北京の夏
2008年 08月 13日
昨日の女子柔道の谷本選手、素晴らしかったですねー。
2大会連続の金メダルだけでも凄いのに、何と2大会連続オール一本勝ち!
やっぱり柔道の醍醐味は一本勝ちにあります。
「有効」や「効果」「技あり」などのポイント狙いの試合は、どうもチマチマしていて面白くない。それで「指導」で減点されたり、判定で勝敗が決まるのは、邪道とまでは言わないけれど本来の”柔道”からは外れているように思います。
今日の上野選手も一本勝ち!やはり”柔道”はこうでなければ。
サッカー、反町ジャパンは3戦全敗・・・。
せめて引き分けで「勝ち点1」ぐらいは挙げて欲しかったけれど、これが実力なんでしょうね。
なでしこジャパンは準々決勝進出。ガンバレ!
競泳陣は勢いついてます。
例えメダルには届かなくても、自己ベストや日本記録の更新も光りますし、200メートルバタフライでは松田選手が銅メダル!
体操も男女共に健闘です。
ソフトボールも白星発進。
さて、野球はどうかな?
その一方で残念なニュースとしては、マラソンの野口みずき選手が結局は出場辞退になってしまったこと。
そして開会式の行き過ぎた”演出”でしょう。
先ずは、打ちあげられた花火の映像がCG合成だったこと。
テレビというメディアを意識したのでしょうが、かえって開会式のテレビ中継の価値が大きく下がったように思います。
そしてもう一つは、9歳の少女が歌うシーンが口パク、しかも別の7歳の女の子のものだったこと。
・・・・・・バーチャル・アイドルかよ。
外国人選手のは「あれ、柔道のつもりか!?」って憤慨してたんですよ。へっぴり腰でちゃんと組みもせず、柔道着が乱れてもそのほうが袖口や襟を取られないからダラけたまんま。
谷選手も一度でも組めていたら三位決定戦みたいにあっと言う間に勝ったでしょう。
それもあるけど「判定、それも相手への指導マイナス点なんかで勝って嬉しいのか?」って思うんですよ。
日本の選手であんな勝ち方したらむしろ恥でしょう。
どうも採点方式のある競技は昔から日本、不利ですね。
開会式のバーチャルは許します。ユルユル工事で会場の天井や床が抜けなかっただけでもヨシとしましょう。
あとは閉会式まで建物が保つかどうかです。
よく「失敗を恐れるな」とか言いますし、昨今では株やら投資信託やらリスクのある商品も話題にはなっていますが、実際にはやっぱり失敗は明確なマイナス評価になりますし、ハイリターンを夢みつつハイリスクは敬遠しますよね、自分もそうですが(苦笑)。
それにしても今大会の日本柔道、近年稀に見る惨憺たる有様のようで。
まぁ結果は結果として、これを機にベテラン頼みも良いですが(野村選手も復帰するようですが)若手へのシフトを図り、徹底的に鍛え上げるべきでしょうね。
既に今大会で結果を残している有望株がいるのですから。
バーチャル開会式、”公式記録映画”としてなら許しますけれど、TVの生中継としては許せませんね、自分としては。