『バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲』(1997)
2008年 08月 29日

名コンビ誕生か、と思われたバットマンとロビンは序盤からギクシャク。
バットマンってば「スーパーマンが一人でいたがる気持ちがわかる」なんて暴言を吐いちゃうし、新登場の悪女キャラ、ポイズン・アイビィの策略に嵌って、女の取り合いで仲違いしちゃうなんて、ヒーローもただの男とはねぇ…トホホ。
そういやスーパーマンといえば、当初この作品にTVドラマ『新スーパーマン/ロイス&クラーク』に主演していたディーン・ケインが、そのまんまクラーク・ケント役でゲスト出演と言われていたけれど、このセリフはその名残なのかな。
またそれと同様に、ティム・バートンの監督、ニコラス・ケイジの主演で企画されていた『スーパーマン・リボーン』(『スーパーマン・リヴス』のタイトルでも)には、初代バットマンのマイケル・キートンがやはり同じブルース・ウェインの役で出演する、なんて言われていたっけ。
それはさておきその一方で、重病で死の床にある執事のアルフレッドとブルース・ウェイン、あるいはディック・グレイソンとの情感溢れるやりとりもあり、そこへまたアルフレッドの姪バーバラも絡んでの家族ネタも描かれていて、ちょいとホロリとさせられる。
家族ネタといえばMr.フリーズも、重病の妻の命を救うための研究資金が必要で、それで悪事に手を染めたという過去があるという設定で、大スターのシュワちゃんに遠慮したのか、根っからの悪人じゃないんだよん、という卑怯な(?)キャラ。
せっかくターミネーター以来の悪役なんだから、同情される悪役なんかじゃなく、徹底的な悪役を演じさせなきゃつまんないと思うんだケドな。
そしてもう一人の新登場キャラがバットガール。
かように具材は揃えたのに、味付けもそこそこに全部鍋にぶっこんでしまいました~!
という中途半端さが全編を覆っているのがこの映画だって気がしますね。
その最たるものが、いつのまにか3代目となってしまったブルース・ウェイン=バットマンを演じるジョージ・クルーニーかも。
まぁなんだかんだで美味しく食べられることは食べられるんだけど、その後にはなーんにも残らないのが残念。
また残念ながら、シリーズ全てに出演していたアルフレッド役のマイケル・ガフと、ゴードン本部長のパット・ヒングルの二人も、仕切り直しということでお役御免に…。
ちなみにこの作品、ビデオやDVDは『BATMAN & ROBIN/Mr.フリーズの逆襲!!』や『バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲!』やら微妙に違ったタイトルで発売されとります。
いい加減、統一してくんないかなー?





