『サイボーグ009メモリアル/サイボーグ戦士 誰がために闘う!』
2008年 03月 13日

あ、ファンの方には申し訳ないけれど、個人的には「戦士の休暇篇」は全く好きになれない。この作品に限らず、各キャラクターの設定に関する部分でオリジナル要素を加えられること(昔の友人だとか、生い立ちだとかを捏造されるパターン)が、どうしても許せないクチなのだ。
それでも久々に触れてみると、結構良いですな、このシリーズも。「ネオ・ブラック・ゴースト篇」の終盤の盛り上がりなんか、原作の片鱗は微塵も感じられないけれど結構好き。
スタッフはまだまだシリーズを続けるつもりでいたので、伏線を色々張ったまま終ってしまったのはなんとも勿体ない。第四部には「ミュートス・サイボーグ篇」が用意されていたけれど、これも幻で終ってしまった(一応第3シリーズの際に、形を変えて実現はしてるけれど)。
人気はありながらスポンサー都合で終了(オモチャが売れなかった!)というのもねぇ・・・。
『009』の前番組『宇宙海賊キャプテンハーロック』も同じパターンだったけれど、『ハーロック』にしろ『009』にしろ、オモチャを買おうとする層とファン層とは違うのだから、早過ぎた作品だったのだろうね。

『ジョウ? 君は何処へ落ちたい?』 “世界から戦争がなくなりますように・・・ 世界のみんなが仲良くなれますようにって お星様にお願いしたわ・・・・”... more

「サンライズ版」というのは、あくまで私がここで便宜的に付けたものです。
見ていないくせに、主題歌を覚えているのは何故だろう?いい曲です。

「誰がために戦う」いい曲ですよね。
こんな作品があったんですね。
劇場版は「旧作」と「超銀河伝説」だけだと思ってました。
次は「超銀河伝説」のコメントが聞きたいですね。
それ以前の『009』は全て東映動画の制作だったのに、この作品が違ってしまったのでちょっと不安だったのですが、作画面ではその不安が的中してしまった格好でした(苦笑)。
この時期は『ガンダム』だけじゃなく、『ザ・ウルトラマン』や『未来ロボ ダルタニアス』などなど、オーバーワーク気味だったんじゃないかと思いますが。
009の声は当初は神谷明が候補だったようですが、神谷ファンの僕から見ても「それは違うだろ?!」と思いました(笑)。
その後は水島裕と古川登志夫の二人が候補になり、その二人を「足して二で割ったような」井上和彦に決定したようです。
『超銀河伝説』なんかを見ると、井上和彦以外は考えられないくらいですね。
平成版の櫻井孝宏には悪いけれど・・・。
「誰がために」は良い曲ですね。
アニメソングとしてだけでなく、純粋に曲として楽しめるもので、このあたりがピークだったのかなぁ。
後の作品はアニメソングから乖離しちゃってるものが多いですから。
劇場版3作品は全てレビュー済みです。
そのうちTVシリーズも見直そうかな。
あ、平成版については本家サイト内で全話レビューしております。