『全員集合!7人の仮面ライダー!!』(1975)
2007年 09月 08日
仮面ライダーのショーを見ながら、想い出にふける藤兵衛。ふと気が付くと、藤兵衛の周りには本郷猛、一文字隼人、風見志郎、結城丈二の四人の顔が。更に思い出話に花が咲き、やがて神敬介と山本大介の二人も顔を見せる。
ところが様相が一変する。舞台上ではショーの仮面ライダーたちが怪人に痛めつけられていたのだ。そこへ城茂が駆けつけて叫ぶ!「おやっさん、あの怪人は本物だ!」 かくして本物の7人の戦士たちが立ち上がった!
1975年12月に放送終了した『仮面ライダーストロンガー』を持って、1971年4月からスタートした『仮面ライダー』シリーズも、5作品で一先ず幕を下ろした。これはその直後のお正月に放送された、総集編+新作というスペシャル版。本郷の改造シーンから、電波人間タックルこと岬ユリ子が戦いに倒れるまでを、藤兵衛及び本人達の回想シーンで綴っている。
藤兵衛の語るデルザーとの決戦の描写が、実映像とは全くかけ離れたものだったり、「力の1号」「技の2号」と公式設定と矛盾する台詞が飛び出したりする珍品で、中でも「子ども達を攫って大金を奪う、この計画が失敗するとは・・・!」と絶叫して最期を迎える暗黒大将軍(後に『仮面ライダー(新)』でゼネラルモンスターを演じることになる堀田真三が扮している)率いる悪の軍団が失笑させられるが、それでも子ども達には嬉しいお年玉だった。
ところで歴代7人ライダーが素顔で勢揃いするのは、『ストロンガー』最終回とこの作品しかないと言われているが、実際は微妙に違う。
確かに素顔の7人を演じた俳優――藤岡弘、佐々木剛、宮内洋、山口暁(山口豪久)、速水亮、岡崎徹、荒木茂(荒木しげる)――は全員出演しているのだが、スケジュールの都合なのか藤岡弘は途中で姿を消してしまうため、最大で6人しか揃わないのだ。
クライマックスのアクションシーンには1号ライダーの姿はあるものの台詞はなく、ライダーたちのイニシアティブはV3が取っている。撮影にそれほど時間がかかっているとも思えないので、なんとか1ショットでも全員集合の場面は押さえておいて欲しかったものだ。
なぜか、仮面ライダーが勢ぞろいをするとなると、他の番組を見ないで、見てましたね。(笑)
1号がいないとV3がイニシアティブを取るんですね~、順番からすると2号だと思うのですが・・・。
おかげで7人ライダーの姿を、また見たくなりましたよ。
V3が主導権を握るのは、役者さん本人のせいじゃないでしょうか(苦笑)。
全員が変身後のみとなった『RX』最終回は、一応1号がリーダーシップを執ってましたから。
また、ZXが出てくるスペシャル版の方でも、リーダーはV3でした。
もっとも素顔で出るのが他にライダーマンとスーパー1だけでしたからね。
他にはスカイライダーの最終回では8人ライダーが集結しますけど、素顔で出てるのが2号とストロンガーなので、この2人が中心になってます。