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『ライラの冒険/黄金の羅針盤』(2007)

『ライラの冒険/黄金の羅針盤』(2007)_e0033570_2043020.jpg
フィリップ・プルマンの<ライラの冒険>三部作の第一作、『黄金の羅針盤』を映画化したものです。
日本での公開は来週3/1からなのですが、待ちきれなかったので一足お先に先行特別上映で観てきました。
映画化に際しては過大な期待をしてはいけないことは百も承知だったのですが、少しずつ公開されるビジュアル・イメージに圧倒され、ついついしてはいけない期待なんぞをしてしまっていたのですが、この作品に関しては杞憂に終わりました。

おそらく原作小説を読んでからこの映画を観た人で、「想像していたのとは全くイメージが違う!」と怒り出す人は少数派だと思います。
それぐらい原作の世界を見事にスクリーン上に再現してくれているのです。
小説を読んでいたときからコールター夫人の役にイメージしていたニコール・キッドマンは、正に適役。
元々フィリップ・プルマン自身もニコールをイメージして書いていたというのですから、これは原作者のお墨付きの納得のキャスティングということになります。
アスリエル卿のダニエル・クレイグやセラフィナ・ペカーラのエヴァ・グリーンは、やや自分の中のイメージとは違っていましたが悪くはないですし(個人的なアスリエル卿のイメージはトム・クルーズでした…)、ライラ役の新人ダコタ・ブルー・リチャーズは実に堂々たる存在感を示しています。
CGで表現されたよろいグマのイオレク・バーニソンもキャラクターが立っていますし、美術全体も充分に合格点。
そういえば観ていて驚いたのが、あのクリストファー・リーが出演していること。
全く情報を得ていなかったので、一瞬目を疑いましたが、あの張りのある声は紛れもなくリー御大の美声。
出番はほんの僅かのカメオ出演ですが、いるだけで画面が締まるのはお見事。

『ライラの冒険/黄金の羅針盤』(2007)_e0033570_2045588.jpg
分厚い単行本、文庫本なら2冊分を2時間弱でまとめているので、正直言ってストーリーに関しては予備知識がないと辛い面はあります。
もっともこれは原作小説の第一部を読んでも同じことで、二部三部と読みすすめていく内に次第に明らかになっていくわけですから、仮に2時間半、3時間の上映時間があったとしてもさほど変らなかったかも知れません。
映画の冒頭には原作同様、三部作の一作目である旨のテロップが表示されています。
となると早いところ第二部、第三部も映画化して欲しいところなのですが、実はこの作品、興行的にはかなり苦戦を強いられているようで、続編製作には未だにゴーサインが出ていません。
主要マーケットで一番最後となった日本での興行成績如何によっては、その望みも絶たれてしまう可能性もあるとのことなのが心配です。
このスタッフ、キャストならば素晴らしい三部作になりそうな予感がするのですが。
同じ三部作構想だった『エラゴン/遺志を継ぐ者』の二の舞にならないことを祈るばかりです。

Commented by sakurai at 2008-02-24 16:07
こっちにもどうもです。
こっちは、本読んでみたいという気になりました♪
そっか、まだまだ謎めいているのね。
あれだけ見て、よくわかんなかったけど、ノリで!で、よかったんですね。
でも、アメリカでおおこけにこけたそうですから、微妙ですねえ。続編。
Commented by なぎさ at 2008-02-24 17:41
エクスカリバーさん こんにちは♪
そうですかぁこれ興収イマイチなんですねぇ。
『エラゴン』は未鑑賞なんですが、続編が立ち消えになってたんですね。
Commented by odin2099 at 2008-02-24 19:19
>sakuraiさん

こちらの方が読みにくいです(爆)。
でも、3作読破するとかなりの充実感が味わえるんじゃないか、とも思います。
2作目以降、舞台も色々変わり、新しいキャラクターも出てきますが、是非スクリーンで見たいものです。
どうなるかなぁ・・・?
Commented by odin2099 at 2008-02-24 19:25
>なぎささん

『エラゴン』は公開から一年以上経っているのに何のアナウンスもないんですから、続編製作はほぼ絶望と言っても良いんじゃないでしょうか。
もっとも原作はまだ完結していなくて、第3部はこれから発表される予定ですから、それに合せて何らかの動きがあるかもしれませんけれども。

で、この『ライラ』は『エラゴン』と同じように推移してるらしいんですよね。
なので非常に不安です。
『エラゴン』と違って、原作の再現度もバッチリですから、是非とも完投して欲しいのですがねぇ。
Commented by がちゃのダンジョン at 2008-02-25 22:40
わたしも、それほど期待しないで見に行きました(笑)
たとえいろいろ原作通りでなくても、文句は言うまい。。という風に。
原作は読み返さずにいましたし。
ところで、ラストはハッピーエンドにという製作がわの押しで、あのようになったそうですね。 アスリエル卿の裏切りやロジャーの死など。。
第二部は、それらが冒頭にくるようになる、、と監督がコメントしてました。
第二部は、暗さがぐっと増えて、物語の奥行きが出そうですね。
無事製作スタートするといいです!
Commented by odin2099 at 2008-02-25 22:56
原作通りのラストも撮影したものの、試写での反応を見て変更したと監督がコメントしてましたね。
DVDが出るときには、そちらも収録してくれないものかしらん?
マルチ・エンディング方式でも、未公開シーンなどの特典映像でも良いから。
第2部が実現するかどうかが微妙ですからねぇ。

でも仮に実現したとしても、製作や公開はかなり遅くなりそうですね。
これだけのキャストのスケジュール調整も大変だろうし、ウィル役のオーディションだってやらなきゃいけないし。
ライラ役のダコタちゃんが、その間に思いっきり成長してしまいそう・・・。
Commented by samurai-kyousuke at 2008-02-25 23:20
なかなか面白かったですね。
続編期待しております。
Commented by odin2099 at 2008-02-25 23:37
>samurai-kyousukeさん

ホント、ここまで風呂敷広げたんですから、続編を作らない手はないですね。
なんとかして欲しいものです。祈るばかり・・・。
Commented by miyu at 2008-03-03 23:01
続編の製作が日本での興行次第って時点でかなりヤバイですよね。
だって通常、国内の興行で決まるんですもんね~(;・∀・)
原作は未読ですが、結構楽しめたんですよねぇ~。
まぁ立ち消えになったら、原作を読むことにします。
「エラゴン」も同じく。。。
Commented by odin2099 at 2008-03-03 23:22
>miyuさん

仮に日本で大ヒットになったとしても、それで即製作決定!にはならないでしょうね、どう考えても(苦笑)。
DVDがメチャクチャ売れたとしても難しいでしょうし、非常に残念です。
原作を読んだ者としては、ほぼ理想的な映画化作品だったのに・・・。

この作品がコケたから、ニューライン・シネマはワーナー・ブラザーズに吸収合併されちゃうらしいけど、『ホビットの冒険』映画化に関して言えばその方が良いのかなぁ?
Commented by マダムよう at 2008-03-10 08:50
TBありがとうございました。

原作を読まれた方は、みなさん満足されていらっしゃるようですね。
私は、ちょっと置いてきぼりを食った感じでした。
原作読もうかと、思っているところです。

続編は絶対作ってもらいたいです!!
ほったらかしにしないで欲しいわ。
Commented by odin2099 at 2008-03-10 22:35
>マダムようさん

原作を読んでいないと、あの世界と我々の世界がどういう関係になっているのか、ダイモンって何なのか、ダストって何?
・・・と思うでしょうね(実は原作読んでてもあんまり良くわかってない・・・(苦笑))。
興味をお持ちであれば、是非お読み下さい。

続編、本当に何とかして欲しいのですが・・・。
Commented by 小夏 at 2008-03-29 13:01
エクスカリバーさんは先行上映でご覧になったんですね。さすが!
遅れ馳せながら、私もようやく見てきたわけですが、原作未読組の自分のオバカな頭では、序盤の矢継ぎ早の説明について行くのがやっとという有様でして・・・。
とりあえず、上映時間を一時間延ばしてもいいから次はもうちょっと丁寧に説明求ム!と言いたい。(だから続編ちゃんと作ってくれ~)
余談ですが、アスリエル卿がトム・クルーズっていろんな意味で洒落にならないと思いますです。見たいけど。(^^;
Commented by odin2099 at 2008-03-30 20:29
>千夏さん

この映画だけ観ても設定はチンプンカンプンだと思います。
原作を最後(第3部)まで読めば、ふむふむなるほどー、と思えるかどうかも定かではありませんが(苦笑)。

アスリエル卿、原作読んでいてもなかなかイメージ浮かばなかったんですよ。
コールター夫人はすぐに、ああニコール・キッドマンならピッタリだなぁと思ったんですが。
そこでコールター夫人がニコールなら、別れた夫のアスリエル卿はトム・クルーズかなぁ、なんて冗談半分に考えていたんですが、段々と『ラスト・サムライ』の頃のボロボロのトム・クルーズなら案外ハマりそうだな、と気付いたりして(笑)。
映画化が動いた頃はポール・ベタニーがキャスティングされていたようですが、それならやっぱりトムクルでしょう(爆)。
Commented by can at 2008-10-18 18:52
大変おそくなりましたがTBありがとうございました
原作未読の私としては、前半はついていくのに精一杯でした
全体の雰囲気はとっても好きです
次作までには原作を読まねば・・・と思っています
Commented by odin2099 at 2008-10-18 19:30
いらっしゃいませ~♪
原作は、最初のうちはちょっと取っ付き難い部分があるかも知れませんが、途中からは先が気になりだしましたね。
文庫本にして6冊分ありますが、気に入った人ならば一気に読んでしまうのではないでしょうか。

>次作までには
うーん、もはや絶望的かも知れません・・・。
by odin2099 | 2008-02-23 20:07 |  映画感想<ラ行> | Trackback(66) | Comments(16)

悪文礼賛


by Excalibur(エクスカリバー)
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