『チャーリーズ・エンジェル／フルスロットル』（2003）

今回の任務は、証人保護プログラムで匿われている重要証人リストを解読する鍵となる”指輪”を守ること――などというストーリーはどうでもよく（？）、のっけからお馬鹿なアクション満載の第２弾。
３人の弾けっぷりを堪能するためだけの映画で、今や大スターの彼女たちだが、相変らずちょっとＨな会話やシチュエーション、コスプレ・・・と、気取らずに一生懸命バカやってくれるのが嬉しい。

対するは悪役は、かつて”伝説のエンジェル”と呼ばれながら悪の道へ走ったデミ・ムーア。
この３人に対抗するには、これぐらいのキャリアを持つ人じゃないと説得力ないかなと納得しつつも、意外に出番が少ないことに物足りなさを感じたりして。
伝説といえば、初代エンジェルの一人を演じたジャクリーン・スミスが同じ役でカメオ出演しているが、これが変わらぬ美しさで感動的。これでこの劇場版シリーズが、シリーズのリメイクではなく続編だということが一層ハッキリした。

キャラクターがちょっと多いので混乱するのと、前作見てないと「誰こいつ？」という部分があるのが難点ではあるけど、充分楽しめるだろう。いろんな映画のパロディもいっぱいで、気づいた人は思わずニヤリ。第３弾、作ってくれないかな。
でも・・・アップになると３人ともかなりツライ。次にやる時はメンバー入れ替えを提案したい。プロデューサー兼任のドリュー・バリモアを残し、もっとフレッシュな顔触れにチェンジしても、チャーリーの”声”さえ健在ならばＯＫでしょ？