『バットマン ゴッサム・ナイト』(2008)
2008年 09月 18日
6本の短編アニメーションで構成されたオムニバス・ストーリーで、制作スタジオはSTUDIO4℃、プロダクションI.G、それにマッドハウスの三社。
日本人スタッフが大挙して参加しているという意味でも異色のアニメである。
収録されているのは「俺たちのスゴい話」、「クロスファイア」、「フィールドテスト」、「闇の中で」、「克服できない痛み」、「デッドショット」の6エピソードで、それぞれが独立したストーリー(一部リンクする描写も見受けられるが)。
バットマンの活躍を描いたものもあれば、まだクライムファイターとしての道を模索中だった若き日のブルース・ウェインを描いたものなど様々。キャラクターのデザインも統一されておらず、続けて観ると些か混乱してしまう。
中にはガッチャマンそっくりのバットマン像も見受けられるが、制作のプロダクションI.Gの前身がタツノコプロ関連会社だったから、ではないだろうな。
宣伝では『バットマン・ビギンズ』と『ダークナイト』を繋ぐ作品との紹介があるが、両作品との関連性はそれほど強くはない。
バットマンとゴードン警部補の関係が『~ビギンズ』以降であることを窺わせることと、『ダークナイト』で初登場となるゴードンの部下が出て来ていること、それにマフィアの抗争があることや、スケアクロウが脱獄していることぐらいだが、何れも伏線というほどのものではない。
そういえばワーナー・ブラザースは以前、『マトリックス』の続編『マトリックス・リローデッド』公開前に、やはりオムニバスアニメの『アニマトリックス』を(日本人スタッフも使って)作って関連作だと謳っていたが、それと同じ手法だ。
6エピソード全部観ても76分。
ジャパニメーションの真髄というか様式美を堪能したい向きには一見をお勧めするが、個人的には哲学的な内容のものもあり、退屈してしまった。やはり自分はアニメファンではないのだなと気付かされた次第である。
映画『ダークナイト』の公開に先立って製作された、アニメ作品である。 前作『バットマン・ビギンズ』との間を埋めるエピソードが描かれている。 今回のアニメ版は、すべて日本のアニメーション製作会社が作画を担当している。 第一話。少年たちが、バットマンを「都市伝説的存在」として語る。 4℃カラーが強い作品。 アニメ『バットマン ゴッサムナイト』は6本の短編集から成り立っている。 構成の方法や、アプローチの手法は、『アニマトリックス』を参考にしている。 しかし、その方向性は、『ア...... more
美しいホームページ仕立ての配置になったんですねぇ。
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