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『七月大歌舞伎』<昼の部>

『七月大歌舞伎』<昼の部>_e0033570_2235796.jpg”歌舞伎座百二十年”と銘打たれた今年の「七月大歌舞伎」、玉三郎と海老蔵の組み合わせで、昼の部は『義経千本桜』、夜の部は『夜叉ヶ池』と『高野聖』という演目です。
そのうち昨日は昼の部、三大義太夫狂言の一つ『義経千本桜』を鑑賞して参りました。
もっとも『義経千本桜』は、全編通しで上演すると一日がかりの大作ということだそうなので、今回はそのうち狐忠信(源九郎狐)に纏わる物語、「鳥居前」、「吉野山」、「川連法眼館」の三段を抜粋した形になっています。

先日<スーパー歌舞伎>は観てきましたが、純粋な歌舞伎となると10何年ぶりか、ということになるでしょうか。
市川海老蔵坂東玉三郎という顔合わせに惹かれて鑑賞を決意したのですが、一方で若干の後悔もありました。
常々「歌舞伎」には多大な興味を抱きながらも、自分にはなかなか越えられないハードルがあります。
それが台詞と音楽、そして踊り。
要するに役者さんの言っている台詞の意味が良く理解出来ないということ、三味線や鼓などで奏でられる音楽や義太夫節、それに大立ち回りなども踊りという形で表現される”演出”等々、これぞ「歌舞伎」と呼べる要素が苦手なのです。
今回も途中で睡魔に襲われるのではないか、という不安は常にありました。

『七月大歌舞伎』<昼の部>_e0033570_22322363.jpg正直言うと、丁度昼食をとった後の時間帯、なおかつ台詞が殆どなく全編踊りで表現される「吉野山」の段ではかなり辛い思いもしたのですが、それ以外は思っていた以上に楽しめました。
「鳥居前」にはかなり笑いの要素が盛り込まれていましたし、最後の「川連法眼館」では早替りあり、宙乗りあり、姿を消したと思ったら意外な場所から現れたりといった演出の妙もあって、これなら「歌舞伎」初心者でもいけるのではないかと思いました。

それにしても玉三郎の美しさもさることながら、海老蔵の身体能力の高さには驚かされました。
「家」に生まれ、幼い頃から舞台を踏み、役者になることを運命付けられているというのはこういうことなのか、と有無を言わせない説得力で示してくれました。
これが単なる”親の七光り”、”二世タレント”との違いなのでしょう。

直接関係はないのですが、上演中に地震がありました。
東北地方で「震度4」ということで、こちらでは客席等、さほど揺れはしなかったのですが、舞台上の装置などがかなり大きな音を立てていて客席はザワザワ。
しかし役者さんたちは何事もなかったかのように芝居を続けておられ、それでこちらも平静を取り戻しました。
もっと激しい揺れであったなら公演も中断、あるいは中止などということになっていたのかも知れませんが、こういう時は落ち着きが肝心なのだと改めて気付かされましたね。
Commented by エミ at 2008-07-21 12:10
長唄は確かに眠くなりますよね。
最近は台詞が理解できない方の為にガイドがあるとか。
行く機会がないのでガイドを利用したことがないんですが、一度は利用してみたいかも。
Commented by みゆみゆ at 2008-07-21 21:22
食事後、そして舞踊は割りときついものがありますよね(^^;
自分も未だに物によりますけど、舞踊はきついときあります。というか、好きでも寝るときは寝ます(爆)

今回の公演では、海老蔵が特に印象的でした!
確か、彼はジムで鍛えているはずです(笑)
Commented by odin2099 at 2008-07-21 23:45
>エミさん

今回、「イヤホンガイド特別割引券」なるものを貰っていたので、一度くらい使ってみようかなとも思ったのですが、何となく借りそびれてしまいました。次に行く時は借りてみようかな。
しかしこの券、「50円割引」というのもねぇ・・・(苦笑)。
Commented by odin2099 at 2008-07-21 23:49
>みゆみゆさん

お疲れ様でした。それに今回は色々勉強になりまして、有難うございました。

それにしても海老蔵は凄いなぁと思いましたね。
今後はチェックしないといけないかなー。それにお父さんとの共演作があれば是非とも見ておきたいものですが・・・。
by odin2099 | 2008-07-20 22:36 | 演劇 | Trackback(1) | Comments(4)

悪文礼賛


by Excalibur(エクスカリバー)
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