明智小五郎と少年探偵団の活躍を描いたシリーズ第2弾。
「少年探偵団」そのものは前作で結成されているので、本格的な活躍はこの作品からということになる。
BDバッチの使い方だとか、子ども中心の組織の割りにしっかりと編成されているのは明智探偵がバックでサポートしているからだろうか。
対するのは勿論、怪人二十面相。
といっても前作の最後で明智探偵に捕らわれてしまっただけに派手な脱走劇でも描かれるのかと思いきや、あっさりとあれは手下が変装した別人だったというオチ。
なんだかなぁ…。
でも簡単に捕まってしまっては二十面相らしくないので、これでいいのだ(?)。
二十面相と明智探偵の知恵比べは前作よりもスケールアップ。
それにしても今回、二十面相がわざわざ「黒い魔物」に扮する理由が今ひとつわからない。
注意を逸らすためというより、単なる目立ちたがり屋のパフォーマンスなのかしらん。
それに「黒い魔物」=「インド人」というのは、今のご時勢じゃ人種差別どころじゃないヤバさがあるのだけれども…?