『風の谷のナウシカ』(1984)
2008年 05月 06日


ちなみにこの作品を「スタジオジブリ第1回作品」とするのは間違い。この作品製作時、まだジブリは誕生していませんでした。
後にこの作品の制作を担ったトップクラフトを母体にし、ジブリが立ち上がったのですが、その最初の作品は『天空の城ラピュタ』です。

風の谷のナウシカ・・・評価 4.5 5→かなり面白いっ 4→面白いっ 3→ふつーかな 2→まぁまぁ 1→イマイチ ■STORY■ ナウシカが住む世界。 それは、腐海と軒..... more

宮崎駿第二回監督作品であり、その後の作品群に与えた影響と衝撃は計り知れないほど大きなものがあります。シリアス路線の先駆けであり、革命といっても良いほど素晴らしい出来栄えを誇り、そのクオリティの高さはいまでも他の追随を許さない。... more


製作:徳間康快、近藤道生 プロデューサー:高畑勲 監督:宮崎駿 原作:宮崎駿 脚本:宮崎駿 音楽:久石譲 企画:山下辰巳、尾形英夫、奥本篤志、森江宏 作画監督:小松原一男 美術:中村光毅 撮影:白神孝始、首藤行朝、清水泰宏、杉浦守 編集:木田伴子、金子尚樹 、酒井正次 声優:島本須美 、辻村真人 、納谷悟朗 、八奈見乗児 、榊原良子 、京田尚子、永井一郎 、宮内幸平、矢田稔、吉田理保子、菅谷政子、貴家堂子、坂本千夏、TARAKO、松田洋治、冨永みーな、寺田誠 、坪井章子...... more

ブログネタ:好きなジブリ映画は? 参加中 数々の新作が作られ、 中には声での参加をした作品もあり、 今年もまた新たな作品が発表されるようですが、 ジブリ作品では今のところ、 この作品は越えられません。 先日もまたテレビでやってましたね。 やる度につい見... more



風の谷のナウシカ(1984) 「その者蒼き衣をまといて金色の野に降り立つべし」 もう台詞まで覚えそうなくらい何っ回も観てるのですが、TVでやってるとつい観てしまう・・・恐るべし日○レのジ○リ・マジック。最初に観た時は風の谷やトルメキア、ペジテの関係がよくわかっ... more

「風の谷のナウシカ」監督: 宮崎駿 製作: 徳間康快、近藤道生 声の出演: 島本須美、辻村真人、京田尚子 配給: (C) 二馬力・徳間書店・博報堂概要: 地球壊滅後の近未来を舞台に、& ...... more
この作品、スタッフ集めにはかなり苦労したようです。
トップクラフトはアメリカとの合作が多かった会社だし、作画監督の小松原一男さんは『タイガーマスク』、『デビルマン』、『ゲッターロボ』、『キャプテンハーロック』、それに映画版の『銀河鉄道999』を手掛けた人。
美術の中村光毅さんも『ガッチャマン』や『ガンダム』で知られた人。
従来、宮崎監督とは組んだことがないどころか、接点もなかった人たちなんですよね。
アニメファン的にはオールスターメンバー、ドリームメンバーという捉え方も出来るでしょうが、所詮は寄せ集め。そのせいもあってか、絵柄なんかもちょっと違って感じられます。
『ラピュタ』からはスタッフも育ってきたり、過去に組んだことのある人をスタッフに加えることが出来たので、統一感も感じられるようになってきましたが。
ジブリはトップクラフトを中心にした新会社ですが、社長はそのまんま。ところが数年後に、創作上の相違ということで退社してしまうんですよね。
詳細はわかりませんけれど、外から見てると何だか会社を乗っ取られたようで気の毒・・・。
ま、結局最後までちゃんと描ききられた宮さんの根性には頭が下がりますが。ちなみに私はオープニングのタペストリーから泣いたんですよ。そこで泣いてドーするなんですが、久石さんの曲に載せて見せたストップモーションで語る『千年期の終わり』がズンと来た。
ワタシ的には『もののけ姫』がナウシカと同じく“人間の傲慢さに対する宮さんの怒り”をストレートにぶつけた作品だと感じています。『ハウル』もそんなニオイはあるんですが、どうも被せたオブラートで消化不良な気がして。
そらそうと、この作品からではなかったでしょうか、プロダクションの列記ではなく『◯◯製作委員会』って表示方法。
ちなみに併映のホームズ、のちのTVの時よりシリアスタッチでしたよね。広川さんも抑え気味の演技でしたし。
最後になりましたが、インデックスへのご無礼、快くお許しくださって感謝です。
原作の『ナウシカ』は結局途中で挫折しちゃってるんですよね。「アニメージュ」も買わなくなっちゃったし、お話に付いていけなくなっちゃった、というのが大きな理由。
多分4巻か5巻くらいでストップしてます。
今になって、ちゃんと読んでおけば良かったなぁとは思っていますが。
『もののけ姫』は『ナウシカ』のリメイクだと捉えていました。
ただ表面上ハッピーエンドの『ナウシカ』に比べ、『もののけ』は救いがないのは、監督の人間観に変化があったんでしょうかね。
逆に『ハウル』には何も深いものを感じませんでしたが(苦笑)。
『ホームズ』は最初の劇場版は広川さんじゃありません。柴田侊彦さんです。
ワトソンの富田耕生さん、モロアッチ(モリアーティ)の大塚周夫さんは同じなんですが、ハドソン夫人も信沢三恵子→麻上洋子という具合に替ってます。
柴田さんのホームズは典型的な二枚目で、広川さんのホームズはちょっとお惚けが入った感じがありました。
アニメージュは私も時々しか買ってなかったんですが、ナウシカだけは宮さんが嫌がりながらもマンガを描いたというコレクターアイテムとして全部持ってます。
まんま絵コンテの資料集ですからね。
ちなみにもののけ姫も、私は救いがないとは思ってないんですよ。
ナウシカは人類が自然から許されるカモ?という示唆があるのに対して、もののけ姫は許されない罪を犯して、しかもダメモトでもこれから償う努力をしてみよう、という話ですから、まだ未知数。たしかに無理そう…とは思えますけどね。
わーい、どうリアクションしていいかわからない~(苦笑)。
ま、ホームズに関しては柴田版の印象が結構強かったので、広川版は実はあんまり馴染めない・・・。
『もののけ姫』については、何れ再見した際にでもまたコメントしますが、本家サイトでは、
>自分のいるべき(属する)場所を失ったアシタカは人間(文明)を代表しないし、
>人でありながら獣に育てられた「もののけ姫」サンは人も獣(自然)も代表し得ない。
>この二人を中心にして何を描きうるのか?
>世界に疎まれた者同士が「共に生きよう」とする姿は、その延長線上の世界に現在の我々がある以上、
>非常に虚しく響くのみである。
てなことを書きました。
これでキャッチ・コピーが「生きろ」ですからねぇ。かなりキツイと思いますね。
先日は暖かいコメントありがとうございました♪
さて、本作品ですが、先日、私も久しぶりに鑑賞しました。
あの淡々とした口調のナウシカが忘れられなくて(笑)
今年に入り、今度は原作を読んだのですが、映画とは違う面白さがありました。というか、原作は奥がめちゃめちゃ深いんですね。
映画版は原作のほんの一部だということにビックリだったし、映画は映画でよくまとめたなぁ・・・と感心してしまいました。
大切な時期だと思いますので、お身体は大事になさって下さいね。
さて、原作は途中までしか読んでいないのですが、結局映画とは正反対とまではいかないものの、かなり違う結論に達したようですね。
『ナウシカ』続編は早い段階で否定されていますが、原作に忠実な再映画化というのは面白いかも知れません。
まぁ映画は時間的分量的に無理でしょうから、TVかビデオのシリーズでしょうかね。
忘れたころにまた見たくなる、心の底にジィーンっとくるような作品。
実は食わず嫌いで、全部を見たのはつい最近になってから(^^;
まわりがはまっていたせいもあってか、天邪鬼だった私。
やっぱり見るとよくって、また見たくなるという連鎖にはまってます。
暴走する王蟲の大群の前に立つナウシカは、名シーンですよね♪
来月にはTV放映あるし、また新しいファンが増えるんだろうなー。