『スター・トレック5/新たなる未知へ』(1989)
2008年 06月 23日
3、4作目を監督したMr.スポックことレナード・ニモイが好評だったからか、「今度はオレにやらせろ」とばかりに主演のカーク役ウィリアム・シャトナーが監督に乗り出した。
一時はこれがシリーズ最終作という触れ込みだったし、原題も”THE FINAL FRONTIER”ということで、最後だからというお祭り気分だったのかも知れない。
中立地帯の惑星で、地球人、ロミュラン人、そしてクリンゴン人の代表が人質に取られるという事件が発生し、カークたちは休暇を返上、トラブル続きで修理中のエンタープライズ号で発進するが、そこに現れた首謀者というのが何とスポックの異母兄。そんな人いたの?という感じだが、彼らにエンタープライズを乗っ取られ、銀河の中心にあるという「あらゆる謎に対する答えのある」という<シャカリー>という伝説の惑星へ向かうことに。この<シャカリー>、地球語では<エデン>のことだそうで、楽園へ神様探しに連れ出されるというのが今回のお話。
正直「なんじゃらほい」という内容だし、いきなり生き別れのスポックのお兄さんが出てきたり、とファンからの評判もすこぶる宜しくないとのこと。
クライマックスに出てくる神様とやらもコケ脅かしだけれども、その神様に食って掛かるカークが「らしい」とファンには受けてるようだ。
結局シリーズの幕引きには「これじゃあんまりだ」と思ったのか、次回作が実現。今度こそオリジナル・シリーズはファイナルを迎えることになった。
でも改めて観直してみると、案外捨てたもんじゃないなぁという気もする。
スポックの兄サイボックも根っからの悪人ではなく、情熱的な理想主義者といった趣で必ずしも憎めない人物だし、カーク、スポック、それにドクター・マッコイの3人にスポットライトを当て、この3人の絆が事件解決の鍵となるというのも悪くない。
3人が休暇でキャンプに出掛けるシーンで始まり、最後もキャンプで終っているのは映画としては見事な締めくくり。途中で大ボラさえ吹かなければ、ちょっとした小品として良い映画になったんじゃないかなぁ。
・・・とは思うのだけれども、それじゃやっぱり<スター・トレック>にならないか。
それにしても最近の<スター・トレック>関連のニュースというと、この作品にもレギュラー・キャラ、スールー(ミスター加藤)役で出ているジョージ・タケイの同性結婚とか、オリジナル・テーマ曲を作曲したアレクサンダー・クーリッジの訃報とか、あまりファンには楽しいとは言えない話題ばかり。
新作映画の公開までは後一年近くあるし、ちょっと寂しい時期ですな。
バートレックは、とっても窓口の広〜いバーです。 と言っても常識に欠けるトレッキーなどは、バッタバッタとぶった切っていますがね。そういう意味では結構敷居の高いバーかもしれませんが・・・。(汗) スタートレックはもちろんの事、プロレス、格闘技、特撮、アニメ、音楽、何〜んでもありのバーなんです。 そう、何でもありのホロデッキです!! が、やっぱりスタートレックバーなんです!!って、少々強引ですが。。。 ちゅー事で、7月開催予定のスタートレックイベントに関するアンケートをしたいと思います...... more
スタートレック生誕40周年を記念し、TOHOシネマズ六本木ヒルズでオールナイト、劇場版イッキミを3週連続で上映している。昨日の8日(金)は、TMP、ST5、ST6が上映ということで、LDでST5を鑑賞しました。何せ土曜日は仕事で自由になりません(泣)。ということで雰囲気だけでもと思い、LDでST5を鑑賞しました。 ... more
「スター・トレック」映画第5作。同4で、エンタープライズに戻ってきたクルーたちの新たな冒険の旅!本作は、単独の一話完結エピソードです。楽天レンタルで「スター・トレック5新たなる未知へ」を借りようこれまでも散々言われてますが、シリーズ中でも評価の低い、カ...... more
ブルーレイで観直してますシリーズ。「スター・トレック」劇場版第5作にして、ついに、カーク船長役のウィリアム・シャトナーが監督した作品。本作は、単独の一話完結エピソード。休暇中のカーク、スポック、マッコイのキャンプファイヤーシーンで始まり終わるというテレ...... more
“感情に素直なバルカン人”として登場するお兄ちゃんですが、今BSであらためてTOS観てますと、声こそ上げてないものの、けっこうスポックはニンマリ笑ってたりするんですな。
(パイロット版にあたる『タロス星の幻怪人』ではフツーに笑ってますが)
私もプロローグそしてエピローグの♪漕げ漕げ漕げよ〜、もっと漕げよ〜♪のシーンはけっこう気に入ってます。映画版第一作のノベライズ版では、カークが老眼鏡をプレゼントされてブーたれるシーンが映画よりも細かく描写されてた記憶があるんですが、それとシンクロするいいシーンです。
まあ、カーク船長が神様を相手にするのは初めてじゃないですしね。
そうそう、私もつい先頃、やっとDVDで買うだけ買って見る間のなかったTNGの『ネメシス』観たんですよ。TNGテレビシリーズはあまり観ていなかったけど、それでもファミリーとしてのエンタープライズクルーの描き方が好きな作品でした。
テキトーに予備知識だけあって、これといって思い入れもないのでこの映画シリーズ、観続けていられるのかも知れません。
映画版だけは全部観てるもんなー。
でもTVシリーズのベスト版みたいなDVD、ちょっと欲しくなってきている今日この頃・・・。
だから関西でこの手のを深夜に集中再放送やってた1978年頃に宇宙大作戦にハマりまくったんです。
ご存じのように、400名もいるはずの乗組員を差し置いて毎回艦長・副長・ドクターが上陸する矛盾。チープこの上ない設定それ自体に眉をひそめる方もおられると聞きますが、日本の特撮テレビ同様、必死に脚本でなんとかしようとしたアイデアてんこもりさが味わいのすべてです。
ある意味、STAR TREKというタイトル、取りようによっては『星の珍道中』とも言えそうな名が体を表してますよね。
願わくばエクスカリバーさんもハマりますように。( ̄人 ̄)
ベスト版みたいなヤツで少しずつ観ていくのが無難でしょうかね。
そういえばシービュー号のプラモ、何故か持ってました。
TVも映画版の方も観たことなかったのに・・・。