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『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008)

『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008)_e0033570_18264250.jpgいよいよ来週から公開される、19年ぶりに帰ってきたインディアナ・ジョーンズ教授の大冒険物語の第4弾。
ですが、一足お先に先行公開で観てきちゃいました。
気合を入れて前もってチケットを購入しておいたのですが、劇場はガラガラ…。
ま、そんなものかも知れませんね、今のインディの知名度、そして期待度は。
アピールしたい世代にとってのインディは、自分が生まれる前か、生まれていたとしてもごくごく幼い頃に完結した(はずの)シリーズでしょうから。
これで正式に公開されれば色々と盛り上がってくるのではないかと期待しております。
それとも吹替版だったからでしょうかね。


さて映画の内容なのですが…、うーん、ちょっと、というよりもかなり微妙なんじゃないでしょうか。
フォーマットはかなり旧作を踏襲していますので、懐かしさは感じるものの、目新しさは殆ど感じられません。
このあたり、旧作を知らない観客にはどう受け止められるのでしょうか。

その一方で、御馴染みのキャラクターはインディと、1作目のヒロインだったマリオンのみ。
他にももう一人くらい、サラーかマーカス・ブロディか父親のヘンリーが出てきていれば、と思うのですが、シリーズの連続性もあまり感じられないのは残念、というよりも寂しいですね。

そして物語。
『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008)_e0033570_18282840.jpg三題噺じゃないですが、副題にもある「クリスタル・スカル」、「黄金の都エル・ドラド」、それに「ロズウェル事件」がどう結びつくのか、観終わった今でも良く分かりません。
これに「ナスカの地上絵」なども絡んではくるのですが、これも手掛かりとしてはどうも…。

正式公開前ですので極力ネタバレは避けますが、従来のインディの冒険譚とはやや方向性が違うように思えます。
『未知との遭遇』的というか、『インデペンデンスデイ』っぽいというとヒントになりますかどうか。
観ていて途中までは、「自分はやっぱりインディのファンじゃなかったんだなぁ」と真面目に悩んだものです。

それでもハリソン・フォードは健在ですし、年齢を重ねたインディのキャラクターも悪くありません。
TVシリーズも含めた旧作への目配せもありますし、何よりも第1作『レイダース/失われた≪聖櫃≫』から始まったシリーズの幕引きと、新たな展開をも期待させる終わり方なのは嬉しいですね。

この作品単独で考えるならば必ずしも楽しめたとは言いがたいのですが、シリーズをトータルで考えると、自分はそれでもインディが好きなんだなぁと改めて思いました。
次回作の舞台は是非日本で、などというリップサービスも含めて5作目以降の漠然とした構想はあるようですが、ハリソンが元気なうちにもう一本ぐらい作って欲しいものです。

最後に、吹き替えキャストについて少々。
マリオン役のカレン・アレンの声は、ビデオやDVD同様に土井美加が担当しています。
イリーナ役ケイト・ブランシェットは本田貴子、マット・ウィリアムズのシャイア・ラブーフには細谷佳正…と総じて悪くはないのですが、ただ一人気になったのが、ハリソンの吹き替えを担当した内田直哉

嫌いな役者さんではありませんが(何せデンジグリーンの頃から知っていますし)、インディの声といえば村井国夫、もしくは磯部勉が定番。
特に今回の、年輪を重ねたインディの役にはやはり長年担当してきた人を当てるべきでしょう。
内田インディは、あまりに若すぎるので興醒めしてしまいます。
まだ気が早いですが、DVD発売、あるいはTV放映の際には是非とも村井インディか磯部インディでの新録をお願いしたいところです。
Commented by ゆかりん at 2008-06-14 21:43
こんばんは☆
吹き替え版の内田直哉さんはどうかと・・・個人的には慣れてる村井さんが良かったのになと思いますね。今日は字幕版だったので、小ネタ探しに吹き替え版を観ようと思ったのですが躊躇してます。
Commented by odin2099 at 2008-06-14 22:11
>ゆかりんさん

内田さん、決して下手な人じゃないんですが、ハリソンにもインディにも合ってないですね。
年齢のことも考えると、やっぱり村井さんに演じて欲しかったんですが。

ちなみに吹替版、タイトルバックのクレジットの大部分が日本語になってます。
最近、そういう手間隙かけた作りが多くなりましたね。
フィルムを完成させる際に、既に日本語ヴァージョンも用意しているんですから。
でも一部を除くと、DVDやビデオには収録されないのが残念。
多分ソフト化されたのは、『スター・ウォーズ』新三部作くらいでしょう。
『ハリー・ポッター』も『ロード・オブ・ザ・リング』も違ったし。
Commented by なぎさ at 2008-06-15 17:42
エクスカリバーさん こんにちは♪
せっかくTB頂きましたのに、こちらからは未送信になってしまい申し訳ありません。

字幕版での上映はかなり満席でした。
今回の吹き替えは村井サンでなくて残念です。
なんでも、ご本人のお仕事の都合がつかなかったと聞きました。
Commented by odin2099 at 2008-06-15 21:52
>なぎささん

昨日行ったシネコンは、いつも比較的空いているのです(笑)。
だからこそ、そこを選んだというのもありますが。
ただ、今日は別のシネコン(の入り口)へ行ったのですが、特に混雑してる感じはありませんでしたね。
もっとも皆さん、既にチケットをお持ちだっただけかも知れませんが。
黙っててもヒットするとは思いますが、それでもちょっと心配・・・。

村井さん、本当に残念でした。
DVD化の際の追加収録は、残念ながら望み薄のようですね。
『ダイ・ハード4』はやったのに・・・(苦笑)。

さて、次は『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』だ!
Commented by よろづ屋TOM at 2008-06-16 01:32
毎度です!どーやら私は全然期待していなかったのが良かったようで、楽しめたクチです。むしろもっと悲惨な出来映えを想像していたもので。
ただまあ、スピどん、やっぱそっちかいな…ってのはありましたけどね。そういう解釈してしまうとアークも聖杯もそういうものって解釈するのか?あんたはエーリッヒ・デニケンか!と思いましたけど。

しかしこういうシリーズは日本の松竹系マンネリ定番映画シリーズのように、目新しさを追ってはいないのではないかとも思うんです。そもそもインディシリーズが目指す活劇自体がアクションを楽しむものであり、いわば香港のカンフー映画みたいなものだと思ってるんですけど。
Commented by odin2099 at 2008-06-17 22:31
>TOMさん

自分は 「スター・ウォーズ」>「インディ・ジョーンズ」 なので、ややハードルは低めのはずなんですが、結局はどんな作品であれ、満足はしなかったんじゃないかなぁという気がしています(苦笑)。
今回の作品も従来作品を踏襲していて、シリーズの一本として充分に及第点のはずなんですが、それでもナイモノねだりをしてしまいます。
でも、作ってくれたことには大満足ですので、この調子で次も作ってくれないかなぁ。
それに小説シリーズも本邦未訳が結構あるはずなので、これを機に翻訳版も復活してくれると嬉しいんですが。

エーリッヒ・フォン・デニケンのいかがわしさに通じるのは、スピルバーグよりはローランド・エメリッヒの方じゃないですかね(爆)。
Commented by よろづ屋TOM at 2008-06-18 01:05
≫スピルバーグよりはローランド・エメリッヒの方じゃないですかね

(≧▽≦ )// ぐは〜〜〜〜!

でもデニケン、けっこう好きでした。矢追さんよりも。本も結構読みましたよ。文庫になってからですけど。あそこまで乱暴だと、もしかしたらどこかには真実もあったりして…って気にさせてくれます。
まあ『信長は女だった』的な凄さですが…そりゃそーと、できますでしょ、次回作。
Commented by samurai-kyousuke at 2008-06-18 19:11
私も先行上映に行ってまいりました。
日曜の21時40分からの回でしたので、観客は20人ぐらいでしたね。
お馴染みのシーンを集めた、インディファンの楽しい同窓会といった映画でした。

>旧作を知らない観客にはどう受け止められるのでしょうか。
評価を聞きたいですね。ロズウェルのくだりは旧作ファンの間でも賛否両論有りそうです。
Commented by odin2099 at 2008-06-18 23:36
>TOMさん

矢追さんの本も何冊か読みましたよ~。
「MJ-12」とか「第三の選択」だとか、あのあたりは結構リアリティがあると思いますので、全てをフィクションで片付けるのも気の毒かなぁ、と。
割とこの手の話、信じる(?)方です。
Commented by odin2099 at 2008-06-18 23:47
>samurai-kyousukeさん

『ロッキー』も『ダイ・ハード』も『スーパーマン』も、ちょっと前ですけど『スター・ウォーズ』も、何年もブランクがあって復活してるんですが、メディアが発達しているせいか、若い人でも手軽に旧作に触れることが出来るんですよね。
そういう面では、こちらが考えるほどギャップがないのかも知れませんが、そうは言っても新しい観客の意見は拝聴したいものです。

ロズウェルに関して言えば、もうかなり前から「インディがUFO絡みの冒険をする」というネタは囁かれていましたので(正式に4作目の話題が出る前から)、とうとう来たか、という感じでしたが。
Commented by よろづ屋TOM at 2008-06-19 02:38
そうそう…『Xファイル』の最初の最初、エンディングが『失われたアーク』のオチとそっくりだったのを思い出しましたよ。
あっちはあんまり長い間ダラダラやってたのと、当初の目的を見失って迷走したんですっかり忘れてましたが。

あ〜。もひとつ変な脳内記憶にアクセスしてしまいましたよ。
( ̄〜 ̄lll)タイトルいつも忘れるんですが、地下鉄の工事中に火星人のミイラが乗った円盤を掘り当てる映画。アレ結構好きです。エクスカリバーさんならご存じでしょう。
BS映画劇場でやらんかなあ。レンタルDVDもないでしょうし。
Commented by odin2099 at 2008-06-21 00:07
うーん、なんだろう?記憶にあるような、ないような・・・?
『宇宙から来たツタンカーメン(宇宙からのツタンカーメン)』じゃないだろうしなー。

色々と調べてみると、ハマー・プロの『火星人地球大襲撃』という作品がそれっぽいのですが、もしそうならば多分観てないだろうと思います(苦笑)。
Commented by ホーギー at 2008-06-21 19:14
こんばんは、ホーギーです。
1年以上前からこの日を楽しみにしてきましたが、ついに観てきました。
心配していたハリソンの年齢からくる表情や体型に老いは感じるものの、その圧倒的な存在感やまだまだやれるアクションシーンに安心しました。
そして、見事なストーリー展開と怒濤のアクションシーンは健在で期待とおりの内容に大満足の2時間でした。
これぞ元祖トレジャーハント&アドベンチャー&アクション映画ですね。
本作はハリソンのほか、懐かしのマリオンの再出演、オスカー女優のケイト・ブランシェット、いま売り出し中の若手シャイア・ラブーフとキャスト陣も楽しませてくれました。
噂によると数年後に更なる続編との話もあるようですが、どうなることでしょうか?
ということで、これからもどうぞよろしくお願いします。
それとTBもお願いします。
Commented by よろづ屋TOM at 2008-06-22 03:36
『火星人地球大襲撃』そうそう、それそれ!さすが。
ほほお、ハマープロでしたか。

何でできているのか不明な紅い謎の円盤、三本足の昆虫型異星人の記憶の毒気に当てられた軍人、宇宙人の怨霊…絶対エクスカリバーさんが好きそうなテイストの作品ですよ。ぜひご覧いただきたいなあ。
あ、インディの記事に関係ない話ですみません。
Commented by odin2099 at 2008-06-22 20:36
>ホーギー様

年齢を重ねてもハリソン=インディは健在でしたね。
「インディ5」の話はてっきりリップ・サービスだと思っていたのですが、なんだか半分くらいは本気なのかも知れません。
マット君がめでたく2代目を襲名するのか、それともまだまだインディが身体を張るのかわかりませんけれども、実現して欲しいと思っています。
Commented by odin2099 at 2008-06-22 20:38
>TOMさん

50年代、60年代あたりの映画は、最近はとんとお目にかからなくなりました。
ビデオやDVDにもなっていないので、ちょっとしたエアポケット状態。
まとめて放送してくれないものかなぁ。
Commented by みゆみゆ at 2008-06-25 22:24
こんにちは、私は今日見てきました!!
内容は。。。うーん・・と思ってしまっても、楽しかったです(笑)

字幕版で見たんですが、ハリソンさんのもう一つの代表作の台詞もあったりして・・・思わずニンマリ(^^;しちゃったんですが、吹き替えはどうだったのかな?とちょっと気になりました。

続編・・・ハリソンが健在なうちに(苦笑)、私も見たいです!
Commented by odin2099 at 2008-06-26 21:28
「インディ」の新作は、どういう作品であれ満足しなかっただろうし、逆にどんな作品でもシリーズの一本である限りOK、という評価を下したでしょうね(笑)。
結局なんだかんだで「インディ」というシリーズは好きなんだなぁ。

セリフというのは
”I have a badfeeling about this”
のことですね。
吹き替えでもちゃんと「イヤな予感がする」と言っております。
Commented by Nao at 2008-06-28 16:29
ごぶさたしてます。埼玉の田舎で公開二日目の2回目上映を観たのですが、出て驚き!インディー行列ができてました。年齢層はやはり高め。
ただ、私達老夫婦のお隣は大学生くらいのカップルで語らいながら笑いながら楽しそうに観てました。そういう時代もあったなあ・・・
また、私の素朴?なブログへも遊びに来てください。
Commented by odin2099 at 2008-06-29 16:40
いらっしゃいませ~。
そうですか、行列が出来てましたかぁ。
最近はシネコンの、指定席・定員入れ替え制に慣れてきてるせいもあってか、あまり行列を見かけなくなりました。
チケットを買う際に行列が出来てることもありますが、それも早売りとか先売りという制度で事前に購入できるから、少なくなってきてるような気もします。
皆さん、賢くなってきてるんでしょうね。

マナーが悪い客が大騒ぎするのも困りものですが、ガラガラの客席も盛り上がりに欠けるもの。
やっぱり自宅でビデオやDVDで鑑賞するのではなく、せっかく映画館へ来てるのですから熱気も必要ですね。
Commented by メビウス at 2008-07-01 15:19
エクスカリバーさんこんにちは♪TB有難うございました♪

正直吹き替えが磯部さんだったら字幕よりも優先していた所でしたが、予告編の吹き替えを聞いたら違っていたし個人的にも内田インディは肌に合わなかったのでちょっと残念ですね。仰るとおり、内田インディは老け込んだインディが逆に若々しく感じてしまう部分もあったので、時代の流れを感じさせる上でも長年やって来た村井さんなどを起用して欲しかったですね。
Commented by odin2099 at 2008-07-01 23:44
磯部さんのインディはあんまり馴染みがないもので(ハン・ソロは観てますけれど)、インディに関しては村井さんで統一して欲しいところですが(ついでに言うならばビデオ&DVDに収録されているヴァージョンじゃなく、今回立て続けにTV放送された「金曜ロードショー」ヴァージョンの方が好きです)、村井さんが無理ならせめて磯部さんで、とは思いますね。
内田さんじゃなぁ・・・。
DVD発売の際には、是非村井さんで追加収録を、というファン活動も行われているようですが、はたして実現しますかどうか。
Commented by 小夏 at 2008-08-02 14:12
エクスカリバーさん、こんにちは~

>『未知との遭遇』的というか、『インデペンデンスデイ』っぽい
これねー、私もマジでやっちゃうわけ!?でした。
それでも自分のキャパ的には全然OKだったんですが、さすがにクライマックスでアレがどどーんと登場しちゃった日にゃ、おぃおぃそれはちょっと違うんじゃないの~?と。(^^;
まあ、トータルとしては単純に面白かったですけどね。私はインディに目新しさは求めてないですし、ちょいとB級臭漂うところもインディの魅力だと思ってますから。
とりあえず最大の心配事でもあったハリソン御大のアクションシーンもそこそこ無難にクリアってことで言う事なしです。

ちなみに、ケイト・ブランシェットのロシア語&ロシア訛り英語は必聴だと思いますよ。
今回、字幕版オススメ理由のひとつですね。
Commented by odin2099 at 2008-08-03 07:06
>千夏さん

あれなら『宇宙戦争』の主人公をインディに置き換えても成立するなぁ~、何て思ったりして(苦笑)。
この際『未知との遭遇』も『E.T.』も『A.I.』も全部リンクさせちゃえー!
そしてオーパーツはみんな、「遠い昔、遥か彼方の銀河」からもたらされた文明の痕跡ってことにすれば、見事に『スター・ウォーズ』ともリンクするぞぉ。
今回もR2-D2の姿がどこかに描かれているとのことですが、それもこれも「お遊び」ではなく「伏線」だったってことにすれば・・・。

まぁ今回の『インディ』はちょっと違うな感が個人的には随分漂ってはいたんですが、せっかくですからシリーズは続行して欲しいとは思います。
でももう一回映画館で観る気分じゃなくなっちゃったなー。どうしようかな、字幕版。
by odin2099 | 2008-06-14 18:30 |  映画感想<ア行> | Trackback(91) | Comments(24)

悪文礼賛


by Excalibur(エクスカリバー)