『仕事道楽/スタジオジブリの現場』 鈴木敏夫
2008年 08月 27日

ジブリといえば宮崎駿、高畑勲という二枚看板について語られる、スポットが当たるのが常でしたが、最近では「プロデューサー鈴木敏夫」をも取り上げるようになってきているようですね。
日本ではまだ作家、監督を中心に作品を語る傾向が強いですが、プロデューサーという立場の人がいなければ当然映画は作れません。
角川春樹、西崎義展、山本又一朗、徳間康快ら、ワンマン型で注目されているプロデューサーはいましたけれど、それとも違ったタイプの鈴木プロデューサーの存在は、アニメーションのみならず日本映画界でもユニークな存在ではないでしょうか。
また「プロデューサー鈴木敏夫」(それ以前に、雑誌「アニメージュ」編集者としての鈴木敏夫)の目を通して語られる高畑・宮崎像も、なかなか興味深いものがあります。