『百獣戦隊ガオレンジャー』と『仮面ライダーアギト』に始まった<スーパー戦隊>シリーズと<仮面ライダー>シリーズの劇場用新作2本立ても、これで4本目。
「地球署史上、最凶最悪の事件発生!!」というキャッチコピー、それに過去3年の映画化作品(『ガオレンジャー』、『ハリケンジャー』、『アバレンジャー』)よりも長い上映時間、ということでかなり期待して観に行ったのだけれども、上映時間が長くなった分だけアクション・シーンが増えたという印象でちょっと期待はずれだった。
短い時間でお話を語ろうとすると、どうしてもどこかに集約せざるを得ない場合もあるので致し方ないっちゃあ致し方ないんだけど、デカレンジャー特有のキャラクターの絡みが少なく、各キャラクターの見せ場が少ないのも残念。
今回はデカレッドことバンと新山千春が演じたゲストヒロインがメインで、他のメンバーは脇役扱い。
それはそれでお話は追いかけやすいのだけれども、デカレンジャーなんだからそこを何とかして欲しかった、というのは贅沢な望みなんでしょかね。
デカイエローのジャスミンとデカピンクのウメコなんて、ゲストヒロインよりも可愛いんだし…?
そうは言っても楽しく観られてしまうのは、『デカレンジャー』という作品のスタッフ、キャスト全体のノリの良さ、チームワークの良さなんだろうね。
過剰な期待がない分、2回目3回目の方がよりスンナリと楽しめる感じだ。
さてこのシリーズは毎回エンディングに凝っているが、今回も遊び心充分。
愉しい気分で映画館を後に出来…るけど、しちゃいけない(笑)。
途中休憩ナシですぐに『仮面ライダー剣』が始まるからだけれども、併せて2時間の長尺、毎回思うことだが何故間に休憩を挟まないんだろう?
家でビデオやDVDで楽しむ分には構わないのだけれども、『ライダー』の途中で絶対子どもの集中力は途切れるんだな。
この時も『デカレンジャー』が終った後、『剣』を観ないで帰る親子連れが何組もいたけれど、それも毎回恒例。
そろそろ考えた方が良いんでないかい?