『悪魔が来りて笛を吹く』(1979)
2008年 11月 18日
「私はこの恐ろしい小説だけは、映画にしたくなかった」という横溝正史のコメントを使ったコピー、それとキービジュアルとなった”フルートを持った悪魔”像のインパクト。当時映画館に貼ってあったこのポスター、怖かったなぁ。
この映画、製作が角川春樹なので、”角川映画”としてみるなら『犬神家の一族』に続く<金田一モノ>ということになる。
ところが『犬神家』の正当な(?)続編は、同じ石坂浩二の主演、市川崑の監督で(角川春樹事務所抜きで)シリーズ化され東宝のドル箱となっているので、こちらは一応シリーズ外作品ということに。
スタッフ、キャストは全く別で、監督は斉藤光正、主役の金田一耕助役には西田敏行を迎え、配給会社も東映に。
お話の方は、宣伝で強調しているほどホラーの要素はない。
山本邦山のテーマ曲も印象的で、演出のテンポも決して悪くはない。
最初のうちこそ「イメージ遠いなぁ」と感じる西田=金田一も、観ているうちに気にならなくなってくる。
ということで、なんだか勿体無い映画だ。きっと原作はもっと面白いのだろうなぁ。





