『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐<特別篇>』(1997)
2008年 06月 29日
まぁ『ロッキー』のイッキミも一度はやってみたい気もしますが、結構体力要りそうですな。
さてこの作品は、削除シーンを復活させた一作目、ディティール・アップを施した二作目に続いて、新規撮影シーンを含めたパワーアップ版となった<特別篇>第三弾。
ジャバ・ザ・ハットの宮殿での踊り子やエイリアン楽団のシーンが新たに追加撮影されていますが、知らなけりゃ気付かないくらい自然です。この踊り子さん、14年前のオリジナル版と同じ人なんだとか?!プロポーションが変ってなかったからの再起用だそうですが、それも凄いことですねぇ。
そしてエンディング・シーンも、エンドアの森でのささやかな祝勝パーティという雰囲気から、首都惑星コルサントのショットが追加されたりと、銀河を挙げてのお祭りムードへとスケールがアップしております。ショットの順番を入れ替えたり、一続きのシークエンスだったものを途中で他のショットを挿んだりと、かなり細かく手を入れられていますし、音楽もこの作品のために新たに書き下ろされています。
まぁ、オリジナル版のラストでは<中間三部作>のフィナーレとしては兎も角、サーガ全体のフィナーレとしては物足りないからでしょうね。
ただ、小説やコミック等ではこれ以降のドラマが数多く発表され、ハンとレイアの子供やルークの子供も出てきたり、と世代交代も図りながら物語は続いていますので、これも何か中途半端な気がしますが。
ちなみにこの作品直後の物語はこちら(『バクラの休戦』)へ。
ところで前二作ではケノービのことを「ベン」としか呼ばなかったルークが、この作品に限っては「オビ=ワン」としか呼びません。何故でしょう? 父親のことで嘘をつかれた、裏切られた、という思いから余所余所しくなったのでしょうか。
またダース・ヴェイダーはルークに対して、「オビ=ワンはよく仕込んだ」てなことを連発しますが、どっちかというとルークを鍛えたのはヨーダの方。でもヨーダについては一言もありません。ヨーダのことを知らないわけじゃないはずなんですが、それだけオビ=ワンに対するこだわりが強かったのかな。もっともオビ=ワン同様、ヨーダまでもが生き延びていたことを知らなかっただけなのかなぁ。
実は2作目が好きだったんですが、今はハッピーエンドになるこの作品がいいですね。
予告編も、まずTVが映り、その画面に映し出されている『スター・ウォーズ』の場面が、グーンとTVから飛び出してスクリーン一杯に広がるというものでした。
それに被さるナレーションも、「今の若い人は、本当の『スター・ウォーズ』を知らない」という趣旨のもの。ビデオでなんか観てないで、劇場の大スクリーンで観てね、というわけで、日本でもリバイバル公開の作品としてはかなりの興行成績を挙げたみたいです。
『ジェダイの帰還(復讐)』はファンからの評判は決して良くないのですし、最初は違和感がかなりあったのですが、最近は結構気に入ってますね。
で、結局、SW新3部作バラ買いしちゃった私ですが(いや、誰のせいとは申しませんが。笑)、やっぱりSWはいいっ!先週末に6部作まとめてイッキミしちゃいました。
あ~ホント至福のひとときでしたわ~♪
でも、「ジェダイの帰還」のラストシーンは正直好みじゃなかったりします。っていうか、ぶっちゃけヘイデン君差し替えシーンがダメなのです。世間様では好意的に受け取られているのかもしれませんが、自分的にはあのシーンだけがものすごく違和感で・・・。(^^;
それで一週間連続かなんかの方が良いのかな~。
SW、とうとう「イッキミ」やりましたか! どういう順番で観たのかな?
ラストのヘイデン君は、僕もあんまり納得してません。
だからDVDの<再改訂版>よりこちらの<特別篇>の方が好きですね、その点は。
これが、ヘルメットを取った際もヘイデンに差し替えてるのならいざ知らず、そこは前のまんまでしょ。
ラストだけヘイデンなのはねぇ。
あれじゃあセバスチャン・ショウが可哀相・・・せっかくトシロー・ミフネそっくりのメイクまでしてるのに(苦笑)。
でもジェイク・ロイド→ヘイデン→セバスチャン・ショウだと、全然同一人物に見えないのも難なんだよなぁ。