『ディープ・ブルー』(2003)
2008年 01月 17日

英国BBC放送が、製作7年、40人のカメラマン、20の撮影チームを使い世界200ヶ所にロケーションを敢行。4年半もの撮影期間を費やし、7000時間分もの撮影フィルムから90分に構成したドキュメンタリーで、ドイツとの合作作品。
同じイワシを追って鳥が群がり、サメやイルカが入り乱れ、そしてクジラが一飲みしていく姿。
シロイルカに襲いかかる、腹を空かせたホッキョクグマ。
浅瀬に出てきたアシカの子どもを襲って弄び、また時にはクジラの親子を追いつめ、子クジラを溺死させてしまうシャチの獰猛さ。
そして誰も知らない深海5000メートルの世界・・・。
本物の迫力にただただ圧倒されてしまうが、自然の厳しさ残酷さをも捉え、時にはコミカルさを交え、それらを含めた全てを「美しい」と感じさせてくれる作品である。
詩的なナレーション、雄弁な音楽・・・・・・必見であろう。
・・・てなことを以前「しねま宝島」に書いているんですが、『アース』を観たので何となく比較したくなり、DVDを引っ張り出してきました。
この手のネイチャー・ドキュメンタリーが持て囃されるようになったのは、多分『WATARIDORI』がヒットしてからだと思いますが(その前にもリュック・ベッソン監督の『アトランティス』が話題になったこともありましたが)、これ以降『ミクロコスモス』、『皇帝ペンギン』、『ドルフィン・グライド』、『グレート・ビギン』等々次々と公開されるようになったのは喜ばしいことでもあります。
それにしてもこの作品、今なお圧倒される映像美ですね。ドキュメンタリーが苦手というのでなければ、未見の方には、是非一度はご覧になって頂きたいと思います。
映画音楽を初めて手掛けるというベルリン・フィルの演奏に酔い痴れるも良し、ナレーション(原語は2代目ダンブルドア校長先生ことマイケル・ガンボンですが、日本語版は津嘉山正種!)に耳を傾けるも良し、そしてただ画面を眺めるも良し。きっと何かを感じると思います。
ところで『ディープ・ブルー』という邦題の作品には、レニー・ハーリンが監督してサミュエル・ジャクソンが出演している、遺伝子組み換えサメが襲ってくる海洋パニック映画もあるのがややこしいですね。実際、間違えてDVDを借りた人もいたとかいないとか・・・?
この作品にはとても癒されました。
それなので「アース」も観たいところです。「アース」は原語ナレーションがパトリック・スチュワートだそうなので字幕を観たいのですが吹き替え版の上映しかウチのほうではないところだけが残念です。
そうなんですよね、『アース』原語版のナレーションはパトリック・スチュワート。
でも殆どの劇場が日本語版ばかりの上映なのが、ちょっと残念です。
ま、渡辺謙、決してナレーション上手くないんですよね・・・。
『ディープ・ブルー』は逆にわざわざ字幕版を観に行ったのですが、今回DVDでは日本語版にしたところ、そっちの方が良かったかな、なーんて思ったものですが(苦笑)。





