『イン・ザ・プール』 奥田英朗
2008年 11月 21日
ストレスから水泳依存症になった男、陰茎強直症(持続勃起症)の男、ストーカーに付きまとわれてるという被害妄想の女、携帯電話依存症の高校生、強迫神経症の男…様々な悩みを抱えた患者が精神科を訪れると、そこに待ち構えていたのは…?表題作の「イン・ザ・プール」をはじめ、「勃ちっ放し」、「コンパニオン」、「フレンズ」、「いてもたっても」の5編を収録した、伊良部総合病院の精神科医・伊良部一郎を主人公(というか、狂言回し)にした短編集。
このトンデモ精神科医の型破りな診断、処方に振り回されているうちに、いつしか患者たちは心の鎧を脱ぎ捨てるようになってゆく、というお話。
最初は自分には縁のなさそうな本だなぁと思っていたのだけれども、何となく気になって手にとったら、あらま、面白いじゃありませんか。
丸々と太った容姿、厚かましい性格…。
海堂尊の『チーム・バチスタの栄光』が発表されたのは、この作品が出版されてから何年か経った後ですが、もしかするとあの”ロジカル・モンスター”にして”火喰い鳥”白鳥のキャラクター造型に際し、参考にしたのかな、なんて思ったほどです(あ、どっちも阿部ちゃんが演じてる)。
こういうキャラが、ある意味で現在の流行なのかなぁ。
私はコチラの本はちょっと苦手だったのですが、続編の『空中ブランコ』は好きでした。強烈キャラの伊良部もいい人に思えたりして(笑)
伊良部は白鳥とかぶりますね~どっちも個性的だけど白鳥の方がまだ好きかな♪
『空中ブランコ』も待機中です!
そちらの方が良かったですか、これはちょっと期待ですね。
伊達に直木賞受賞作品ではないというところでしょうか。
確かシリーズは3作目まで出てるんですよね。
白鳥と伊良部はどっちがいいかというと・・・ムズカシイなぁ。
ただ物語的には白鳥の方が見せ場があってオイシイですよね(笑)。
あのキャラの第一印象はなんせ強烈でしたよ。
近所の本屋で「イチオシ」してたもんでちょっと立ち読み・・・のつもりが、伊良部センセーが小窓から抜けなくなったあたりから笑いが込み上げてアヤシイ人になりそうだったんで、仕方なく買っちゃいました。(^^;
収録作品の中では『勃ちっぱなし』が見事に私のツボ直撃でした。ここは笑っちゃいかんのか?
女性なので具体的にはわからんのですが、想像の世界で考えても相当苦しそうだ。
オダジョーがあの役を演じましたよね。
伊良部先生には、ある意味で癒し系の良さがありますよね。
対する白鳥は、これは意外にも優秀な役人としての顔もあるし。
まぁただの傍若無人の変人ってだけじゃあ、流石に読者も付いてこないか(笑)。
映画も近々見るつもりですが、松尾スズキというのはどうなんだろー?





