーと葛山信吾がブレイクし、次の『アギト』が賀集利樹と要潤でした。
ハッキリ言って『アギト』3人衆の中では一番下手っぴだった要潤が、結果的に一番伸びたようですね(苦笑)。
その後の『龍騎』、『555』、『剣』、『響鬼』、そして『カブト』でも若手俳優の登竜門としての役割を果たしているようですかれど、最初の2作品の出演者ほどの結果はまだ出ていないようですが、明日から始まる『仮面ライダー電王』は、さてどうでしょうか?
一時は事務所の公式プロフィールからも消えていませんでしたか?
他にも一般的なプロフィールでは省略されてるケースも多いようです、主演なのに・・・。
これはオダギリジョーに限った話ではないですが。

っていうか、ちょっと間が抜けた顔つきですねぇ(ファンのセリフとは思えん!)。
確かに、脇に控えてらっしゃる葛山さんの方がイイオトコかも。(^~^;
これ、前にお薦めされて以来、レンタルショップに行くたびチェックはしてるのだけど、いまだ観ること叶わずです。レジに持っていくのになんとなーく抵抗があるというかなんというか・・・。自意識過剰っすか?(笑)
第1話のオダギリジョーなんて、多分別人に思えると思いますよ(笑)。
1年間のシリーズを通してその変遷振りがうかがえるだけでも、ファンならば要チェックでは?
反対に、あまり変らずに安定していたのは葛山信吾。
彼の場合は、シリーズ終って髪を切ってから急に若返りましたね(苦笑)。

個人的には清純派みたいな感じかと思っていました。
要潤は「アギト」からでしたかぁ~ 確かに特別うまいという印象はなかったような気がします。
「仮面ライダー雷王」! 仮面ライダーのシリーズは「クウガ」以降,ヒーローものでありつつもシリアスでドラマティックな感じが強くなりましたよね。
今度久しぶりに拝見できたらと思います☆
葛山信吾は、やっぱり『クウガ』でしょうねー。その後が『真珠夫人』ですか。
それ以前に10年近いキャリアがあったからなのか、初期の『クウガ』では一番安定した演技を見せてくれています。
一方のオダギリジョーは、役なのか地なのかわからないくらい自然でしたね。
要潤は、正直言って『アギト』前半は見られたもんじゃありません(苦笑)。
一皮向けたな、と思えるようになったのは劇場版の頃で、最終回近辺では光ってましたね。
賀集利樹も上手いんだか下手なんだか良くわかりませんでしたが、役柄にはピタリでした。
『電王』、とりあえず1話はエアチェックしてありますので、今度観てみようかな。
なんか不安で一杯ではありますが・・・(汗)。
横着に電車に乗ってくる、しかも食堂車は、メイドカフェだ!!!あのコスチュームには惹かれてしまう クラクラ
今は『クウガ』と『アギト』を凄く見たくなってますねー。
この両作品、一応「続き物」として作られてはいますけれど、テイストはまるで違いますね。
そういえば『クウガ』のTプロデューサー、色々あってやっと『響鬼』で現場復帰したものの途中降板。
とうとう東映を退職して角川書店へ転籍してしまったようですね。
これで『クウガ』映画化は完全に消えたな・・・。