人気ブログランキング | 話題のタグを見る

『上松美香 アルパ(ハープ)コンサート』

再び かつしかシンフォニーヒルズはモーツァルトホールへとやって来ました。『上松美香 アルパ(ハープ)コンサート』_e0033570_22511768.jpg上松美香コンサートを聴きに行くのはこれが4回目かと思いますが、原宿クエストホール以外で聴くのはこれが初めて。しかも端っこの方とは言え、前から5列目というから結構近い・・・かと思ったのですが、ホールが大きいので(1、2階席合わせると1300席くらいあるらしい)さほど近い感じではありませんでした。

コンサート第一部は「上松美香のアルパ演奏で中南米音楽世界へ」と題されていましたが、オープニングはオリジナル曲の「Tesorito」。続いて演奏された「早春賦」はご存知日本の曲ですから、ちっとも中南米気分ではありません(苦笑)。次もオリジナルの「生まれゆく時の中で」で、その次にようやっと「インディオのバラード」が来ます。ふー、やれやれ。
「葛飾」と聞いて最初に連想するのは『こち亀』だそうで、以前はマンガ本を全巻揃えていたのだとか。流石です。しかし『こち亀』なんて略して、会場にいる年配の人たちにわかるのかねぇ。また毎年正月には柴又帝釈天に初詣に行くそうで(母親が寅さんファンとのこと)、即興で『男はつらいよ』のテーマ曲なんかも披露してくれました。
続いて演奏されたのがCMでも使われているオリジナル曲の「空想散歩道」で、この曲のみパーカッションの山下由紀子が参加しました。
次もオリジナルの「小さな約束」。これは小さい頃、怪我をしていた鳩を拾って世話をしていたという思い出から作られた曲だそうで、その鳩の名前は”与作”。で、曲名に”与作”を入れようとしてレコード会社の人に反対されたのだとか。
一部ラストはこれまた日本の曲で「ふるさと」。ちっとも中南米音楽世界へは連れて行ってくれませんでしたが(爆)、これはこれでOKです。

『上松美香 アルパ(ハープ)コンサート』_e0033570_22513371.jpg第二部は「上松美香&ギターパーカッションによるラテン音楽の旅」。ここでギター藤間仁を含めた御馴染みの3人組勢揃いとなります。
一曲目はオリジナルの「風」、その後は「ラ・ビキーナ」、「コーヒールンバ」、「ヴィラの魔法」とラテン系のノリが続きます。ラテン系の音楽というと情熱的、アグレッシブ、パワフルというイメージがありますが、3人組という編成の関係もあるのでしょうか、彼女の演奏からはあまりそういう印象は受けません。それとも彼女のキャラクター故なのかも知れませんが、逆にそれが自分にとっては非常に居心地の良い空間になってます。熱気ムンムン、会場総立ち!というコンサート(というよりもライヴ)だったら、自分には付いて行けないでしょうね。
オリジナルの「想いの届く日」、「馬追の少年」と続いて演奏され、ラストはまたまたオリジナル曲「Crus Der Sur」で締め。その後のアンコールでは「鐘つき鳥」が披露されました。
毎度のことながら、休憩15分を挟んで約2時間のコンサートはあっという間。次回聴きに行かれるのはいつになるかなぁ・・・。

ところで今回、ステージに向かって右側の席に座っていたのですが、演奏中に非常に気になる点が一つ。つまり自分から見て、演奏者は概ね左側にいることになるのですが、何故か音は右側から聞こえています。その理由は自分の右手正面に大きなスピーカーがあり、そこから音楽が再生されていたからで、何とも気持ちの悪いものでした。いくら大きなホールとはいえ、マイクで音を拾わなければ聞こえないというものでもないでしょうに。
そういえば休憩時間中に、「スピーカーの音がうるさいから」と座席を後ろの方へ変えて欲しいと係員に交渉している人がいましたけれど、その気持ちもわかりますね。それだけが残念でした。
Commented by 榎本 at 2007-11-12 01:32 x
私もこのコンサートに参加しました。
第1部の「中南米~」は全然気づきませんでした。
あと、スピーカーの件は残念でしたね。私もステージに向かって右側
でしたが、真ん中より少し後ろだったのであまり気にはならなかった
のですが・・・。
Commented by odin2099 at 2007-11-12 21:19
>榎本さん

やはりコンサートにいらっしゃってたんですねー。
スピーカーは、前回このホールに来た時はやはり後ろの方の席だったので気にならなかったというか、まさかそんなことになってるなんて想像だにしていなかっただけにビックリでした。
マイクで拾ってスピーカーに流すのはMCだけで良いと思うんですがねぇ。そうなると後ろの方は聴こえないのかなぁ。
でも「響きの良いホールです」なんてコメントが白けちゃいますよね。困った困った・・・。
by odin2099 | 2007-11-10 22:53 | 音楽 | Trackback | Comments(2)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


by Excalibur
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30