『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』(1999)
2008年 06月 09日
あれから10年近く経ち、今年は本家本元のインディアナ・ジョーンズ博士がスクリーンに帰ってきますが、そうなるとこんな邦題を付けた配給会社の確信犯ぶりも懐かしく思えてきます。

この題名からお分かりの通り、ボリス・カーロフが主演したユニバーサル・ホラー『ミイラ再生』のリメイク企画から生まれた作品です。スティーブン・ソマーズ監督はこの後、『ヴァン・ヘルシング』で残るユニバーサル・モンスターのドラキュラ伯爵、フランケンシュタインの怪物、そして狼男を一気に復活させていますので、根っからのモンスター・フリークのようですね。
ということでこの作品は本質的にはホラー映画。宣伝に騙されて、単純なアクション物だと思って小さなお子さんを連れてきた親御さんは困ったのではないでしょうか。映画館の隣の席にいた女子高生のグループも、上映中にキャーキャー騒いで煩かったし。
かくいう自分も半分は騙されたようなもので、丁度『スター・ウォーズ/エピソード1~ファントム・メナス~』が公開される前の番組がこの作品。前売券を買いに行ったり、先行、先々行上映の際の劇場周辺の盛り上がりに釣られて中へ入ってしまったようなもの。
それでも極端な残酷シーンもなく、程好く笑えるシーンも盛り込まれていますので、怖いのと気持ち悪いのは苦手と公言してる割には充分に楽しみました。
ちっともアクション・スターらしくないブレンダン・フレイザーが、意外に格好良いのも拾い物でしたし、ヒロインのレイチェル・ワイズのコメディエンヌぶりもお見事。結果、<インディ・ジョーンズ>シリーズを穢すことにはなっていないのはヤレヤレです。
その後、続編とスピンオフの番外編と計2本の映画が作られていますが、どちらも未見です。そして今年は久々に正当なシリーズ3作目が公開されるということでこの1作目を観直したのですが、このテイストをどこまで維持してくれているでしょうか。

『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』を観ましたスリルとロマンに満ちた冒険をダイナミックに描いて、世界中で大ヒットを記録した傑作SFXアドベンチャーです>>『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』関連原題:THEMUMMYジャンル:アクション/アドベンチャー/ホラー上映時間...... more

コチラの「ハムナプトラ 失われた砂漠の都」は、トレジャー・ハンター系のアクション・アドベンチャー映画です。ナニゲにヒットしたみたいでしたし、なかなか好評なようだったので、期待しちゃったのですが、思ったほど面白くなかったです(^-^; でも!何と言ってもこ....... more

何度も観るチャンスはあったものの、ずっと後回しにしていた作品。どうもね、大好きなインディジョーンズシリーズをパクってる印象しかなくてさ。特にもう25年以上前のレイダースね。考古学ものは好きだけど、オカルト要素全開のストーリーは好きじゃないんだよね。死者が蘇...... more

【THE MUMMY】1999/06公開製作国:アメリカ監督:スティーヴン・ソマーズ出演:ブレンダン・フレイザー、レイチェル・ワイズ、アーノルド・ヴォスルー、ジョン・ハナー、パトリシア・ヴェラスケス、オデッド・フェール “世界を翔けるI.L.M.最新SFX!砂は立ち上がり、...... more

物語:紀元前1290年のエジプトで、邪悪な高僧イムホテップが王の愛人と禁断の恋に落ちた。 王の怒りで死者の都ハムナプトラで生きたままミイラ化されるという究極の刑”ホムダイ”に処せられる。 彼の怨念は再びその棺が開けられるときまで、神殿の地中深く埋められ眠...... more

THE MUMMY 1999年:アメリカ 監督:スティーブン・ソマーズ 出演:ブレンダン・フレイザー、レイチェル・ワイズ、アーノルド・ヴォスルー、ジョン・ハナー、パトリシア・ヴェラスケス、ケビン・J・オコナー 紀元前1290年、国王の愛人と禁断の恋に落ちた高僧イムホテ....... more


イムホテップ役のアーノルド・ボスルーさんの好演も懐かしい、本作。レイチェル・ワイズ、ブレンダン・フレイザーさんらが主演。 私、この一作目大好きです。弟と一緒に「イ−ムホーテーープ」(兄が存在をごまかすために周囲になりきるシーン)とか笑っちゃってました。砂漠での顔が襲ってくるシーンなども迫力満点で、インディ・ジョーンズ以来久々にみた「大作系娯楽アドベンチャーもの」だったなあ。 実在した有名な彼イムホテップを悪役として登場させるのも楽しく、エジプト展や歴史に多少でも興味ある人なら、ワクワク感が...... more

なんたってB・フレイザーの二丁拳銃のなんとカッコイイ事か!それにレイチェル・ワイズのこぼれそうにデカい眼の可愛いこと、そのマヌケな兄貴の味わい深いこと。
さらに単純なアクションでなく、最大の敵イムホテップ自身がなかなかドラマチックでちょっと同情してしまうんですよね。
さらにSFXをわざとらしく使ってないのがイイ。廃墟に襲い来る、地平線を埋め尽くす敵の兵士なんて『スパルタカス』以来でしたから劇場なのに思わず「おおおおおお〜っ」って声を上げてしまったほどです。
へえ〜!今更また続編?今度はあの子が大きくなって出てくるのでしょうか?そう、続編はなかなか楽しめましたよ。でも私もスピンオフの方は興味がなくて観てません。

知らなかった・・・
怖いのは大嫌いな私ですが、これはとても楽しくみました。あの虫が体の中をもぞもぞするのは嫌ですが・・・(あれって、もしかしたら2だったかしら?)
面白かったのでつい2まで見ました。両方レンタルでしたが。
でも、1の方がいい!と思います。
イムポテップが必ずしも悪人とは言えないところが奥が深いですよね。
ただ彼のもたらす災厄が、そんなにスケールがデカイように思えないのがなんとも・・・(苦笑)。
しかし何で今頃パート3?
あれ、お名前が・・・?(笑)
パート3にジェット・リーが出るということで、ちょっと興味が湧いてきてお浚い中です。
オリジナルの『ミイラ再生』の記事もupしましたが、元はホラー映画です。
こちらはコミカルな要素も多く、娯楽性が高まっていますので、私のようにホラー苦手な人でも大丈夫!な作りになってますね。
でも、虫がゾロゾロ・・・は、やっぱりキモチワルイ。

今回は、リックとエヴァリンの息子も主要メンバーで活躍してくれるみたいですが、イマイチ可愛くないのでその点に限っては期待薄です。(←やっぱり美形好みとしてはそこが大事なんだもん)
あとやっぱり残念なのはレイチェル・ワイズが出演しないことですかね。代役のマリア・ベロさんもお綺麗な方ですが、レイチェル好きの私としてはややテンション↓気味だったり・・・

既に「ハムナプトラ」でも何でもなくなってますね、3作目(笑)。
1作目はナイスな邦題だったかも知れませんが、こうなるとシリーズ物は辛い。
あと、キャスティング変更は残念ですね。
例えば「SW」のアナキン君は、エピソード1と2、3で役者が変るのは年齢設定の面からも当然なんですが、そうでない場合、途中で交代しちゃうと「あれ?」という気になりますよね。代役の方の良し悪しではなく、やっぱり別人になっちゃうから。
今回、スケジュールの都合で断念したという説もあれば、積極的に出演を断ったという説もあるのですが、うーん・・・。
当時は「なんでインディに肖ってるんだろう?別物なのに」と思ったものですが、今回観直した際には、ジャンル分けするとすれば「同じグループに入れてもいいかな」なんて思うようになってました(笑)。
さて、2作目も観てみなくちゃ。