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『オリエント急行の時代/ヨーロッパの夢の軌跡』 平井正

『オリエント急行の時代/ヨーロッパの夢の軌跡』 平井正_e0033570_21445355.jpg小さい頃は電車電車と大騒ぎ。将来の夢はというと、電車の運転手か車掌さん。男の子ならそういう人も少なくないと思うけれど、ご他聞に漏れず自分もその一人だった。
あの頃を思うと、その後”鉄道マニア”にならなかったのが不思議なくらいだが、それでも未だにどこかにその頃の憧れが残っており、ついついこういった本にも手を伸ばしてしまう。

この本は、題名が「オリエント急行の”時代”」となっているように、オリエント急行の旅そのものについて書かれたものではない。オリエント急行が開通したのはどんな時だったのか。オリエント急行が走っていた国はどんな状態だったのか。第一次大戦から第二次大戦へかけての、激動のヨーロッパを綴った近現代史でもあるのだ。
正直言うと期待とは少々違う内容ではあったのだけれども、豪華列車での旅への憧れは益々募るばかりだ。
Commented by t2mina at 2007-03-01 08:13
豪華ならずとも、ヨーロッパの列車の旅、ホームの天井の高さ、コーヒーや紅茶を買って、それだけでもわくわくします。
Commented by odin2099 at 2007-03-01 22:05
いいなあ、羨ましいなあ。
せめて国内で寝台特急にでも乗って、のんびりと旅をしたい気分です。
Commented by crann at 2007-03-04 11:09
オリエントエクスプレスの時代は、ヨーロッパのお金持ちがワールドツアー?な世界旅行に子弟を送り出した時代でしょうか。
帯がいいですね~「世界はまだ<憧れ>に満ちていた」・・・
うまいです。
列車の旅は楽しいですよね。
シベリア鉄道とか青海チベット鉄道とか、乗りたいです~
鉄道マニアじゃないけど、実は鉄道マニアにもう一歩、という人は多いのではないでしょうか(笑)
国内で一番長い乗車時間といえば、トワイライトエクスプレスに乗ったことがあります。23時間堪能しました(笑)
Commented by odin2099 at 2007-03-05 22:17
鉄道マニアにはならなかったですが、確かにあと一歩か二歩というところまでは行っていたような気がします。
幼稚園の頃だったかと思いますが、手作りの電車の模型(と呼べるような代物じゃありませんが)で遊んでいた記憶があります。
もし親や兄弟にその手の趣味があったなら、一緒にプラレールやらNゲージやら集めていたんじゃないかとも思いますね。
一方で、それを壊す怪獣にも扮していましたが・・・。

国内で贅沢な列車の旅が味わえるのは、やはり寝台列車でしょうか。
トワイライト・エクスプレスやカシオペアなんか乗ってみたいですね。
by odin2099 | 2007-02-28 21:45 | | Trackback | Comments(4)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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