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『高嶋ちさ子 12人のヴァイオリニスト』

日曜日はコンサートへ行ってました。
会場であるハーモニーホール座間の大ホールは、キャパが1300人超。それがほぼ満員なのですから、相変わらずちさ子さんの人気は凄いものがあります。
それにしても遠かったよ、座間市は。久しぶりに小田急線なんか乗っちゃいましたけれど、最寄の相武台前駅までは、新宿から急行と各停乗り継いで40分以上あるんですな。おまけに駅から徒歩15分というわけで、単純計算でも自宅から片道1時間半。でも、それに見合っただけの内容でした。

オープニングは12人勢揃いで、モーツァルトの「フィガロの結婚序曲」。その後は曲に応じてちさ子さんが参加したりしなかったり、他にもメンバーに若干の変化があるといった構成でした。
シューベルトの「アヴェ・マリア」、グノーの「アヴェ・マリア」、ベートーヴェンの「交響曲第7番第1楽章」と続いて、ここで”ヴァイオリン講座”のPart.1が入ります。ビブラート、ピチカートといったヴァイオリンの奏法の実演付き解説や、安物ヴァイオリンと例のストラディバリウスとの音色比べ等々、盛り沢山です。
ヴィヴァルディの「4つのヴァイオリンのための協奏曲」、そしてサラサーテの「ナヴァラ」で第一部は幕。

第二部はガラっと雰囲気が変わって、アンダーソンの「タイプライター」からスタート。メンバーの一人が、OLというか秘書のコスプレ(?)でタイピスト役に挑戦。次はヒット曲8曲を、季節を追って構成した「松田聖子メドレー」。メンバーがリアルタイムで松田聖子を知らないというのは今更ながら驚きですが、彼女のデビュー当時は皆まだ生まれてなかった(!)んだろうなぁ・・・。
続いて”ヴァイオリン講座”Part.2。ここでは客席から一人選んでステージに上げ、即興でヴァイオリン教室を開いてしまおうという企画だったのですが、選ばれた年配の女性が思いの外マスターが早く、ちさ子さんのアテが外れたようで。
ガーシュイン「ラプソディー・イン・ブルー」、マスネ「タイスの瞑想曲」と続き、最後はモンティの「チャールダーシュ」で第二部も終了となりました。

『高嶋ちさ子 12人のヴァイオリニスト』_e0033570_2311947.jpgアンコールはメンバー一人ひとりが、1/16から始まる分数楽器を持ち(1/10、1/8、1/4、1/2、3/4、7/8、4/4=フルサイズ)、残りのメンバーはタンゴ奏者、アメリカ西部からの留学生(?)、演歌歌手に扮して全員で「キラキラ星」を演奏するという趣向。流石に子ども向けの小さいサイズは演奏しにくそうですが、それがまた爆笑を誘います。そしてそれがタンゴ風、ウェスタン風、演歌調にアレンジされ、同じメロディーでありながら、こうまで雰囲気が変わるのか、という音楽の楽しさ、奥行きの深さを味合せてくれるのです。いやはや皆さん、なかなかの芸達者。これは座長のちさ子さんの指導の賜物なんでしょうね。今後も楽しみです。

ちなみに「高嶋ちさ子12人のヴァイオリニスト」というユニットは、実はちさ子さんプラス14人の計15人で構成されています。この中から12人(ちさ子さん以外は11人)が選ばれてステージに上がっているので、今回のステージも最大12人、ちさ子さん抜きの演奏の場合は11人編成だったのですが、最後のカーテンコールの時には全部で13人いましたね。欠席は一人だけ?
Tracked from Good!な芸能ブログ集 at 2007-04-18 01:46
タイトル : 高嶋ちさ子
高嶋ちさ子と12人のヴァイオリニストのコンサート行ってきたよおとといの4月15日(日)地元のハーモニーホール座間で高嶋ちさ子と12人のヴァイオリニストのコンサートに行ってきました。 高嶋座長のトークもさえわたり... more
by odin2099 | 2007-04-17 23:02 | 音楽 | Trackback(1) | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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