『宇宙戦艦ヤマト/完結編』(1983)
2008年 04月 24日

しかし今回はこだわりを持って、最初の公開版(を上映中に手直しした版)を、昔のボロボロのビデオを引っ張り出してきて観直しました。

ガルマンガミラス帝国とボラー連邦の崩壊、行方不明のデスラー総統、水没する謎の惑星(ディンギル星)、太陽系へと回遊してくる水の惑星アクエリアス、突如ヤマトに襲い掛かる謎の艦隊(ディンギル帝国)と未知の新兵器(ハイパー放射ミサイル)、大きな犠牲を出してしまうヤマト、ヤマトを下りることを決意した古代の苦悩と葛藤、死んだはずの沖田艦長の復活…と、これだけの展開がホンの前振りなのですから凄まじいものです。
そしてこの初公開ヴァージョンの肝といえば、やはりラストの古代と雪のラブシーンでしょう(西崎プロデューサー曰く”まぐわいシーン”だそうですが、古風な表現というよりも生々しすぎますね)。


震災以降、水没やら放射能やら人がバタバタ死ぬアニメなんか、しばらく観たくもなかったんですが・・・今日、観ちゃいましたm(__)m。{%トホホwebry%} ... more
下↓のコメントは、間違えて「非公開」にしてしまいました(汗)
ヤマト・・・10代前半のほとんどをこれに費やしたと言っても過言ではない(笑)
いろいろストーリー的に問題がありますが(苦笑)、今見ても高品質な映像と最高の音楽。BGM集は車に積んで、今でも聴いています。
ヤマトを映画館で見たのは最後の「完結編」だけでした。でも、この1本だけでも貴重な体験だったような気がします。
TB頂いてコメント非公開とは珍しい、と思ったのですが・・・(笑)。
「ヤマト」はシリーズとしての統一感が無さ過ぎですが(苦笑)、その分荒削りの魅力というか、ファンが何とかしなくちゃ!という面もあったと思いますね。
多感な時期にこういった作品に出会えたのは幸せだったと思います。
で、当分この「懐古趣味シリーズ」(?)は続けるつもりです(爆)。せめて『オーディーン/光子帆船スターライト』くらいまでは。
「ヤマト」に関しては別個に『YAMATO2520』と『大ヤマト零号』まで追いかけますよ~。

今のように総入替制で無かったので、こういうことも出来たわけですが・・・。
しかも公開初日に徹夜で並んで見たし、その「まぐわいシーン」を貴重に見たことになりますね。(笑)
徹夜明けで、2回目と3回目の途中で、ちょっち寝てた時間もあったようです。
思い入れのある作品なので、またコメントさせていただくかも?
中3でハイジとヤマトを天秤にかけた世代の私は逆にこの作品だけ劇場で観ていないんです。当時22歳でね、社会人だったのと裏事情に詳しい友人との交際から西崎Pの汚いやり方とか食い物にされて泣いてるスタッフの話とか色々聴かされて…
この時も仲間内の第一声が「もおええって」だったくらい。
ヤマトにもスタッフにも罪はなかったんですけどねえ。好きだっただけに哀れで、ほんまにもお「眠らせてやってくれ」って思いましたもの。
むしろもう見たくないと思って自宅にあった資料もビデオも封印したくらい。それでも10年ほど前でしたか、慰安旅行で行った宮崎でふと見つけた模型屋さんのウインドーの中に全長2mの手作りスケールモデルのヤマトを見つけたとき、全身が震えました。やっぱし憧れなんですよね。
飾られたPOPによると、なんでも京都のモデラーがこしらえたものだったとか…数年前に出た1/350なんてカスムほどの迫力でしたが、今どうなってるのかなあ。
調べてみると、僕は公開4日目に観てますね。立ち見ではなかったですが、入場制限されてしまったので、外で丸々一回分並びました・・・!
2回観る元気はなかったですね、既に。
で、後でロマンアルバムを読むと、公開初日の最終回で早くもラブシーンを刈り込んでいたようで、結局本当の意味の初公開版は観られなかったということになります。
でも、地方はどうだったんだろう?
元々公開を一週間遅らせても製作が間に合わず、完成版のプリントが出来上がったのは当日。そのために一部の劇場じゃ初日の上映が出来なかったとも聞いています。
となると手直しも間に合わなかったんじゃないかなぁと思っているのですが・・・。
パート1世代だと『さらば』まで。せいぜい『永遠に』に付き合ったぐらいの人の方が多いでしょうね。
一方で『さらば』や『ヤマト2』を切っ掛けにファンになった人もいますが、それでもやっぱり『永遠に』で卒業という人も少なくないようです。
なんか不遇な作品だなぁ・・・(苦笑)。
僕はパート1の再公開も、「ヤマトフェスティバル」も、『永遠に』と『新たなる旅立ち』の2本立てもしつこく観に行ってます。自慢にも何にもなりませんけどね(爆)。
ただこの『永遠に』&『新たなる』の公開時に、「こういう時に本当のヤマトファンがわかるんだよなぁ」と話していた方のことは、今でも忘れられません。
結局劇場で観ていないのは、『完結編』の70ミリ版だけだなぁ。

こちらでは初日に手直し版が来たことは無かったようですよ。
この頃は、オールナイトニッポンの特別番組もあってましたね。
眠たい目をこすりながら聞いてましたよ。
沖田艦長とデスラー総統の絡みを期待してたのですが、会釈のみで終わったのが残念でした。(笑)
古代を生かすための沖田艦長復活というのは、無理があると思った記憶があります。
「父と子」を題材にしてるとはいえ、英雄の丘での一喜一憂が虚しく感じられました。
そういう意味では「さらば」が好きなんですよね。
でも、しっかり「FINAL YAMATO」の豪華本は後々購入させていただきました。
これも友人から「ヤマト」、「さらば」、「新たなる」の豪華本を無料で譲ってもらったからなんですが・・・。
おいらにとっても、ヤマトは青春の艦です。
その時に西崎Pはちょっと喋りすぎちゃってましたね(苦笑)。古代と雪のラブシーンはキス程度じゃなくもっと凄い(「身も心も結びつき」)ものになるとか、島が死んじゃうとか、ヤマトは最後に爆発するとか・・・。
豪華本は「ファイナルヤマト」だけ持ってませんねぇ。
もっともパート1は分冊版だし、まともに買ったのは「さらば」だけ。
「新たなる旅立ち」も「永遠に」も古書ですが。

もうキャラが死んだり生き返ったりしていいカゲンにしてくれと。
あとナウシカと重なってむしろマスコミはそちらを押していましたし
劇場では完結編からナウシカに変えるところもありました。
でもご都合主義はおいといて
個々に見るといい作品です。
最近35ミリのビデオをみてまたちょっといじって
アクエリアスのシーンを入れて初公開版を
再現してみました。
あと最後のヤマト83は燃えますね。
そういう意味で説教臭い70ミリ版より
35ミリ版のほうが好きです。
今は封印されている35ミリ版ですが
ブルーレイあたりで復活してほしいです。
何れにせよ、「ヤマト」人気も(ついでに言うなら松本零士ブームも)下火で、劇場では大きなヒットとは行かなかったようです。
「ヤマト’83」は、1コーラス目のアカペラ・ヴァージョンが好きなので、本編では流れずに残念。
ヤマトがアクエリアスの海に消える辺りで流れていたら・・・などと公開前は妄想していたのですが、トランザムとか八神純子とか、歌のオンパレードになってしまい食傷気味でした・・・。
一度はソフト化されていたので、オリジナルのネガは残っているんじゃないかと思うので、今後何らかの形でこちらも再発売して欲しいものですね。

失礼致しました。
そういえば戦艦大和の実際の海底での様子
がわかってきたのは1985年、そして1999年に
「いまよみがえる戦艦大和」で
極めて鮮明に映し出された戦艦大和は
船体が二つに分かれていました。
あと余談ですが
ゲストで出演されていた松本零士氏が号泣
していました。
1983年の完結編でも二つに分かれて
いるような表現をしていたので
驚いています。
大和とヤマトの不思議な縁の
ような気がします。
最近公開された『SPACE BATTLESHIP ヤマト』では、敢えてアニメ版に敬意を表して真っ二つではない戦艦大和を描いたようですが。

ネットオークションなどで同時のソフトが高値で取引されている現状を嘆いていましたので、そうだとすれば非常に嬉しいです。
またなんで発売に至ったのか、その経緯も気になります。
しかし今のスペックを考えれば、70m版の同時収録も不可能じゃないはずですが、どうもファンのニーズに対してピントはずれな部分があるように思えてなりません。