『Ｘ－ＭＥＮ２』（2003）

なんだかこのブログ、マーベル・コミックのスーパーヒーロー祭になってますが、今日はＸメン！

謎のミュータントによる大統領暗殺未遂事件が発生、人類のミュータントに対する嫌悪や反感、恐怖感は高まってゆく。
元陸軍司令官ストライカーは、囚われのマグニートーからＸメンたちの情報を収集、プロフェッサーＸの能力を使って全世界のミュータント抹殺を画策する。
果たしてプロフェッサーＸらの悲願である人類との平和的共存は実現するのか…？！

大ヒットとなった『Ｘ－メン』のスタッフ、キャストが再結集した第２弾。
上映時間が前作より30分も長くなり、画面も派手でアクション満載！
前作はファンの間ではイマイチという評価だったようだけれど、この作品はかなり好評だったようだ。

でも、前作もそうだったのだけれども、どうも自分には今ひとつ。
登場人物も多くて、誰が誰で、一体どんな能力を持ってるのか分かりづらいというのもあるけれど、芯がぶれちゃってる印象が強い。
要は”主役”不在ということかな。

プロフェッサーＸにしろ、チーム・リーダーで原作では主人公のはずのサイクロプスにしろロクに活躍しないし、ウルヴァリンが目立ちすぎるのもねぇ。
彼は本来、主役に対抗するアウトローの立場で光るキャラだと思うのだけれど。
それに、色んな能力を持った面子が集まってるのが強みのはずのＸメンたちが、策らしい策を弄せず敵陣へ殴りこみというのも芸が無さ過ぎる。
それに対して悪役のはずのマグニートーの方が、Ｘメンたちより格好良いってのもどうよ。
それでも沢山いるキャラクターに対して、あーだこーだ言うのが（言えるのが）このシリーズの魅力なのかも知れないなぁ。