『大魔神』(1966)
2007年 08月 22日

同時上映は『大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン』、つくづく贅沢な二本立てだ。
上映時間からするとメインは『ガメラ』でこちらが添え物扱いなのかも知れないが、ドラマ、特撮共に本作の方が上。
音楽は「ゴジラ」で御馴染み伊福部昭だが、土俗的な内容に伊福部メロディーは実に合う。
その後は筒井康隆を脚本に迎えて再度の復活企画が持ち上がり、更に昨年には三池崇史の監督で来年公開と発表されたが、どうやらこちらも凍結されてしまった模様。
『ガメラ』と違って自由度は高くないだけに、安易に復活されるよりはマシかもしれない。

戦国の世、丹波の国で主、花房忠清を弑して謀反が起こった。新しい領主大館左馬之助は、家臣小源太と忠清の息子忠文と娘小笹を探したが見つからなかった。彼らはお家再興を胸に秘め巫女の悠乃に魔神が封じ込められていると伝わる山にかくまわれていた。それから10年後、大館左馬之助は厳しい年貢の取り立て、砦作りの為、... more

安田公義監督、1966年製作作品。『大魔神』という響きは僕らを小学校時代にタイムスリップさせる懐かしい言葉です。はじめて見たのは、たしか幼稚園か小学生の低学年の時でした。昭和50年代の初旬には、このシリーズと『ガメラ』シリーズ、そして『ゴジラ』シリーズが(たまに『ガッパ』も)、春・夏・冬休みの午前中や午後3時過ぎに頻繁に放送されていて、小学生だった私達はその時間になると、野球をやめて帰宅するか、友達の家とかで夢中になって見たものです。... more

大魔神 Daimajin 1966年 安田公義 監督 伊福部昭 音楽高田美和 青山良彦 藤巻潤 五味龍太郎 島田竜三 橋本力(大魔神も) ガメラと並ぶ、大映看板キャラ。 ガメラの次の年、1966年に、一気に3作作っただけで封印されたシリーズ、その1作目。 ....... more
おっしゃる通り、巨大過ぎないリアルなサイズも大きな要素だった気がします。韓国映画「グエムル」の怪物も同じ様なサイズでしたね。
実際に『大魔神』を観たのはかなり後になってからなんですが、あの変身(?)シーンなどはTVで紹介されたのを見たのかな?
かなりインパクトを受けたのを覚えてます。
最近の子ども達は目が肥えちゃってるんでしょうけれども、ちょっと前ならトラウマものでしたね。
『グエムル』、未見なんです。
評判は聞いてますので、怪獣映画ファンの端くれとしては是非観ておかないと!と思っております。
大魔神、、、幼少の頃、TVで見て、恐くてたまらなかった記憶があります。時代劇としても、ホントしっかり作ってありますね。今、見ても十分楽しめました。三池監督のリメイクは凍結でしたか。中途半端なリメイクは意味がありませんから、気合を入れてくれないとね。個人的見解ですが、妖怪大戦争やデビルマン実写版の、二の舞は踏んで欲しくありません。
いらっしゃいませ!
結局『GAMERA』が思ったほどヒットしなかったのが原因のようですね。
企画が完全になくなったかどうかはわかりませんけれど、続報は入ってきませんし、三池監督も『ヤッターマン』などの別企画を幾つか抱えているようですね。
きちんと作ってくれるのであれば歓迎なんですが、昨今のリメイク・復活作品群で納得行く作品というと・・・?という状況ですから、あまり期待出来ません。
川井憲次というと『紅い眼鏡』とか、『パトレイバー』とか、『デビルマン』OVAとか、『セブンソード』とか、『ウルトラマンネクサス』とか軽快なメロディーしか思い浮かばないんですけれど(あ、『精霊のささやき』は良かったんだっけ)、どうなんだろう?
そういや『リング』とか『攻殻機動隊』もこの人だったよなぁ・・・。