ミュージカル『星の王子さま』
2005年 08月 22日
彼女の主演版は2年前にも上演されていて、今回はその再演。初演のときにも見たかったのだけれども都合がつかず、今回やっと念願かなった形。先週唐突に(?)サン=テグジュペリの『星の王子さま』を読んでいたのは、実はこの予習と復習を兼ねてのものだったのだ(笑)。
主役のはずなのに殆ど歌わないのはどうかと思うけれど(苦笑)、なかなか可愛かったのでマル。
いや、それにもまして良かったのは宮川彬良の音楽!
お父さんも才人だと思うけれど、この人も負けず劣らず。いやはや凄い親子です。
P.S.
感想は「歌って踊ろう! レビュー!レビュー!」にあります。
* * * * * *
下記に転載
2003年にも宮﨑あおい主演で上演されたが、これは原作者の家族にも好評だったようで、今回めでたく再演と相成った。
前回は都合が付かずに口惜しい思いをしただけに、今回の再演は嬉しい限り。期待して見に行ったのだが、ROLLYやブラザートム等なかなか個性的な脇に囲まれながらも、ピュアな宮﨑あおいは際立っていて好感が持てた。
ミュージカルの主役にもかかわらず、彼女には殆ど歌らしい歌がないことと、「このまま盛り上がれば泣いちゃうかも?!」とまで思わせながらも、すーっと終って肩透かしのラスト・シーンを除けば充分満足した。
原作小説は飛行士の一人称だけに、ナレーション部分もある岡田浩暉は舞台的にはあまり面白みのない役どころかと思うが、作品全体を包み込むような包容力が感じられてこちらも好感触。
しかしこのミュージカル、何が素晴らしいといって音楽を担当した宮川彬良に尽きるんじゃないかと思う。
一度しか見ていないし、何度も繰り返されている訳でもないフレーズが後々まで耳に残る。音楽芝居の音楽担当者として、これ以上は望みようのない仕事ぶりだと思う。音楽のCD化も是非希望したいところだが、今回の公演は既にDVDの発売が決定。値段次第だが、買っちゃおうかなぁ。