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『官能小説の奥義』 永田守弘

『官能小説の奥義』 永田守弘_e0033570_22114683.jpg官能小説」といってもあまりピンとはこないけれども、本書によれば渡辺淳一の『失楽園』や『愛の流刑地』などは「官能小説」ではないらしい。
もっと直接的な、マドンナメイト文庫とかフランス書院文庫、祥伝社文庫、廣済堂文庫、光文社文庫等々に収められている作品群を指すようだ。「エロ小説」とか「ポルノ小説」というと”如何にも”な雰囲気が漂うけれども、「官能小説」と表現すると”高尚”とまでは言わないもでも、何となくオブラートに包まれているようで具合が良いのかもしれない。

とはいうものの、その手の本を手にとって読もうとは思わないし、たまに週刊誌を拾い読みしていてその手の小説が掲載されていると斜め読みする程度の自分には、あまり縁のないジャンルでもある。まぁ今後のことはわからないけれども。

内容は「官能小説の文体の歴史」「性器描写の工夫」「性交描写の方法」「フェティシズムの分類」「ストーリー展開の技術」「官能小説の書き方十か条」の6章立てで構成されていて、それぞれ作品から文章が引用されているわけだが、こういうのを読むと日本語の表現力というものは凄いなぁと感じる。
ただ、本来はエロティックな描写のはずなのに、こうやってその部分だけをまとめて紹介されるとどうしても”笑い”の対象になってしまうのは何故だろうか。表現の仕方があまりに過剰で、現実離れしてしまっているからだろうか。
Tracked from 月灯りの舞 at 2009-01-18 22:37
タイトル : 「官能小説の奥義」
「官能小説の奥義」 永田 守弘:著 集英社新書/2007.9.19/686円 官能小説とは、読者の淫心をひたすら刺激するために、 官能小説家たちが独自の官能表現を磨き、 競い合ってきたものである。 その精魂傾けた足跡をたどり、 日本語の豊饒の世界を堪能する。    ... more
by odin2099 | 2007-10-16 22:13 | | Trackback(1) | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


by Excalibur
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