人気ブログランキング | 話題のタグを見る

『クライマーズ・ハイ』 横山秀夫

『クライマーズ・ハイ』 横山秀夫_e0033570_23493473.jpg
昭和60年8月12日に発生した日航機墜落事故に材を採ったベストセラー小説。
NHKでTVドラマ化されたのに続いて、今度は映画化される。
この史上最大規模の惨事は、夏休み中の学生だった関係で、TVのニュース番組をかなりしつこく追いかけて見ていたことを思い出す。
あれからもう20年以上経つんだなぁ。

主人公は地元紙の記者で、急遽「日航全権デスク」を任されて奮闘した約一週間の出来事を、現在から回想するという形式の物語で、実名で登場する企業も多いがフィクション仕立て。
「ミステリー小説」にジャンル分けされているようだが、この作品の場合、そういう括りはあまりプラスには働かないような気もする。

未曾有の大事故に右往左往する新聞社内を舞台にしていながら、物語は事故そのものを語ることはせず、あくまで主人公を取り巻く人間模様が主眼。
頑張ってるサラリーマン、仕事人間、プロフェッショナルを描いているのかという先入観は見事に裏切られた。
サクセス・ストーリーなどではなく、そこで繰り広げられるのは中年サラリーマン、中間管理職の悲哀とでも呼べるもの。
読んでいて主人公と自分を重ね合わせてしまう場面もあり、何となく後味が悪いような、釈然としないような…?

Commented by はぎお at 2008-07-03 15:51
こんにちは。
見たいです。
数年前NHKで佐藤浩市さん主演で放送された時もとても興味がありました。でも・・・最後まで緊迫感が続く内容に、見るほうにも体力が要りそうな、そんな気がしてなかなか集中してみることができませんでした。
この事故、私も忘れられない記憶です。
恐らく、事故中心ではなく、事故を追う記者中心がテーマだと思うんですが、なかなか。
映画もまだ迷っているところです。
Commented by samurai-kyousuke at 2008-07-03 19:50
去年から登山にハマってしまい、その影響で山に関連する小説を数冊読みました。その中の一冊です。
夏の蒸暑さと主人公の憔悴感が伝わって来る小説でしたね。
映画もちょっと観たいですね。
Commented by odin2099 at 2008-07-05 08:49
>はぎおさん

いよいよ今日から公開ですね。
いつになるかわかりませんけれど、映画も観に行きたいと思っていますが、ちょっと想像していた(期待していた)のとは違うタイプの作品になっているようです。
もうちょっとサクセス・ストーリー、というか、充実感のある物語かなぁと思っていたのですが、どうやらそうでもない・・・。
また、人物相関図を見ると原作とも幾分か違っているようで、それが吉とでますか狂とでますか。
Commented by odin2099 at 2008-07-05 08:49
> samurai-kyousukeさん

おお、登山をなさっているのですか!
以前から興味はあるのですが、身近にそういう人がいないもので、なかなか一歩が踏み出せずにいます(苦笑)。
でも「クライマーズ・ハイ」の状況は、あまり経験したくないですねぇ・・・。

物語は確かに主人公の苦悩や焦燥感が伝わってくるものでした。
というか、ぶっちゃけ良い所ないですもんね、このヒト(爆)。
Commented by エミ at 2008-07-05 16:32
コレを読んだとき何処の会社も権力争いあるのは一緒なんだなぁと思いました。
映画の方は絶対見たかったので試写会に応募して当たってたんですが、行けませんでした(涙)
いつになるか分かりませんが、映画も観に行きたいんですよね。
Commented by odin2099 at 2008-07-06 00:25
>エミさん

公開されたらすぐ観に行こう!
・・・とはなかなか思わないタイプの作品なんですが(苦笑)、やっぱり興味はあります。

でもこの作品、わかりやすいカタルシスもないし、しがないサラリーマンにとっては身につまされるお話ですよね・・・。
by odin2099 | 2008-07-02 23:50 | | Trackback(5) | Comments(6)

悪文礼賛


by Excalibur(エクスカリバー)
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30