で、河崎カントクといったらやっぱりコレだろう!
ということで、昔のビデオを引っ張り出して観てみた…んではなく、最近買っちゃったDVDを再生♪

いや、以前からDVD出てることは知ってたけれど、値段高いしなーとか思っていたら、マイナー作品だからかあっという間に店頭から姿を消しちゃって、「ああ、やっぱり買っときゃ良かった」と後悔したもんだけど、実はネット・ショップでは結構扱っているのに気付いたので、「購入」ボタンをポチっと押してしまいました。
学研の雑誌「
Momoco」(菊池桃子をイメージガールにし、西村知美や杉浦幸、島田奈美、酒井法子、畠田理恵らを輩出した今はなきアイドル誌)とタイアップしたオリジナル・ビデオ・シリーズの第二弾で、お話は、宇宙大学生のモロケン(演じているのはカントク自身)から、何でもお願いのかなう<スーパー・インカム>を貰った中学生の女の子・
河合イコちゃんが、怪獣や宇宙人相手に戦うという、ウルトラシリーズを下敷きにしたゆる~い特撮コメディ・ドラマ。
低予算で素人丸出しの作りながら、ゴジラもウルトラマンも休眠中だった時代故か、アイドル・フリークだけでなく特撮ファンにも結構評判を呼んで、一大シリーズと化すことになった伝説の作品でもある。
まぁ今観るには、かなりの覚悟がいる作品なんだけど。
しかしこの頃の
磯崎亜紀子は本当に可愛い。
ビデオはリリース直後にレンタル店で見つけ、それから数年間で何度観直したことだろう。
撮影は1986年の夏だったそうだから、この時の彼女は12歳、中一。
TVドラマ『うちの子にかぎって…』などでドラマファンやアイドルファンから注目され、映画『プルシアンブルーの肖像』などにも出演していた頃。
実はその後の彼女は、太っちゃったせいで一気にイメージダウン(翌年にリリースされたパート2にもゲスト出演しているけれど、続けてみるとちょっと悲しい)。
『オヨビでない奴!』でマドンナ役を演じるなど活躍はしていたものの、後藤久美子、喜多嶋舞、小川範子、宮沢りえ、坂上香織、藤谷美紀ら同世代の女の子たちが巻き起こした”美少女ブーム”の先駆的存在でありながらそれに取り残されてしまった彼女の、一番輝いていた瞬間がこのフィルムに切り取られているといっても過言じゃないだろう。
結局彼女は、円谷プロが1992年に作った映画『勝利者たち』(怪獣やウルトラマンが出てくる特撮映画ではなく、なんとゲートボールを題材にベテラン俳優達が奮戦するドラマ!)を最後に芸能界を引退しちゃったようだが、その時はまたかつての輝きを取り戻しかけていたように見えただけに、ホントに勿体無い。
なおDVDには、リリース当時(2000年)の近況が窺える彼女とカントクのコメンタリーが納められているが、全く会話が噛み合わないあたりが笑いを誘う。
今はどこでどうしているのやら。
もし今後『イコちゃん』の新作が実現することでもあれば、チラっとでも良いから顔を見せて欲しいものである。