『スターダスト』(2007)
2007年 11月 18日
だが、流れ星を手に入れようとしていたのはトリスタンだけではなかった。その力で永遠の若さを手に入れようと企む魔女三姉妹が、400年もの間その機会を待ち続けていたのだ。更に父王亡き後の玉座を狙う王子たちは、後継者の証たるルビーを人間の女性に姿を変えた流れ星が持っていることを知り、凄まじい争奪戦を繰り広げるのだった。

キャッチコピーは「追いかけよう、世界の果てまでも・・・」と勇ましいですし、「邪悪な魔女、空飛ぶ海賊、亡霊の王子たち――流れ星が恋に落ちたとき、運命が動きはじめる」と言われてしまっては、もうハラハラドキドキワクワクの大冒険物語を期待するしかないんですが、実際はかなりのおバカ映画です。
主人公が冒険の末にヒロインと結ばれるだけでも充分お話が成立するわけですが、それに王位継承バナシが絡み、魔女が暗躍し、と詰め込めるだけ詰め込んだ感じです。出演者もなかなか豪華。
王位継承バナシの方は、まず王さま(ピーター・オトゥールが特別出演!)が自身12人だかの兄弟を殺して王位に就いたとかいう凄まじいジイサンなんですが、死の床に呼び寄せられた息子たちも7人のうち既に四男から六男までの3人は殺されていて、更にその場で次男が殺されちゃうという有様(これがルパート・エヴェレット)。更に残った三人の内、二人を出し抜こうとしていた三男も死に、残ったのは長男(ジェイソン・フレミング)と七男(マーク・ストロング)の二人となるんですが、死んじゃった王子たちも次の王さまが決まらないと成仏出来ないとかで、ゴーストとなってチャチャを入れまくるという長閑なもの。こういったあたりがイギリスっぽい(?)ですかね。
永遠の若さを願う魔女三姉妹を演じているのはサラ・アレクサンダー、ジョアンナ・スキャンラン、そしてミシェル・ファイファー。
怖いというよりもチャーミングな魔女で、ヨボヨボの婆さんメイクから一転若さと美貌を取り戻す瞬間のミシェル・ファイファーは本当に綺麗です。実年齢を考えるとかなり驚異的!ホントに魔法を使っているのかも?
トリスタンの冒険の切っ掛けを作ってしまうヴィクトリアを演じているのはシエナ・ミラーで、トリスタンを演じているチャーリー・コックスとは再共演。『カサノバ』では姉弟役だったことを考えると、なかなか不思議な感じがしますね。ちなみにヴィクトリアの恋人(トリスタンの恋敵)ハンフリーを演じているのはヘンリー・カヴィル。ちっちゃな役ですが、贅沢な起用です。
そして登場するやたちまち場を浚ってしまうのが、トリスタンたちを助ける一見コワモテ、実は善い人の空中海賊(?)キャプテン・シェイクスピア。演じるはロバート・デ・ニーロ。硬軟あわせた芝居を披露しております。
・・・とまあ、かように濃ゆいメンツが揃っている映画な訳ですが、その反面主役二人がイマイチなのが玉に瑕です。
トリスタンはヘタレだったのが段々と成長してゆくという設定ですからまだ許せるのですが、ヒロインの流れ星イヴェインがクレア・デインズ。うーん、うーん、うーん、もうちょっと若くて綺麗な人はいなかったのでしょうか・・・?
ところでこの作品を「この物語の感動は、まさしく宮崎映画の実写版を見ているようだ。」と評した人がいて、宣伝文句としても大々的に使われておりますが、なんかセンスがないですね。
「どこが宮崎映画?」と問いかける前に伺いたいのですが、そもそも「宮崎映画」ってナニ? 宮崎駿の監督作品のこと? 或いはスタッフとして一部でも関わった作品全部? それともジブリ製作であれば、ノータッチの作品も含むの? もしかしてそれらの影響下にある作品全部を指しているわけじゃないですよね? 共同創作物であるところのアニメーション作品を、あまり個人作品として取り上げるのはどうかと思いますけれどねぇ・・・。

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ミシェル・ファイファーきれいでしたねー。
私としてはデ・ニーロさんがツボでした。
大御所お二人がすごく目立ってましたよね。若い2人の印象が薄かった、、、
それでもチラシなどで紹介されている出演者が、クレア・デインズ、ミシェル・ファイファー、ロバート・デ・ニーロ、チャーリー・コックス、シエナ・ミラーだけなのが気になります。
他に名前が挙がっているのもピーター・オトゥールやジェイソン・フレミング、ルパート・エヴェレット、リッキー・ジャーヴェイスら、どちらかというと出番の少ない人中心。
もっと出番が多くて活躍してる人、いるのになぁ・・・。
内容はむしろ、宮崎監督なら作りそうもない気がするんですけど(苦笑)。
作品内容は、いかにもファンタジーって作品だったし、
そんな宣伝キャッチ、日本では逆効果だと思うなぁ〜。
ホントにセンスないですよねー!!!
「もうちょっと若くて綺麗な人はいなかったのでしょうか・・・?」
爆笑!!!!!このご意見に1票!!
王道のファンタジーを、ちょっとずらしたような作品でしたね。
安易に他の作品と比較することは、かえってその作品の価値を貶める行為のような気がします。
しかし「ミヤザキハヤオ」もすっかりブランド化してしまったなぁ・・・。
魔女も怖いだけじゃなくてどっか間抜けだし
海賊や、ゴーストになってず~っとつきまとう王子たちの
コミカルさをそれっぽいというのなら
確かにみんなそないに悪いひとたちじゃないやんという部分で
ジブリっぽいかけらをそこに見たような気もしますが
日本でのキャッチコピーに宮崎駿の映画を引き合いに出してくるのは
むしろ逆効果でどこがやねん、ってツッコミいれまくりでした。(笑)
でもそれよりも何よりも脇を固めるひとたちが
ばっちり盛り上げてるのに肝心の主役二人に華がないことのほうが
致命的だった作品だった気がします。(ノ*゚▽゚)ノ
なまじっかクレア・デインズなんて中途半端に名前の売れてる女優さんを起用してるから、なんか居心地が悪いというか、収まりが悪いというか。
それでもこの作品、好きですねー。
DVDはきっと購入すると思います。