『終りなき夏』(1964)
2008年 07月 21日
サーフィンに全く興味がなかったり、海が嫌いだという人には向かないけれども、そうでなければただボーっと眺めているだけでも引き込まれていく”伝説的な”作品。ビデオやDVDでは『エンドレス・サマー』のタイトルで(一時は『ザ・エンドレス・サマー』のタイトルでも)リリースされている。
以前観た時は単純にサーフィンを題材にした映画だなぁ、くらいにしか思わなかったのだけれども、久々に観直してみると、これは人と人との出会いを描いた映画になっているのだな、と改めて感じた。
行く先々で彼らは地元のサーファーたちと出会い、たちまち意気投合して楽しむ様が描かれているが、中にはサーフィンなんて見たことも聞いたこともない人々との「異文化交流」もある。言葉も通じず、共通のバックボーンがないにも関わらず、彼らはやがて打ち解け、サーフィンの魅力を理解させるまでに至ってしまう。その彼らのバイタリティ、パーソナリティは実に羨ましい。