『シビル・アクション』(1998)
2007年 09月 21日

若くして成功した主人公の弁護士にジョン・トラボルタ、老獪な大企業側弁護士にロバート・デュバル、裁判長にジョン・リスゴーを配した見応えのある法廷ドラマである。当初は『民事訴訟』という邦題が予定されていた。
映画の出来としては、終盤やや駆け足の印象を残すのが残念なところだが、一度は挫折した金満弁護士が人間として再生していくところが見所。地味な小品といったところだが、何と言っても実話の持つ重みだろう。
一応はハッピー・エンドと呼べなくもない展開だが、単なる法廷サスペンス物として観ていると、リアルすぎる故に爽快感は持てない。

評価 ★★★☆☆ あくまでもビジネス優先で仕事を行う敏腕弁護士のジャンは、息子の死が環境汚染によるものだと訴える母親の懇願にやむなく耳を傾ける羽目になり、調査を開始。 やがて彼はおぞましき事件のいきさつや... more

『シビル・アクション』を観ましたマサチューセッツ州で実際に起きた民事訴訟事件を題材に、大企業を相手に無謀ともいえる公害裁判に挑んだ原告側弁護士の正義と信念の戦いを描いた法廷サスペンス・ドラマです>>『シビル・アクション』関連原題:ACIVILACTIONジャンル:サ...... more

法廷ものって、はずれをつかむ可能性が低い。名作も多い。判決がどちらに転ぶかが、クライマックスになるのが一般的だけど、自分はその途中の行動、推理、葛藤、人間ドラマの方にひかれる。判決なんて、大体読めるからね。... more

見応えありましたね!
ジョン・トラボルタも良かったけど、ロバート・デュバルの演技にはうならされました!
実話の持つ重みをしっかりと感じる作品でした。
いらっしゃいませ♪
TB&コメント、有難うございました。
劇場でもひっそりと公開されていましたし(パンフも作られなかった・・・!)、ビデオ&DVDのリリースでもあまり話題にはなりませんでしたので、隠れた秀作というところでしょうか。
こういう作品ばかりだと気が滅入ってしまいますが、たまには地に足の着いた作品も見るべきなんでしょうね。