これは意外?
2008年 12月 27日
槙原敬之が作詞・作曲してCHEMISTRYに提供した『約束の場所』という歌の中にある「夢は時間を裏切らない/時間も夢を決して裏切らない」という歌詞が、松本零士の描いた『銀河鉄道999』の劇中の台詞「時間は夢を裏切らない、夢も時間を裏切ってはならない」の盗用かどうかが争われた例の裁判だ。
結果は
「それぞれの意味は異なり、引用の事実がなければ説明できないほど酷似しているとはいえない」
ということで盗用を否定。
反対に「引用の可能性を指摘したことが名誉棄損にあたる」として賠償命令が・・・?!
いやー、個人的には松本センセの勝訴は間違いないだろうと思っておりました。
ま、そこまでは行かなくても少なくても優位は動かないだろうなと考えていたので、まさか敗訴とはねぇ・・・。
もう10年ぐらい前から使ってるフレーズなのに。
あ、別に松本センセのファンだから肩を持つってことじゃありませんよ。
西崎義展プロデューサーと争った『宇宙戦艦ヤマト』の著作者裁判の時は、明らかに間違いだと思ってたから。
あれを純粋な”松本零士作品”とは呼べないでしょ?やっぱり(苦笑)。
でも、世の中、説明が足りないために、いろんなところでトラブルになっていますが、この裁判ぐらい、ひとつの文言を突き詰められたらいいのに、って思いました。
この裁判はホントに残念です。
初めからマッキー側も「知らぬ存ぜぬ」で押し通していたなら兎も角、「聞いたことがあるかもしれない」てな具合に曖昧な発言をしていたし。
その時点で「真似になっちゃったかもしれません、ゴメンナサイ」とでも言っておけば、ここまで拗れなかったでしょう。少なくても松本センセは、一言断ってくれればOK、というスタンスだったみたいだし。
また裁判官の判断理由も釈然としません。
ありふれた言葉ならいざ知らず、かなり「特徴的な言葉の組み合わせ」だと思うんですがね・・・。

あの曲より、もっと前からあのフレーズを使っていたわけだし。
マッキーも喧嘩売られたからやり返したみたいになっちゃってるし。
双方共にイメージダウンになってしまいましたね。
やれやれ