『陽気なギャングが地球を回す』 伊坂幸太郎
2008年 12月 31日
「興味はあるけど何から読んだらいいかわかんない」と返信すると、薦められたのがコレ。
で、そのまんま読んだわけで、オレってなんて素直でいいヤツなんだろー(違)。
嘘を見抜く名人、天才的なスリ、演説の達人、秒単位の体内時計を持つ女――の4人組は、これまで数々の銀行強盗を悉く成功させてきた無敵のチーム。しかし今回は、せっかく4千万もの大金を手に入れたものの、逃走中に別の現金輸送車襲撃犯と遭遇し、全部横取りされる羽目に。
彼らは僅かな手掛かりから、自分たちの金を取り戻そうとするのだったが・・・?!
タイトルから、徹底的に「陽性な」お話なのかと思いきや、少々影の部分もあり。ということで想像していたのとはちょっと違ったけれど、コン・ゲームとしてはなかなか面白かったですね。
続編もあるみたいだし、そちらも気になる・・・というか、この人も自作は全部関連付けてる人だったよね、確か。最近そういう作家が増えたなぁ。
ま、せっかく薦められたんだから、これを機に他の作品にも手を伸ばして行こうと思います。
気になるといえば、これの映画化作品も。
なんか原作とは随分違うのでファンには不評だという噂を聞いたんだけど、やっぱり自分の目で確かめないとね。
っつーわけで、オススメ、ありがとさんでした♪
人間嘘発見器、演説名人、天才スリ、そして精確無比な体内時計… 史上最強の強盗4人組大奮戦! 「軽妙洒脱なクライム・コメディその楽しいことといったら!」 ――文芸評論家・池上冬樹 成瀬(リーダー)は嘘を見抜く名人、さらに天才スリ&演説の達人、 紅一点は精確... more
伊坂幸太郎「陽気なギャングが地球を回す」を読了しました〜!伊坂さんの作品を読むのは、「死神の精度」に続き、2作目になります。 確か、このお話は映画化されてましたよね?個性的なタイトルなんで、どんな話なのかずっと気になってたんですよね。 読んでみると、ちょっと変わった特技を持つ銀行強盗4人組のお話でした。もともと、頭脳を使って銀行強盗するというタイプのストーリーは、かなり私好みなので、ワクワクしながら読んだのですが、さすが伊坂さんだけあって、文章はクールでスタイリッシュ。しかも、サクサク読める平易...... more
『陽気なギャングが地球を回す』 伊坂幸太郎 祥伝社文庫【story】嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女―この4人の天才たちは百発百中の銀行強盗のはずが思わぬ誤算が。せっかくの「売上」を、逃走中に、あろうことか同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に横取りされたのだ!奪還に動くや仲間の息子に不穏な影が迫り、そして死体も出現し―【comment】何も申し上げることはござりませぬ〜まるで漫画のような面白いお話でしたぁ〜軽い・楽しい・ちょっぴりスリリング・・・と、いい...... more
{/book/}「陽気なギャングが地球を回す」伊坂幸太郎 伊坂作品は本当に面白い。 4人の天才が組めば銀行強盗なんてお手の物! ウソを見抜く名人・成瀬、若きスリの達人・久遠、口から生まれてきたような演説の達人・響野、秒単位の体内時計を持つ・雪子。まず彼らのキャラクターが抜群に立っている。 コンビネーション抜群の強盗シーンや彼らが知り合うきっかけになった事件も面白い。 前半で張られていた伏線・・・フラッシュの付かないカメラ、中からは開けられない車、警官の制服フェチの男など・・・が全て回収されているの...... more
☆本プロからの移行☆ 好きです~伊坂さん。 犯罪者なんだけど、この底抜けの明るさ。そしてある一定のルールを持って洒落っ気を持って自分達の道を進んでいく爽快さ。好きでした。 成瀬、饗野、久遠、雪子、四人の銀行強盗。彼らとその身内の活躍(?)物語。そ... more
今回は、「陽気なギャングが地球を回す」(著:伊坂幸太郎)を読んでみました。 -----内容----- 嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。 この四人の天才たちは百発百中の銀行強盗だった……はずが、思わぬ誤算が。 せっかくの「売上」を、逃走中に、あろうことか同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に横取りされたのだ! 奪還に動くや、仲間の息子に不穏な影が迫り、そして死体も出現。 映画化で話題のハイテンポな都会派サスペンス! -----感想----- 四人の天才たちとあるように、こ...... more
これ、映画になってるんですね。 さかんに宣伝しておりますな~。5月13日から全国公開 だそうで。それに、これの続刊がでる、という話を聴きまして。 そうだ、これまだ書いてなかったよ~、と思った次第です。... more
伊坂幸太郎さんで「銀行強盗」と言えば、『チルドレン』を思い出しますねぇ。あの話の主人公は人質側でしたけど。(←水無月・Rは、作品発表順に読んでないのです・・・) 今回『陽気なギャングが地球を回す』は、映画化されましたよね、確か。... more
祥伝社より¥660で発売中 <あらすじ> 嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。この四人の天才たちは百発百中の銀行強盗だった……はずが、思わぬ誤算が。せっかくの「売上」を、逃走中に、あろうことか同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に横取..... more
「嘘を見抜く名人」とか「正確な体内時計の持ち主」といった、ちょっと変わった銀行強盗が登場する。 非現実的だが、強盗の話でリアル感だけを追求するとシャレにならない。ニュースとか新聞を見れば、そんな皿..... more
装幀は松昭教。カバー写真はmable8(ALASKAJIRO)。 カバーモデルはWAKAMAN3号。 1996年の第十三回サントリーミステリー大賞最終候補・佳作の原形を 大幅に改変、書き下ろし。噴..... more
他人とは少し違った特殊な技能の持ち主である男女4人組が、銀行強盗を企てたものの、他の銀行の現金輸送車襲撃犯に強奪されてしまった。 天才4人組が、隠されていた裏事情を解明しつつ、奪われた金奪還を企てる長編ミステリー。 ミステリーさながらの高揚感には欠け、現実味が全く感じられない物語だったが、それぞれの個性や持ち味がうまく描かれていて、読んでいて楽しかった。 ラストには、見事に自分がトリックにはまってしまい、そのからくりが判ったときには、とても愉快な気持ちになれた。 後腐れのない読後感が、とても心...... more
陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)伊坂 幸太郎祥伝社 今回は、伊坂幸太郎『陽気なギャングが地球を回す』を紹介します。4人の銀行強盗が銀行を襲ってお金を奪うことに成功したが、同じ逃走中の現金輸送車襲撃犯に襲われたという。その後、4人の現行強盗は奪還しようとするが、どうなるのか。 4人の銀行強盗(主人公たち) 成瀬:リーダーかつウソを見抜く名人 響野:演説の達人 雪子:正確な体内時計を持つ女 久遠:スリの達人 話の展開としてはベタな感じがするけど、スピード感があるということとキャラクターのわ...... more
エクスカリバーさん、今年もたくさんお世話になりました。
いろんなことを教えていただき、ありがとうございました。
来年も何卒、よろしくお願い致します。
TB、ありがとうございました。
私も人から薦められて、伊坂さんの作品を読み始めたのですが、なかなか面白い作品が多いですよ!と言っても、まだ4作品しか読んでないので、えらそうなことは言えないのですが・・・。
とりあえず、この「陽気なギャング~」の続編は、やはり続編らしく同じメンバーが登場して楽しい会話を繰り広げてくれますので、ぜひご一読あれ!
ではでは、本年はお世話になりました。また来年も、映画や読書のことで、交流できるといいですね~♪
映画の方に先に興味を持っていたんですが、そのままになってしまっています(苦笑)。
でもキャストを見ると、小説を読んで自分が抱いたイメージとは随分と違うようですね。
さてどうなんだろう?
『チーム・バチスタ』のDVDは、職場で何人かに貸し出しました。
「面白かった」という人もいれば「話が良くわからない」という人も。
で、その娘には今、原作本を強制貸し出し中です(笑)。
伊坂作品は映像化も随分と行われているようなので、小説と映画、双方から攻めてみようと思ってます。
といっても、他にも観たい映画、読みたい本が沢山あるから、いつになることやら。
今年も色々と教えて下さいね。
そういえば以前、薬師寺涼子の怪奇事件簿「巴里・妖都変」でもTBを頂いたことがありましたね。
これも何かのご縁かと思い、エクスカリバーさんのブログをブックマークさせて頂きました。
本のレビューもたくさんあるようなので、いろいろ見てみたいと思います^^
有難うございます。以後、宜しくお願いします。
早速次に読む作品を準備したんですが、さて読むのはいつになることやら・・・?(苦笑)
結構重苦しい作品も多そうではありますが、全部がリンクしてるとなると読まないわけにはいかないのかなぁ???