『福家警部補の挨拶/オッカムの剃刀』(2009)
2009年 01月 13日
夜、大学の准教授が殺害された。現場は連続強盗事件が起こっていた現場に近く、手口も似通っており、同一犯の仕業と思われた。しかしこれまで殺人は行われていないこと、そして普段はマイカー通勤をしていた准教授がこの日に限ってタクシーを使っていること等々不審な点も見られたことから、本庁から乗り込んできた福家警部補はこれは准教授を狙った計画的殺人だと推理をめぐらしていた。

・・・と思っていたのだが、妙に膨らまされたドラマ版のキャラクターには若干の違和感が。
それはドラマ全体に言えることで、本来ならば1時間枠ぐらいでまとめれば面白くなったものを、無理矢理1時間半枠に水増ししてしまったような感じ。そしてコメディ色を強調し過ぎた演出もマイナスで、原作の持つほのぼのとしたユーモア感がかき消されてしまっているのは残念。
ただ決してつまらないというわけではないので、今回のお話のキーポイントとなっている”オッカムの剃刀”の解説ではないが、余計部分を削ぎ落としてシンプルにすれば、なかなかユニークなドラマになるかと思う。
原作は他にも何作かあるのだから、45分か1時間程度の枠でシリーズ化してみても面白そうだ。

『福家警部補の挨拶〜オッカムの剃刀(かみそり)〜』内容城北大学准教授・池内(池田成志)が、撲殺された。周辺で連続強盗事件が発生していたことから、その仕業と所轄の警察は断定する。が、本庁からやって来た福家警部補(永作博美)は、現場の状態に疑問を感じ始める...... more

遅くなりましたが。 明けましておめでとうございます。 今年もマイペースで行きますので、宜しかったらお付き合い下さい(^^) さて、2009年最初の記事... more

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これはお薦めのA級ポリスサスペンスです。 先日NHKで放送した「福家警部補の挨拶~オッカムの剃刀」を観て 永作さんにはまりました。 どんなドラマでも華を添えるし、「クローズド~」とかでも光る脇役を好演ぎ..... more

昨夜、録画してあった『福家警部補の挨拶 オッカムの剃刀』を見ました。ここ数日であまりよくない評判もチラッと見かけていたので不安だったのですが、けっこう楽しませてもらいました。 原作を読んでいるとどうしても比べたくなってしまいます。福家の印象が違う気が...... more
福家と柳田は面識があること、今井がマンションを又貸ししていたことなど、推理上の重要なポイントを何故か端折ってるのも不満でした。
結論は同じかもしれませんが、これでは途中の過程が随分と違ってしまうはずなんですけど。
あと、永作博美の落語とか小松政夫の電線音頭も、それだけならまぁまぁ楽しめるのかも知れませんが、ドラマの中では決定的に浮いてましたよねー。
勿論こんなシーン、原作にはありません(苦笑)。