『この一冊で読んで聴いて１０倍楽しめる！ クラシックＢＯＯＫ』 飯尾洋一

『クラシックの王様　ベスト１００曲』を読んでいて、そういえばこの人の本を他にも読んだことがあったっけな、ともう一度引っ張り出してきた。同じ王様文庫から出ている一冊で、ＣＤ付きな点も同じ。副題は”「世界の名曲＆作曲家」の知識が深まる最強版！”。
こちらは作曲家中心の構成で、ヴィヴァルディ、Ｊ．Ｓ．バッハ、ヘンデル、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、ロッシーニ、シューマン、リスト、ワーグナー、メンデルスゾーン、ブルックナー、チャイコフスキー、リムスキー＝コルサコフ、ドヴォルザーク、ラフマニノフ、ショスタコーヴィチ・・・ら古今東西の代表的な作曲家４０名をピックアップ。作曲家にまつわるエピソードや、代表作がコンパクトに紹介されている。また雑学や素朴な疑問といったコーナーもあり。

おまけの「茂木大輔こだわりの名曲ＣＤ」にはエルガーの「愛の挨拶」、ベルリオーズの「幻想交響曲」、ワーグナー「ジークフリート牧歌」、ショパン「別れの曲」など８曲を抜粋して収録。「読んで聴いて」ちょっとした薀蓄が得られるお徳版である。
しかしＣＤ付きの文庫本というのは、個人的にはどうも・・・。いや、単にページが繰りにくいってことなんだけれどもね。