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『第51回NHKニューイヤーオペラコンサート2008』

オペラファン、クラシックファンの中にはこの番組を観ないとお正月気分にならない、という人もいるんじゃないでしょうかね。
「オペラの紅白」と呼ばれているこのコンサートも、今回で51回目になるそうで。
4年前の47回コンサートは実際にNHKホールで生で聴いておりまして、それから毎年チェックはしているのですが、未だにオペラに対しては苦手意識が払拭出来ないもので、そのまんまになっている場合が多いんですよね。
じっくり観るのは久しぶり、とはいうものの1/3に生放送されていたものを、ようやっと録画して今日観ました。
司会は中條誠子アナウンサー。

『第51回NHKニューイヤーオペラコンサート2008』_e0033570_2285765.jpg
今回は出演している歌手も大勢なのですが、それに加えてバレエまであるという豪華版。
これだけの為に揃えているのですから贅沢なものです。
指揮が飯森範親さんなだけに、これなら久々に生で観てみたかったものですが、途中で欠伸を連発…ということはまだまだオペラ挑戦は無理なのかなぁ。
まぁ本当のお目当てはソプラノ歌手の幸田浩子さん。
先日もコンサート行っちゃったくらいですが、実は4年前に観に行った時も彼女が目当てでした。
同じソプラノ歌手の森麻季さんの方が知名度の点では上回ってるようですけれど、幸田さんの歌声を聴くとなんだかホッとします。

演奏された曲は以下の通り。

オープニングは歌劇「アイーダ」から「貴族たちの行列」(リムスキー=コルサコフ作曲)。

前半は歌劇「トゥーランドット」(プッチーニ作曲)から「この御殿の中で」を、トゥーランドット/緑川まり(ソプラノ)、「誰も寝てはならぬ」をカラフ/水口聡(テノール)で、歌劇「サムソンとデリラ」(サン=サーンス作曲)から「パッカナール」を霊媒師/林麻衣子、サムソン/赤城圭らの組み合わせのバレエ、「あなたの声に心は開く」をデリラ/小山由美(メゾ・ソプラノ)で、歌劇「真珠採り」(ビゼー作曲)から二重奏「神殿の奥深く」をナディール/樋口達哉(テノール)、ズルガ/黒田博(バリトン)の組み合わせで、歌劇「ラクメ」(ドリープ作曲)から「鐘の歌」を幸田浩子(ソプラノ)で、そして「イーゴリ公」(ボロディン作曲)から「ダッタン人の踊りと合唱」をイーゴリ公/陳鳳景、コンチャック汗/彭康亮(バス)、騎馬隊長/今井智也、奴隷の姫/朝枝めぐみ、隊長/齊藤拓、ダッタンの美女/高部尚子らのキャストでバレエと合唱、それにオーケストラという贅沢な組み合わせで演奏。
飯森さんがご自分のブログで盛んに言及していただけのことはありました。

後半は歌劇「トスカ」(プッチーニ作曲)から「妙なる調和」を佐野成宏(テノール)で、歌劇「ポエーム」(プッチーニ作曲)から「私の名はミミ」を砂川涼子(ソプラノ)で、歌劇「羊飼いの王様」(モーツァルト作曲)から「穏やかな空気と晴れた日々」を森麻季(ソプラノ)で、「フィガロの結婚」(モーツァルト作曲)から「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」を甲斐栄次郎(バリトン)で、歌劇「ハムレット」(トマ作曲)から「狂乱の場」を臼木あい(ソプラノ)で、歌劇「セビリアの理髪師」(ロッシーニ作曲)から「今の歌声は」を林美智子(メゾ・ソプラノ)で、歌劇「リゴレット」(ヴェルディ作曲)から「悪魔め、鬼め」を堀内康雄(バリトン)で、歌劇「トロヴァトーレ」(ヴェルディ作曲)から「恋はばら色の翼に乗って」を木下美穂子(ソプラノ)で、歌劇「アンドレア・シェニエ」(ジョルダーノ作曲)から「ある日、青空をながめて」を福井敬(テノ-ル)で、という構成。

最後は歌劇「こうもり」(ヨハン・シュトラウス作曲)から「ぶどう酒の燃える流れに」を出演者全員で締め。

バレエは谷桃子バレエ団、合唱は二期会合唱団と藤原歌劇団合唱部、オーケストラは東京フィルハーモニー交響楽団。
さて、来年はどんな趣向が凝らされるのやら…?
by odin2099 | 2008-01-05 20:43 | 音楽 | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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