『ミス・マープル/夜行特急の殺人』(1961)
2008年 02月 26日
アガサ・クリスティーの『パディントン発4時50分』を映画化した作品で、ミス・マープル役はマーガレット・ラザフォード。これがミス・マープル物としては初めての映画化になるらしい。原作はどういうお話なのか知らないのだが、好奇心旺盛で元気一杯の婆さんが頑張る作品になっている。でも、ミス・マープルってそういうイメージだったっけか?
ただ発端から解決まで1時間半弱で見せるコンパクトさは、娯楽映画としては悪くない。もうちょっと色々と伏線を張っておいて欲しいものだけれども、丁度TVドラマならば2時間枠での放送にピッタリだし、メイドに扮したミス・マープルは正に「家政婦は見た」状態。犯人の動機は弱いと思うが、コメディ色もほどほどで充分に及第点だ。
もっとも何れ原作小説を読む気なので、その後では前言撤回するかも。なんせ原作では、目撃する人、潜入する人、そして推理する人、と全て別の人らしい。それを全てミス・マープルが兼ねてしまうなんて、原作ファンなら卒倒しかねない独自のアレンジを施しているんだし。





