『この一冊で日本の神話と世界の神話が面白いほどわかる!』 歴史の謎研究会:編
2007年 10月 23日

意識して読み始めたのは高校生ぐらいで、学校の図書館で「世界神話伝説体系」(一体全部で何巻本だったのだろう?)や筑摩書房の「世界の神話」などを片っ端から借りて読んでいた時期もありました。途中で挫折しましたけれども・・・。
で、そういう人間にとって有り難いのは、こういう手軽に色々な国の神話にまとめて触れることが出来る本で、先ずは世界各地の「天地創造神話」と「人類誕生神話」の相似点、相違点をまとめて取り上げ、その後で徐に各地の神話を紹介するという構成も良いと思います。「日本神話」「ギリシャ神話」「北欧神話(ゲルマン神話)」「インド神話」「マヤ・アステカ神話」と代表的な神話を一通り押さえてもいますし。
もうちょっとマイナーな神話について触れてくれても良かったんですが、あくまでも雑学中心の”軽い読み物”というスタンスですから、マニアックにこだわりたい人はもっと専門的な本を読みなさい、ということでしょう。
ちなみにこの本、『ワクワクするほど面白い世界の神話』として出版されたものを、加筆・修正・改題したものだそうです。