『ガメラ対大悪獣ギロン』(1969)
2008年 11月 20日

宇宙の彼方の未知の惑星を舞台にしたSF映画、というとスケールが大きそうだが、何のことはない、こじんまりしたセット中心に撮影した低予算映画だ。
大都市破壊のようなスペクタクル・シーンを撮る予算がないものだから、明夫くんの家の近所の空き地(円盤の着陸地点!)のロケ撮影と、テキトーに(?)小物を並べた異星のセットでお茶を濁しただけの話。
倉庫に残っていたギャオスの着ぐるみを引っ張り出してきて色を塗り替えた”宇宙ギャオス”を出したり、ガメラとギロンの対決シーンもオリンピックを模した演出を取り入れたり、と工夫は見られるものの、どうしても寂しい映画になってしまってるのは致し方ない。
まぁ、このチープさが好き、というガメラ・ファンは多いんだろうけれども。
それが手に刺さったガメラは甲羅の中に引っ込めることが出来ず、何とかして手裏剣を抜こうとする痛々しい場面があります。
青というか緑色の血ですけれど、流血シーンがあるのが「ガメラ」の特徴ですね。
「ゴジラ」には殆どないですし、「ウルトラ」シリーズなどは敢えて避けていたようですけれど。
次回作のジャイガーは「大魔獣」ですから、本作の「大悪獣」というのはインパクトありますねぇ(笑)。

この度、拙Blog11月21日の更新、
「ガメラ:昭和(湯浅)版視聴記 2008/11/21」
にて、こちらの「対ギロン」レビューをご紹介させていただきましたので、ご挨拶に参上しました。差し支えなければどうかこれからも、宜しくお願い申し上げます。