『ドラゴン・キングダム』(2008)
2008年 08月 24日
物語の舞台は現代アメリカ、主人公はアメリカ人のカンフーオタクのボンクラ少年ジェイソン。
ひょんなことから不思議な棒を手にしたところ、ジェイソンは気がつくと古代の中国へとやってきてしまう。いきなりその棒を狙った軍隊に襲われるジェイソンだったが、酔拳の使い手である旅の学者に助けられる。
その学者ルー・ヤンの話によると、その棒は孫悟空の如意棒で、卑劣なジェイド将軍の手によって如意棒を奪われた孫悟空は封印され、国は将軍の圧政に苦しめられているという。元の世界に戻るためにも孫悟空に如意棒を返し、復活させるしかないのだ。
そこへまたしても将軍の部下たちが襲いかかってくるが、将軍を親の仇と付け狙う女剣士スパロウの助けによって難を逃れ、三人は旅に出る。
だが途中で謎の僧侶が現れ、如意棒を奪い取ってしまう・・・!
金集めに苦労したのか、それとも世紀の共演に一枚噛もうとした出資者が多かったのか、映画が始まる前に配給会社を始めとする製作プロダクションのトレードマークが沢山流されるが、この二人の共演作となるとその中に「でんでんでんでん、ぱぱらぱー」で御馴染み(?)ゴールデン・ハーベスト社のものも見たかったなぁ、なんて思ってしまうのは、一頃”香港映画”をちょこっとでも齧っていた者の性でしょうかね(苦笑)。
それはさておきこの映画、正直言ってお話はあんまり面白くないですし、いきなり孫悟空出されてもなかなか設定に付いて行けるもんじゃありません。全体の構成も、どことなく『ネバーエンディング・ストーリー』風。
でもジャッキーとジェットのアクション観てるだけで、大抵の観客は満足でしょう。観客が見たいのは、何といっても両雄の激突なんですから。
その点この映画では、二人ともセルフ・パロディ的なアクションも披露してくれますし、アクション監督がユエン・ウーピンなだけに文句なし。そしてそれぞれが二役演じるサービスも。もっともこの二役、単なるサービスじゃなく、しっかりと伏線にもなってるんですがね。
また主人公を演じたマイケル・アンガラーノも、当初のオタクから、後半は二人のマスターの教えによってそれなりに戦えるようになる成長ぶりを好演。ジェイド将軍のコリン・チョウは、悪辣な将軍としてはイマイチ貫禄に欠ける嫌いはあるものの、白髪魔女のリー・ビンビンはなかなかセクシーな悪女ぶりだし、スパロウのリュウ・イーフェイも可愛い可愛い。チャン・ツィイーに次ぐ国際女優の目もあるかも?
てな訳で、ホントにもうちょっとお話が面白ければなー、というのが残念ではあるけれど、それは次回作に期待しましょう。
鳴り物入りな割りに、結局は大したヒットはしなかったみたいなので続編は難しいかも知れないけれど、両雄の再共演の可能性はまだあるはず。二人が元気なうちに是非やって下さいな。
ところでこの映画のパンフには、石丸博也と池田秀一の対談、なんつー企画が載ってるのですが、それなら何でこの二人による吹替版、作らなかったのかなぁ。DVD化の際には、この二人による吹替版の搭載は決定?
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ここのところ、昼間は凄くあったかいですなぁ{/kaeru_fine/}{/kaeru_fine/} 今週は夜勤週な訳ですが…夜勤で孤独な日中を送るはずだったんですけどねぇ… 月曜日は娘はまだ春休み中だったと思います…あんまり記憶ないけど{/ase/} 火曜日は息子が、高校の入学式だから休み…で在宅。 水曜日は嫁が勤務シフト上の休み…で在宅。 木曜日は娘が、中学の入学式だから休み…で在宅。 今日初めて一人になってます{/face_ase2/} 嫁は関係ないけど…子供らの春休み感はなんだか長いねこ...... more
アジアンカンフーファンタジー映画「ドラゴン・キングダム」 この映画の見どころは、なんといってもジャッキー・チェンとジェット・リーの共演! 私はもともとカンフー映画好きで、ジャッキーの映画を見て育ち、ジェット・リーがリー・リンチェイだった頃を知っている世代なので、ジャッキー・チェンとジェット・リーが共演しているってだけでワクワクします。 ふたりのカンフーシーンは本当にかっこいい。 ワイヤーもちょっとつかっているけれど、あくまでもメインはふたりのカンフーアクション。これをを存分に見せつける演出はす...... more
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私はジャッキー主演の映画ってみーんなこんなレベルの物語が多いし、むしろそれまでのアメリカ土台での彼らが意気消沈してるのが辛かっただけに、この作品でのふたりの水を得た魚のごときオーラが嬉しかったですよ。
いや、仰るとおりネバーエンディングストーリーをオマージュしてるでしょう。でも私は夢オチは大嫌いなんで、そのラストで「あれは空想じゃない、本当のことだった」に涙したんで、この作品もすごく嬉しかった。
しかし、不死身でも不老でないのはつらいかも…?
ジェイソン君以外は出演者は中国人ばっかりだったこの映画ですが、それなら初めっから中国を舞台にすれば良かったんじゃ?と思うのは自分だけでしょうか(苦笑)。
『グリーン・デスティニー』だってハリウッド映画だったんだし。
ラストはどう解釈するかによって、評価も変ってきますよね。
あのまんま爺さんは生き続けていたのか、それともあくまで似たような別人なのか。
彼女に関しては、まぁ他人の空似ということも考えられますが、一応は生まれ変わりだと思いたいですね。
いろいろご不満なところもあるかと思いますが、今回これに関しては突っ込みは野暮!というもんで、夢の競演みれただけで、満足でした。
あのバトルは本物でしたもん。生き生きしてる二人を見ただけで、こっちまで嬉しくなりました。
ジャッキーとジェットのバトルが見れただけで大満足してしまいました~(笑)
お話はちょっと物足りなかったですが、子どもには分かりやすかったので「まぁ~いいか」って感じです。
本作はあまり大ヒットとまではいかなかったのですか?
そうすると、やっぱりもうちょっと物語に工夫が欲しかった気もしますね。
白髪魔女もスパロウも綺麗でしたよね~
これからチャン・ツィイーみたいに活躍するといいですね!
でも、それにプラスアルファを求めてしまうんですよね、どうしても。
”欲”でしょうか(笑)。
映画の興行としては別にコケたということはないみたいですけれど、続編があるかどうかは微妙、というレベルみたいです。
もっともこの作品に関しては続編はいらないなーと思ってますけれど。
次は違った形での共演作を観てみたいものです。
アジアの、特にアクション作に付き合ってくれる人がいないので、
結構こういう作品は当事見逃しが多かったのですが、
まんまゲームになりそうなストーリーでしたが
楽しく観れました。
ラストも爽やかで良かったです♪
二人の対決、見応えありましたね。