『容疑者xの献身』 東野圭吾
2008年 09月 27日
前2作とは違って、こちらはシリーズ初の長編作品だとか。

人付き合いが苦手で風采の上がらない男が、元ホステスである女性に寄せる純愛物、といった内容でした。
この作品、今度映画になるわけですが、どのように映像化しているのか興味が湧いてきました。

『容疑者Xの献身』 東野圭吾 文藝春秋 〜*第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞受賞作品〜【comment】 No,1『探偵ガリレオ』 No,2『予知夢』《湯川&草薙シリーズ》の↑の2作品読んだ後、一刻も早くコチラを読みたかったが文庫本が出ておらず・・・懇意にしている古本屋さんを何軒も何回も訪れたが、状態のいい本が見つからなかった。ついに痺れを切らし・・・買ったぞぉ〜新品を〜〜〜さぁ〜て、これでこの本の由香'sハードルは高くなったぞ。(そ・そ...... more

東野圭吾さんの本は自分でも結構持ってるし、新作が出ればすぐに読んでいるのですが、今回の本は直木賞受賞作ということで、ますます期待して読みました。 実はこの本を読む前に、「純愛小説だ」というような話を聞いていたのですが、純愛ものより普通のミステリーの方が好きな私は一抹の不安がありました。が、そんな心配は全くの無用でした。 純粋なミステリーとしても読めるし、純愛ものとも取れるし、はたまた友情物とも読める見事な作品でした。 ミステリーなので、あまり詳しく書けませんが、途中までは推理ものとしてはごくオーソ...... more

ガリレオシリーズの 3作目で、いままでの 短編とはちがい、 これは長編です。 既に映画化されることが 決定しているようです。 なんだろうなぁ〜これはいままでのシリーズと ちょっと違う種類の推理小説になっています。 まず、事件の根底が化学がらみではないのです。 単なる殺人事件なのですが、湯川学助教授の 同級生だった頭の大変きれる一人の数学教師が からむことによっておこるなんとも言えない事件なのです。 ある意味、もの凄〜〜〜い純愛なのかもしれないのですが、 私的には、どう...... more

運命の数式。命がけの純愛が生んだ犯罪。 これほど深い愛情に、 これまで出会ったことがなかった。 いやそもそも、この世に存在することすら知らなかった。 男がどこまで深く女を愛せるものか。 どれほど大きな犠牲を払えるものか――。 装丁帯より …………………………………………………………………… 「容疑者X」の究極の純愛、 天才が考え出し...... more

{/book/}「容疑者xの献身」東野圭吾 ★★★★ 今年一冊目の本には「このミステリーが凄い!」で堂々の1位を獲得し、他のランキングでもトップを獲得している「容疑者xの献身」を選んでみたのが大正解! 特に東野圭吾のファンということはなくて「白夜行」のみに思い入れが深かったのだけれど、この作品もなかなか素晴らしかった。 天才数学者でありながら高校教師に甘んじる石神の無償の愛が哀しくてならない。そして彼を理解し、対抗できるのは石神の同窓生で物理学者の湯川しかいないというのがいい。刑事の出る間もない...... more

容疑者Xの献身 『探偵ガリレオ』『予知夢』のガリレオシリーズの3作目。 今回は初の長編となっている。 高校教師を務める石神はかつては天才数学者と噂されていた人物。その彼の住むアパートの隣人女性に想いを寄せていたがその女性親子が犯罪を犯してしまう。いち早くその事に気付いた石神は数学者の知識をフルに使い、母子の完璧なアリバイを作りあげ守ろうとする。 この事件の担当となった草薙刑事は母子を容疑者のうちに入れつつも崩れないアリバイの為捜査も進まないでいたが…相談を持ち掛けた湯川は、同じ大学...... more

探偵ガリレオの湯川&草薙コンビが出てきます。 純愛ミステリー、ということでどんな純愛なのかな、と 期待しつつ読みました。う~ん、確かに純愛です。 気の毒なくらい純愛。... more

ズーっと読みたかった本でした。 図書館の順番待ちも300人から・・・ それでも4ヶ月待ちましたが、まだ130番目・・・(~_~;) とうとう 待ちきれず購入・・・ 東野圭吾は 私の好きな作家の一人です。 『白夜行』『秘密』『さまよう刃』『天空の蜂』etc・・・ と感動の作品も多々です。 今回の作品『容疑者Xの献身』は、サスペンスでもあり、純愛でもあり・・・ とても切ないストーリーでした。 あまり書くと読んでない方がこの日記を目にされると良くないので書けませんが、 人は人を ここまで愛することが...... more

容疑者Xの献身/東野 圭吾 ¥1,680 Amazon.co.jp 図書館の予約がなかなかまわってきそうもなかったのですが、会社の先輩が貸してくれました。 評判どおり、とてもおもしろかったです。傑作です。久しぶりに時間も忘れて一気に読みました。 昔は本を読むのが下手... more


著者の東野圭吾は、略歴によると、1958年大阪生まれ、大阪府立大学電気工学科卒業。「放課後」で江戸川乱歩賞、「秘密」で日本推理作家協会賞を受賞、とあります。作家には珍しく、工学系の出身なんですね。そう、ミステリ作家、東野圭吾の代表作?と言われている「秘密」... more

天才物理学者湯川と警視庁の草薙が事件に挑むシリーズ第3弾なのだが、一作目『探偵ガリレオ』や二作目『予知夢』とは趣を異にする深い味わいの一冊である。単独作として読んで問題ない。ミステリーとしては今年のこのミス1位であろう。エンタメ小説としても、かつての多くの直木賞作品を凌ぐ大衆性に富んだ作品である。読むべしである。 さて、湯川の勤める帝都大学の描写になると、何故かかつて大学前の雀荘でバイトしていたことを思い出す評者。その大学とは評者の出身ユニバーシティとはまったく関係のないカレッジ、東京工業大...... more

東野圭吾「ガリレオ」シリーズは、つい先達て単行本が2冊同時に刊行となった。私は『探偵ガリレオ』から『容疑者Xの献身』まで文庫本で揃えているので最新刊は文庫落ちを待つつもりだ。とは云っても、石神の事件の後の湯川や草薙の消息は気になる。ああ、悩ましい。... more

東野圭吾/著 映画版をDVDで見て、とてもよかったので原作を読んでみました。東野圭吾は初めて読みます。 映画では堤真一が演じた数学教師の石神は、原作ではもっと太っていて野暮ったいイメージですが、映画を先に見てしまうとやっぱりイメージは堤さんで読んでしまいます・・・。トリックも頭に入っているので、驚きとか新たな感動というのは薄れてしまっているかもしれませんが、原作を先に読んだとしていても、映画の方はきっと納得できただろうなと感じました。ただ、工藤さんの存在感は映画だと薄くなってしまっているのが残念...... more

容疑者Xの献身文藝春秋このアイテムの詳細を見る 今回は、東野圭吾『容疑者Xの献身』を紹介します。本書は、直木賞の受賞作ということで、結構評価が高いとおもいますが、私は普通に面白いとは思いましたが、そんなに評価が高いと言うことに驚いています。私は、本書よりも白夜行のほうが好きですね。 帯に「これほど深い愛情に、これまで出会ったことがなかった。」とある。私はそのようには理解しなかった。むしろ、ストーカーのように付きまといながら、靖子を見守っているとさえ思える。靖子を見守ることを、「献身」という言葉で表...... more
ないかと思います。
私の中では、石神は伊集院かドランクの塚地だったのですが、
堤真一なので、?????がいっぱい飛んでしまいました!(笑)
ストーリーは、それなりに面白かったですが、
共感はできなかったです。
純愛とはいえ、何をしてもいいとは思えないです。
石神のキャラクターには、容姿・風貌も大事な要素ですよね。堤真一では説得力がなさ過ぎます。
必然的に、映画は全く別物になるでしょうね。
まぁ、今はTVドラマ版を観始めたところなんですが、その段階で既にキャスト・イメージが違いすぎますが・・・。
あれじゃ湯川先生、奇人・変人というより、ただの嫌味なヤツです(爆)。